C++test では、デバッガーを使ってテスト ケースをステップ実行し、コードの内部の状態を詳しく検証できます。たとえば、どのように C++test が予想外の出力を取得したのか、なぜテスト ケースが失敗したのかを詳しく知りたい場合などにテスト ケースをデバッグします。このとき、ユーザーが自分でコードにブレークポイントをセットする必要はありません。ユーザーが選択したテスト ケース関数の先頭に C++test が自動的にブレーク ポイントをセットします。テストのデバッグは、コンパイラのデバッガーを使って実行することも、Eclipse IDE から直接デバッグすることも可能です。このセクションの内容 :
C++test は、次のデバッガーを使って 2 種類のモードでテスト ケースのデバッグをサポートします。
開発環境によって、どのモードのテスト ケース デバッグを選択するべきかが決まります。Visual Studio IDE を使用する場合、Visual Studio の内部デバッガーを選択できるはずです (詳細については、C++test Visual Studio 版のドキュメントを参照してください)。開発環境が Eclipse IDE での直接デバッグをサポートする場合、テスト コンフィギュレーションで Eclipse の内部デバッガーを選択できるはずです。開発環境が Eclipse 内でのデバッグをサポートしていない場合も、テスト ケースのデバッグ用の外部デバッガーを構成できます。
ネイティブ開発の場合、C++test は次のデバッガーをサポートします。
組込み開発の場合、C++test は次のデバッガーをサポートします。
C++test は、2 種類のモードでのテスト ケース デバッグに対応して設定できます。
Eclipse IDE でのデバッグを有効にするには、次の操作を行います。
IDE の内部デバッガー モードの場合、C++test は選択された Eclipse デバッグ構成を使って、テスト用実行モジュールの実行と IDE でのデバッグ モードへの切り替えを自動化します。詳細については 「内部デバッガー モードでのデバッグ」を参照してください。
外部デバッガーを使ったデバッグを有効にするには、次の操作を行います。
外部デバッガー モードの場合、開発環境によっては、さらに設定が必要なことがあります。詳細については 「外部デバッガーを使ったデバッグ」を参照してください。
既存の Eclipse デバッグ構成を使ってテスト ケースをデバッグできます。動作する Eclipse デバッグ構成がない場合、まずデバッグ構成を用意する必要があります。Eclipse デバッグ構成の設定の詳細については、使用している開発環境のドキュメントを参照してください。
C++test のテスト コンフィギュレーションで指定する前に、Eclipse デバッグ構成を使ってオリジナル プロジェクト コードをデバッグできるかどうか検証することを推奨します。
Standard Create Process ランチャーの使用(standard CDT/Native development) デバッグ構成の場合、デバッガーを選択することができるので、Standard Create Process ランチャーの使用を推奨します。デフォルトの Eclipse ランチャー (GDB DSF) の Create Process ランチャーではデバッガーを選択できません。Standard Create Process ランチャーを選択するには、[ウィンドウ] メニューの [設定] をクリックし、[設定] ダイアログで [実行/デバッグ] > [起動中] > [デフォルト ランチャー] をクリックします。 |
C++test は以下のコマンドラインを使ってデフォルト デバッガーを起動します。
GNU GCC/Windows: cmd.exe /C gdb -x %s
GNU GCC/Linux: LC_ALL=C /usr/X11R6/bin/xterm -e gdb -x %s &
testrunner.debuggerCommandLine <COMMAND_LINE>.
例:
testrunner.debuggerCommandLine /usr/X11R6/bin/xterm -e
xxgdb -x %s & testrunner.debuggerCommandLine ddd -x %s &
C++test は、開発環境の特定の機能に基づいて、組込み開発環境でのテスト デバッグをサポートします。詳細については 「テスト ケースのデバッグ 」 を参照してください。
このセクションでは、ネイティブ開発環境でテストをデバッグする方法について説明します。組込み環境でテストをデバッグする方法については 「テスト ケースのデバッグ 」 を参照してください。
使用しているコンパイラのデバッガーを使ってテストを実行するには、次の操作を行います。
プロジェクト エクスプローラーでテスト ケース関数を選択します (CDT 4.x+ Managed C/C++ プロジェクトの場合、この操作はできません) 。
ビルトインまたはカスタムの Debug Unit Tests テスト コンフィギュレーションを実行します。たとえば、テスト対象を右クリックし、ショートカット メニューショートカット メニューの [Parasoft] からテスト コンフィギュレーションを選択して実行します。適切なデバッガーが起動し、選択した各テスト ケース関数の先頭でブレークポイントが自動的に設定されます。
Microsoft Visual Studio でのデバッグ デバッガー環境として Microsoft Visual Studio 6 を使用する場合、Visual Studio GUI を開いた後に次の操作を行います。
Microsoft Visual Studio 2003 サービス パック 1 をデバッガー環境として使用する場合、Visual Studio GUI を開いた後に次の操作を行います。
他のバージョンの Microsoft Visual Studio の場合、余分な操作は必要ありません。
標準のデバッガー機能を使ってテスト ケースをステップ実行します。
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デバッグ構成の場合、デバッガーを選択することができるので、Standard Create Process ランチャーの使用を推奨します。この設定を行うには、[ウィンドウ] メニューの [設定] をクリックし、[設定] ダイアログで [実行/デバッグ] > [起動中] > [デフォルト ランチャー] をクリックします。デフォルトの Eclipse ランチャー (GDB DSF) の Create Process ランチャーでは、デバッガーを選択することはできません。 |