テストの実行中、C++test はテスト コンフィギュレーションで定義された条件に基づいて、生成さ れたテストとユーザー定義テストを実行します ( または実行時のカバレッジ監視が有効な状態でアプ リケーションを実行します)
[ 実行] タブ共通
メモリ エラー チェック 実行時エラー検出を有効にしてメモリ関連の問題を検出するかど うかを指定します。アセンブリ コード カバレッジ アセンブリ カバレッジ情報を追跡するかどうかを指定します。「アセンブリ コード カバレッジ」を参照してください。
C/C++ コード カバレッジ メトリクス 計測するカバレッジの種類を指定し ます。[ 行ヒット カウント] は、行ヒットの数を計測するかどうかを指定し ます。カバレッジ メトリクスの種類の詳細については、「カバレッジの種類」を参照してください。
オプション | 説明 |
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カバレッジ インストゥルメ ント> サイズの最適化 | できる限り少ない RAM を使用するよう、メトリクス データを格 納するためにカバレッジ インストゥルメントによって使用される メモリ バッファーが最適化されます。このオプションは、メモリ が限られる組込みデバイスに適しています。 |
カバレッジインストゥルメン ト> スピードの最適化 | 実行時のオーバーヘッドが最小になるよう、メトリクス データを 格納するためにコード カバレッジ インストゥルメントによって 使用されるメモリ バッファーが最適化されます。このオプション は、実行時オーバーヘッドの増加に弱いアプリケーションでカバ レッジを計測するのに適しています。 |
データ一貫性チェックを有効 化する | カバレッジ バッファーの破損を検出するアルゴリズムを有効にし ます。テスト対象アプリケーションの欠陥のある動作によってカ バレッジ バッファーの破損が起こる可能性が高い場合はこのオプ ションを有効にしてください。なお、このオプションを有効にす ると、実行時オーバーヘッドが増加します。 |
カバレッジ メモリ バッ ファーの初期化を有効化する | コードのカバレッジ インストゥルメントによって使用されるメモ リ バッファーを初期化します。プログラムが実行する前に、コン パイラがグローバル変数と静的変数を 0 に初期化しない場合、こ のオプションを有効にするべきです ( 変数の初期化は ISO C 規 格によって要求されています)。[ サイズの最適化] と [ データ の一貫性チェックを有効化する] が同時に有効である場合、この オプションは自動的に有効になり、ユーザーが無効にすることは できません。 |
列挙データの自動生成を有効化: 列挙型関連 API マクロが必要とする列挙型データを収集するかどうかを指定します (詳細については「列挙値の扱い」を参照)。
テストを実行するように設定されたテスト コンフィギュレーションを実行すると、一連のアク ションが実行されます。そして通常、C++test GUI に単体テストの結果がロードされます。この アクションはテスト実行フロー ファイルで定義されています。テスト実行フロー ファイルは XML 形式のファイルであり、テスト コンフィギュレーションの一部として保存されます。そのた め、チーム メンバー間で共有することができます。 C++test には、ホスト ベースのテストに特化したデフォルトの実行フローが用意されています。 ユーザーは、独自のテスト実行フローを定義することができます。ユーザー定義のテスト実行フ ローには、C++test の内部アクションを含めることができるほか、オペレーティング システムで プロセスとして起動される外部ユーティリティも含めることができます。デフォルトのテスト実 行フローは、次の方法で変更できます。
ユーザー定義のテスト実行フローを定義するには、次の操作を行います。
既存のテスト実行フローを利用するには、[ 利用可能なビルトイン テスト実行フロー] からテスト実行フローを選択して [XML を再現] ボタンをクリックします。そして表示された XML を編集します。 6. [OK] をクリックしてファイルを保存します。 |
実行の詳細 > テスト実行フロー 使用するテスト実行フローを選択します。選択肢は、ホス ト ベースの単体テストのためのデフォルト フロー、テスト用実行モジュールをビルドする ためのデフォルト フロー ( たとえば実行なしのトライアル ビルドのため)、見つからない関 数定義のためのスタブ生成のためのデフォルト フロー、およびカスタム フロー ( たとえば 組込みテストまたは他のクラス プラットフォーム テストのためのフロー) です。カスタム フローの定義の詳細については「テスト実行フローのカスタマイズ」を参照 してください。
実行の詳細 > クイック実行モード 「テスト用実行モジュールの副生成物が現行かどうか」、言い換えると、前回の実行から変更されたかどうか通常よりも低い厳密さで検証します。
クイック実行モードを使用すると、テスト用実行モジュールを準備するのにかかる時間を短縮することができます。テスト用実行モジュールの副生成物が現行かどうかの検証が通常より緩やかになるため、テストの準備フェーズがより早くなります。 クイック実行モードでは、次の項目は前回の実行から変更されていないと見なされます。
次のようにクイック実行モードを利用することを推奨します。
次の状況では、開発者マシンで「通常の」テスト コンフィギュレーションを実行する必要があります。
「通常の」テスト コンフィギュレーションを使ってテスト用実行モジュールを再ビルドした後、「クイック実行モード」に戻ることができます。 |
${test_ext} - C++test 独自のテスト スイート ファイル拡張子 (.cpp)•${project_loc} - Eclipse プロジェクトの場所 (.project ファイルがある場所) へのパス。リンクされたソース フォルダー ( 実際にはプロジェクトの場所に存在しないソース ファイル) がプロジェクト中にある場合、この変数を使用してはいけません。
•${resource_loc} - 特定のプロジェクト リソースへのパス。たとえば、${resource_loc:/MyProject/linked_src_dir/source.cpp} はC:\src\source.cpp に解決されます。リンクされたソース フォルダー ( 実際にはプロジェクトの場所に存在しないソース ファイル) がプロジェクト中にある場合、この変数を使用できます。たとえば、「リンクされた」ソースフォルダー ( 実際にはプロジェクトの場所に存在しないソース ファイル) がプロジェクト中にある場合、この変数を使用してください。
テスト用実行モジュールを準備するときに、( たとえば関数やグローバル変数のための) オリジナル シンボル定義のリストをどのように作成するかを指定します。
${project_loc}
は、Eclipseプロジェクトの場所(.project
ファイルがある場所) への絶対パスです。 注意 ! リンクされたソース ファイル ( プロジェクトと異なる場所にあるソース ファイル) をプロジェクトが利用している場合、この変数を使用することはできません。
${resource_loc}
は、特定のプロジェクト リソースへの絶対パスです。たとえば、${resource_loc:/MyProject/linked_src_dir/source.cpp}
は C:\src\source.cpp に解決されます。
シンボル/スタブ解析時に不足しているシンボルが検出された場合に単体テストを中断するかどうかを指定します。未解決のシンボルがレポートされた場合の解決方法については「未解決シンボルのリンカー エラーの解決」を参照してください。
• コンフィギュレーションを使って直接 Eclipse IDE でデバッグする Eclipse IDE で、Eclipse デバッグ構成に従って直接デバッガーを使ってテストを実行するかどうかを指定します。このオプションをオンにする場合、使用する Eclipse デバッグ構成も指定する必要が
あります。