SOAtest の設定を構成して、それをチーム全体に反映させることができます。マシン固有のパスなど、必要に応じてこれらの設定を拡張または上書きすることも可能です。このセクションの内容:
組織で Parasoft DTP を使用している場合は、次のワークフローを実装します。
組織で DTP を使用していない場合、1つの SOAtest インストールで構成した設定をエクスポートし、各デスクトップ インストールに手動でインポートできます。サーバー構成の場合、次のコマンドを使用して、ローカルに保存された .properties ファイルを指定します。
-localsettings <path/to/file>
localsettings ファイルを保存する場所と、エクスポートしたファイルに含める設定を指定します。
.properties ファイルの内容をプロジェクトまたは DTP のグローバル設定にコピーします。詳細については DTP のドキュメントを参照してください。
DTP は、マルチキャスト DNS を使ってローカル ネットワークでサービスをブロードキャストします。そのため、使用できる DTP サーバーを SOAtest が自動検出するので、簡単に設定を行うことができます。
|
各デスクトップおよび/またはサーバーの SOAtest インストールを DTP に接続し、SOAtest を自動的に構成するオプションを有効にします。詳細については「DTP への接続」を参照してください。
SOAtest サーバー インストールの場合、次のコマンドを使用して、ローカルに保存された localsettings ファイルを指定します。
-localsettings <path/to/file>
localsettings を手動で設定する方法の詳細については、「ローカル設定の指定」を参照してください。
ローカルに保存された localsettings ファイルがない場合は、コマンドラインで -dtp.autoconfig project_name@servername:port
を指定します。例:
-dtp.autoconfig [email protected]:8080
既に localsettings ファイルがあり、DTP から追加の設定をインポートする場合は、dtp.autoconfig=true
オプションを使用し、接続設定を指定します。例:
dtp.enabled=true dtp.password=password dtp.port=8443 dtp.project=projectname dtp.server=host.domain.com dtp.user=username dtp.autoconfig=true |
共通のプロパティを DTP で定義しつつ、テスト実行ごとにローカル設定ファイルを用意することでそのテスト実行に固有のプロパティを指定できます。
設定の組み合わせを使用したい場合、localsettings ファイルの階層を表現できます。これにより、たとえば、DTP に保存されている主要なプロジェクト設定、特定のマシンに関連付けられたテスト固有の設定、および特定の解析セットのカスタム設定を利用できます。
コマンドラインで -dtp.autoconfig
と -localsettings
の両方を使用します。例:
-dtp.autoconfig [email protected]:8080 -localsettings machine_override_properties -localsettings project_override_properties |
最も一般的な設定を最初にリストし、最も具体的な設定を最後にリストしてください。設定は指定された順序で処理されます。別のグループで設定が重複していると、そのたびに設定が上書きされます。
この推奨されるプロセスに従っている場合、チーム全体の設定を DTP で変更すると、接続しているすべてのマシンに変更が自動的に適用されます。
ローカルで変更した設定を上書きしたくない場合などに、自動変更を無効にするには 、DTP の設定で上書きしたくない設定ページの [DTP の設定を使用] オプションを無効にします。
UI では以下のオプションを設定できます。
Parasoft (ルート レベル) | 全般的な設定とオプション ファイルへのエクスポートの設定を行います。
|
---|---|
作成者 | 自動検出されたチーム メンバーのユーザー名を異なるユーザー名および/またはE-mail アドレスにマップします。タスクの割り当てとコード作成者の設定 を参照。 |
コード レビュー | 準備、通知、コード レビュー プロセスの追跡を自動化するための設定を指定します。コード レビュー を参照。 |
コンフィギュレーション | [Parasoft] メニューの [テスト履歴] に表示するテスト コンフィギュレーションの数を指定します。ユーザー定義ルールを保存/検索するディレクトリを指定します。ユーザー定義テスト コンフィギュレーション とルールを保存/検索するディレクトリを指定します。
|
コンソール | [コンソール] ビューの設定を指定します。
|
Continuous Testing Platform | Continuous Testing Platform (CTP) への接続を設定します。 Continuous Testing Platform を参照。 詳細については Parasoft 担当者にご連絡ください。 |
DTP | DTP への接続を構成します。 DTP への接続 を参照。 |
ディクショナリ | 言語ディクショナリを設定します。 |
レポートの通知とテクニカル サポートへのアーカイブ送付に使用する電子メール情報を設定します。 電子メールの設定 を参照。 | |
グローバル データ ソース | datasources.properties ファイルを保存する場所を指定します。「テスト スイート、プロジェクト、またはグローバル レベルでのデータ ソースの追加」を参照。 |
課題トラッキング タグ | Bugzilla などの課題/フィーチャー/欠陥トラッキング システムの課題とテスト ケースを関連付けるために使用するカスタム タグを指定します。 「欠陥/課題のカスタム タグの使用」を参照。 |
JDBC ドライバー | JDBC ドライバー (テスト のパラメータライズに使用されるデータベースに接続するために必要なドライバー) を指定できます。 |
ライセンス | ライセンス設定を指定します。 ライセンス を参照。 |
MIME タイプ | 認識される MIME タイプを指定します。 |
その他 | 以下の設定を指定できます:
|
プロキシ | カスタム プロキシ設定を指定します。IDE のプロキシ設定 ( [全般] > [ネットワーク] ) がデフォルトで使用されます。 |
品質タスク | [品質タスク] ビューでのタスクの表示方法に関連する全般的なオプションを指定します。 |
レポート | レポートの内容とフォーマットを指定します。 |
スキャニング | デフォルトのユーザー エージェント、FTP ログ、およびスクリプト拡張機能を指定します。 |
スコープと作成者 | コードの作成者の計算方法と、さまざまなチーム メンバーへのタスクの割り当て方法を指定します。 |
スクリプト | スクリプトを使用した拡張機能の基礎 を参照。 |
セキュリティ | HTTPS でデプロイされたサービスの使用 |
サーバー | SOAtest サーバーの起動およびポートの設定を指定します。SOAtest/Virtualize Server WAR ファイルのデプロイ を参照。 |
SOA レジストリ | 「Software AG webMethods と SOAtest の使用」および「Oracle/BEA と SOAtest の使用」を参照してください。 |
SOAP | デフォルトの SOAP 設定を指定します。 |
ソース管理 | Parasoft Test がソース管理リポジトリに接続する方法を指定します。 |
システム プロパティ | クラスパスに追加する JAR およびクラス フォルダーを指定します。 |
テクニカル サポート | サポート アーカイブを準備して Parasoft サポート チームに送信するためのオプションを指定します。 |
UDDI | UDDI 検索エンドポイントを指定します。 |
WSDL の設定 | WSDL の履歴を設定/リセットできます。 |
XML 変換 | XML 変換用のデータ モデル ディレクトリを指定します。 |
XML スキーマ履歴 | XML スキーマの履歴を設定/リセットできます。 |
XML スキーマ ロケーション | XML スキーマの名前空間を設定/リセットできます。 |
次の変数を設定に使用できます。セッション タグの値にコロン (:) を含めることはできません。変数の詳細については「ローカル設定の指定」を参照してください。
[設定] ウィンドウには、変数の入力を補助する機能が用意されています。フィールドに「$」を入力すると、利用できる変数の一覧が表示されます。例: |
env_var | この変数は、環境変数の値を指定します。システム環境変数の値を出力するには、閉じ中括弧の前に、コロンそしてシステム環境変数名を記述します。使用方法:
|
---|---|
project_name | テスト対象プロジェクトの名前を出力します。複数のプロジェクトが入力として渡される場合、テストされるプロジェクトの名前が出力され、その後に省略記号 (...) が続きます。使用方法:
|
general_project | 結果がリンクされる全般的な DTP プロジェクトの名前を出力します。DTP に接続されている場合にのみ適用されます。使用方法:
|
workspace_name | ワークスペース名または Visual Studio のソリューション名を出力します。使用方法:
|
config_name | 実行されるテスト コンフィギュレーションの名前を出力します。レポートとメールの設定にのみ適用されます。使用方法:
|
analysis_type | 有効な解析タイプのカンマ区切りリストを出力します (例: Static, Execution)。レポートとメールの設定にのみ適用されます。使用方法:
|
tool_name | ツール名を出力します。使用方法:
|
システム ユーザー名を使用せずに別の名前を使用したい場合 (たとえば自動プロセスに製品を統合していて、デフォルトのシステム ユーザー名にタスクを割り当てたくない場合)、以下の操作を行います。
Java 仮想マシンに -Duser.name=<username> スイッチを提供します。
この設定は、[設定] ダイアログの先頭で [ユーザー名] の設定を変更するのと同等です。