Code Composer Studio v3.x プロジェクトをテストするためのコンフィギュレーションは、典型的なプロジェクト構成を処理できるように構成されています。しかし、実行時テストを有効にするには、プロジェクト コンフィギュレーションの変更が必要になる場合もあります。通常、以下のような変更を行います。

Code Composer 環境でのテストを容易にするために、簡単な接続用プログラムが用意されています。このプログラムは、ターゲットまたはシミュレーターへのテスト バイナリの配布および実行に役立ちます。プログラムのファイル名は CCSconnector.exe であり、次のパラメーターを受け取ります。

 

オプション

説明

--help

CCSconnector.printHelp bool
ヘルプを表示して終了

--te=string

CCSconnector.testExecutable string
必須オプション。ホスト マシン上のターゲット実行可能ファイルへのパスを指定します

--bd=string

CCSconnector.board string
テスト実行可能ファイルの実行に使用するボード名を指定。
指定されない場合は、最初に見つかったボードが使用されます。

--fc

CCSconnector.forceConnection bool
ターゲット ボードが接続されていない場合に接続を確立します。

多くの場合、テスト実行可能ファイルの実行に使用するボード名を指定する必要があります。ターゲット ボード名は、"Setup Code Composer Studio" TI ユーティリティに表示される名前を指定します。

CCSconnector ユーティリティを開始すると、すでに起動している Code Composer Studio のインスタンスに接続されるか、新しい Code Composer Studio のインスタンスが起動します。起動中の Code Composer Studio にユーザー独自の設定がある場合、--fc フラグを使用すると、接続の確立が要求されることによって、設定が失われる可能性があることに注意してください。このため、専用の Code Composer のインスタンスを起動する自動テスト セッションでだけ、--fc フラグを使用することを推奨します。

単体テスト

Code Composer Studio v3.x プロジェクトが正常にインポートされたら、次の操作を行い、テスト コンフィギュレーションを開発環境に合わせてカスタマイズします。

  1. [ビルトイン] > [Embedded Systems] > [Texas Instruments] > [Run TI CCS 3.x Tests] テスト コンフィギュレーションを複製します。  
  2. 複製されたテスト コンフィギュレーションの [実行] > [全般] タブを開きます。  
  3. [実行の詳細] エリアで、テストで使用するターゲット名に変更します。  

カスタマイズが完了したら、コンフィギュレーションを使用してテスト ケースを実行できます。

テスト ケースのデバッグ

C++test は、この環境での直接的なテスト ケース デバッグをサポートしていません。標準の実行モジュール デバッグ手段を使用してください。

アプリケーション検証

Code Composer Studio v3.x プロジェクトが正常にインポートされたら、次の操作を行い、テスト コンフィギュレーションを開発環境に合わせてカスタマイズします。

  1. [ビルトイン] > [Embedded Systems] > [Texas Instruments] > [ Run TI CCS 3.x Application with Memory Monitoring] テスト コンフィギュレーションを複製します。  
  2. 複製されたテスト コンフィギュレーションの [実行] > [全般] タブを開きます。  
  3. [実行の詳細] エリアで、テストで使用するターゲット名に変更します。  

カスタマイズが完了したら、コンフィギュレーションを使用してアプリケーション メモリのエラー チェックを実行できます。