このセクションでは、SOAtest のさまざまなテスト作成ウィザードを使用してプロジェクト、.tst ファイル、およびテスト スイートを作成する方法の概要を説明します。

このセクションの内容:


プロジェクト、.tst ファイル、テスト スイートの追加に利用できるさまざまなウィザードの説明については、「プロジェクト、.tst ファイル、テストの作成用ウィザード」を参照してください。

プロジェクト、.tstファイル、テスト スイート

プロジェクト (Eclipse によって作成されるエンティティ) は、SOAtest 固有の .tst ファイルを任意の数だけ含むことができます。また、SOAtest で解析するソース ファイルのほか、ユーザーの環境に適したリソースも含むことができます。 

各 .tst ファイルには、任意の数のテスト スイート/シナリオ、ツール、および入力を含めることができます。その編成と構造はユーザーの自由です。ファイル サイズを小さく抑えて保守性を向上させるために、1 件のテスト要件につき 1 つの .tst ファイルを使用することを推奨します。 

プロジェクト、テスト ファイル、ワークスペースに関するベスト プラクティスについては、「ワークスペース、プロジェクト、およびテスト ファイル」を参照してください。

テスト スイートとシナリオ

テスト スイートは、個別に実行可能なテストの集合であり、テスト スイートのコンフィギュレーション パネルでは、以下を設定できます。



一方、シナリオは依存関係があるため個別には実行できないテストの集合です。シナリオの一例は、一連の API テストが 1 つのテストのレスポンスから値を抽出し、後続のテスト メッセージの一部としてその値を使用する場合です。別の例は、ブラウザーから記録された一連の Web シナリオです。

空のプロジェクトの作成

  1. [新規] ドロップダウン メニューを開き、[プロジェクト] をクリックします。



  2. [SOAtest] > [空のプロジェクト] を選択し、[次へ] をクリックします。
  3. プロジェクトの名前を入力し、必要に応じて保存先を変更します。
  4. [終了] をクリックします。

既存プロジェクトへ新規 .tst ファイルを追加

テスト要件ごとに 1 つのテスト (.tst ファイル) を作成することを推奨します。 

  1. プロジェクト ノードを右クリックし、ショートカット メニューの [新規追加] > [テスト (tst) ファイル] をクリックします。

    メイン メニューの [ファイル] > [新規] > [テスト (tst) ファイル] をクリックします。
  2. テスト要件ごとに 1 つのテスト (.tst ファイル) を作成することを推奨します。
  3. ウィザードで [次へ] をクリックし、作成するテストのタイプと、どのように作成するかを指定します。利用可能なテスト作成ウィザードの選択や入力項目については、「プロジェクト、.tst ファイル、テストの作成用ウィザード」を参照してください。

新規テスト スイートの追加

テスト ケース エクスプローラーで、テスト スイートを追加する既存のテスト スイートのノードを選択し、ツールバーの [テスト スイートの追加] ボタンをクリックします。


または、テスト ケース エクスプローラーでノードを右クリックし、[新規追加] > [テスト スイート] をクリックします。


利用可能なテスト作成ウィザードの選択や入力項目については、「プロジェクト、.tst ファイル、テストの作成用ウィザード」を参照してください。

プロジェクト ファイルの整理

プロジェクト内にフォルダー構造を作成して、プロジェクト ファイルを整理することができます。 

  1. ナビゲーター ビューがまだ開いていない場合は、メイン メニューから [ウィンドウ] > [ビューの表示] > [ナビゲーター] を選択します。 
     
  2. ビュー内の任意のノードを右クリックして [追加] > [新規] > [フォルダー] を選択します。
     
  3. 新しいフォルダーの場所が正しいことを確認し、[フォルダー名] フィールドに名前を指定します。別のプロジェクトまたはサブ フォルダーをクリックして、場所を変更できます。また、親フォルダー フィールドにパスを指定して、サブ フォルダーをプロジェクトに手動で追加することもできます。
  4. ファイルとフォルダーを新しいフォルダーにドラッグします。

必要に応じてフォルダーを追加して、ファイルを整理します。 

SOAtest での Eclipse Java プロジェクトの使用

新規 SOAtest Java プロジェクトの作成

SOAtest  に SOAtest の拡張 API にアクセスできる新しい Eclipse Java プロジェクトを作成します。そして、その新しい Java プロジェクトからクラスを呼び出すように SOAtest スクリプトおよび Extension ツールを構成します。

新しい SOAtest Java プロジェクトを作成するには、次の操作を行います。

  1. [ファイル] > [新規] > [プロジェクト] を選択します。
  2. [SOAtest] > [カスタム開発] > [SOAtest Java プロジェクト] を選択し、 [次へ] をクリックします。
  3. ウィザードに情報を入力します。入力項目は Eclipse の Java Project ウィザードと同じです。
  4. [終了] をクリックします。

新しい Java プロジェクトは Eclipse Java 開発パースペクティブの [Package Explorer] ビューに表示されます。プロジェクトのビルド パスは SOAtest の 拡張 API を使用するために自動的に Jar ファイルを追加します。  プロジェクトに追加された Java クラスは SOAtest テスト スイート で Extension ツールにアクセスされます。実施方法の例については、スクリプトを使用した拡張機能の基礎 の「Java の例」を参照してください 。

既存の Java プロジェクトの使用

ワークスペースから既存の Java プロジェクトを使用するには、次のようにまず Java プロジェクトを SOAtest のクラスパスに追加する必要があります。

  1. [Parasoft] > [設定] を選択します。
  2. [Parasoft] > [システム プロパティ] ページを開きます。
  3. [Java プロジェクトの追加] ボタンをクリックし、適切なプロジェクトを選択します。

選択した Java Project のビルド出力フォルダーおよびビルド パス エントリがクラスパス テーブルに追加されます。

[自動的にクラスをリロード] オプションがオンの場合、 SOAtest は、修正後または再コンパイル後に、Eclipse プロジェクトからクラスのリロードを試みます。また [リロード] ボタンは SOAtest にクラス パス エントリからのリロードを強制するためにも使用できます。