このセクションでは、リモート Virtualize サーバーの操作方法について説明します。

セクションの内容:

ローカル Virtualize サーバー対リモート Virtualize サーバーの概要については、「専用 ( リモート) Virtualize サーバー対ローカル Virtualize サーバー」を参照してください。

この機能は、同じバージョンの Parasoft Virtualize が Virtualize デスクトップとリモート Virtualize サーバーの両方で利用可能であることを想定しています。サブマイナー バージョンの差 (サービスパックなど) は相互運用性に影響しません。

サーバーの起動と停止

専用 Virtualize サーバーを使用するには、指定のサーバー マシンからサーバー モードで Virtualize を起動します。そして、チームが使用するさまざまな Virtualize インストールから通信します。

サーバーの起動

専用 Virtualize サーバーを設定します。

  1. 専用 Virtualize サーバーとして使用したいマシン上に Virtualize サーバーをインストールします。
  2. 同じマシン上で、次のようなコマンドを使用して Virtualize を Virtualize サーバー モードで起動します。 

    "virtualizecli -startServer -data <workspace_dir> -localsettings
    <localsettings_file>" file
     

次のコマンドライン オプションを virtualizecli で使用できます。

この方法で Virtualize を起動するときは、[起動時にライセンスを無効にし、アイドル時に自動的に開放する] オプション ([Parasoft] メニュー > [設定] > [Parasoft] > [ライセンス]) が無効である必要があります。そうでない場合、別の Virtualize インストールの GUI からこのサーバーを追加できません。

Virtualize サーバーは URL が http://localhost:9080/axis2/services/StubService?wsdl である Web サービスによって制御されます。サービスの操作についての詳細は、「Web サービス インターフェイスによる Virtualize サーバーの管理」を参照してください。

サーバーの停止

専用 Virtualize サーバーを停止するには、次の操作を行います。

Parasoft Virtualize デスクトップからリモート Virtualize サーバーへ連携

仮想アセットの参照や追加のために、デスクトップ Virtualize インストールがリモート Virtualize サーバーと連携するように構成するには、次の操作を行います。 

  1. デスクトップ Virtualize インストールの [Virtualize サーバー] ビュー ([ウィンドウ] メニュー > [ビューの表示] > [Virtualize サーバー]) を開きます。
  2. 次のいずれかの操作を行います。
    • [Server] ノードを右クリックし、[サーバーの追加] を選択します。


    • [Server] ノードを選択し、 [サーバーの追加] ボタンをクリックします。

       
       
  3. ウィザードが開くので、サーバーのホスト名、表示名 (Virtualize サーバー ツリーに表示される名前)、プロトコル、ポートを指定します。

[OK] をクリックすると [Server] 一覧にサーバーが追加され、このサーバー上で動く仮想アセットの追加や設定ができるようになります。
 

仮想アセットのデプロイ

仮想アセットをリモート Virtualize サーバーにデプロイする方法については、「ローカルおよびリモートのデプロイ オプション」を参照してください。

仮想アセットがリモート Virtualize サーバーにデプロイされるとき、.pva ファイルは、リモート Virtualize サーバーが使用するワークスペースの VirtualAssets プロジェクトに書き込まれます。

リモート サーバーとローカル マシン間でのファイル転送

各リモート サーバーは、リモート Virtualize サーバーとローカル マシン間で簡単にファイルを転送できる [ワークスペース ファイル] フォルダーを提供します。たとえば、次のような用途で使用できます。

ローカルの VirtualAssets プロジェクトにあるファイルはこのフォルダーで同期されます。次のことが実行できます。


サーバー統計の収集

組織がこのサーバーのアセット利用統計をモニターしたい場合、統計を集めるようにサーバーを設定できます。集められた統計は、Virtualize または CTP のインターフェイスから参照できます。 

サーバーの統計収集は、次の目的に役立ちます。

統計収集の有効化

サーバーの統計収集の参照および変更をするには、次の操作を行います。

  1. GUI モードで Virtualize サーバーを起動します。
  2. GUI で、可視性を求めるサーバーのコンフィギュレーション パネルを開きます ([Virtualize サーバー] ビューで対象ノードをダブルクリックします)。
  3. [サーバー構成] タブで、利用可能なオプションを確認および変更します。
    • 統計収集サービスの有効化: 対象サーバーの統計収集を有効化/無効化します。デフォルトでは有効になっています。
    • 統計プロバイダー: 統計サービスが使用するプロバイダーを指定します。デフォルトでは、 ActiveMQ ベースのビルトイン プロバイダーが使用されます。別のプロバイダーを使用するには、一覧から利用可能なオプションを選択し、設定を入力します。
    • ポート: デフォルトのサービスのポート番号は 9618 です。このポートが使用中の場合、利用可能な別のポート番号が自動的に割り当てられます。起動時に JVM 引き数で次のプロパティを指定してポートを設定することもできます。 

      parasoft.server.statistics.broker.port=<port>

    • 収集期間: 統計に基づく使用量メッセージが集約され、レポートされる頻度 (秒単位) を決定します。

サーバー統計の確認

Virtualize でサーバー統計の概要を参照するには、 Virtualize サーバーのコンフィギュレーション パネルを開き、[モニター] タブで統計を参照します。
 



" 認識不能" は、Virtualize サーバーが受け取ったが、仮想アセットまたは HTTP プロキシのリスニング パスに一致しないメッセージを指します。

"一致しない" は、仮想アセットに一致するが、レスポンダー応答条件に一致しないリクエスト メッセージを指します。一致しないヒットは、リクエストのソース IP/ホストおよびこのリクエストを送ろうとした最初の仮想アセットに従ってグループ化されます。

さらに詳しい情報は、 CTP で確認できます。

API を通じて Virtualize サーバーに接続する

Virtualize API と連携することで、Virtualize サーバーと連携するカスタム アプリケーションを書くことができます。詳細については、「Web サービス インターフェイスによる Virtualize サーバーの管理」を参照してください。