サーバーの更新や移行など、環境の変更の前にアプリケーションをバックアップするのは一般的なベスト プラクティスです。DTP または DTP Enterprise Pack をアップグレードする前に DTP 関連のデータをバックアップすることも検討する必要があります。Parasoft のアップグレード プロセスの一部として DTP Enterprise Pack をバックアップしている場合、「状況ごとのアップグレード方法」のセクションを参照してください。

バックアップ アーカイブの作成 

  1. コマンド プロンプトを開き、DTP Enterprise Pack のインストール ディレクトリに移動します。
  2. 次のコマンドを実行して DTP Enterprise Pack のプロセスを停止します。

    dtpservices.bat stop

  3. 次のコマンドを実行してバックアップ アーカイブを作成します。

    dtpservices.bat backup --target <dir> --output <dir>
     
    --target およ --output 引数の使用は任意です。

    バックアップしたいディレクトリを --target 引数で指定します。指定しない場合、現行ディレクトリの親とその子がバックアップされます。

    バックアップ先のディレクトリを --output 引数で指定します。指定しない場合、バックアップ アーカイブは現行ディレクトリの親に置かれます。

以下のファイルとディレクトリがバックアップされます。

Common、Components、Examples、Parameters、および Sample Widgets ビルトイン ディレクトリのファイルがバックアップされます。ただし、これらのディレクトリにある JSON ファイルはアップグレード時に復元されません。

バックアップ アーカイブの復元

DTP Enterprise Pack には、Extension Designer、Policy Center、および Enterprise Pack データベースの管理タスクを実行できるスクリプトが同梱されています。スクリプトにはバックアップ アーカイブを復元するプロセスが含まれています。

  1. 次のコマンドを実行して DTP Enterprise Pack のプロセスを停止します。

    dtpservices.bat stop
     
  2. 次のコマンドを実行してバックアップ アーカイブを復元します。

    dtpservices.bat restore --src <your-backup-file.zip> --target <dir>

    --src 引数は必須であり、復元したいアーカイブを指定します。

    --target 引数の使用は任意であり、アーカイブを復元したいディレクトリを指定します。指定しない場合、アーカイブは現行ディレクトリに復元されます。