このセクションでは、チーム全員の Parasoft 製品を Parasoft Project Center サーバーに接続する方法について説明します。Project Center は、C++test から送信されたデータと他の品質およびコンプライアンスデータを関連付けることによって、ソフトウェア開発プロセスおよび開発の成果である製品を可視化し、管理する手段を提供します。

このセクションの内容:

前提条件

Parasoft Project Center をチームが使用している場合、少なくとも 1 つの C++test ( 夜間テストを実行するサーバーマシン) を接続し、レポート機能を有効にするべきです。

Project Center を使用する場合、C++test が DTP に接続されている必要があります。詳細については「DTP との接続」を参照してください。

Parasoft Project Center との接続方法

Parasoft Project Center にマシンを接続するには、次の操作を行います。

[Parasoft] メニューの [ 設定] をクリックします。
左側のリストから [Parasoft] > [DTP] > [Project Center] を選択します。
「C++test 環境設定－概要」で説明している自動設定によって適切な Project Center がまだ設定されていない場合[ ホスト名] フィールドにチームの Project Center ホスト ( ホスト名または IP アドレス) を入力し、[ ポート番号] フィールドにチームの Report Center のポート番号を入力します。
(オプション) このマシンから結果を Project Center に送信したい場合、[ テスト結果のレポート機能を有効化] チェックボックスをオンにします。
- ほとんどのチームでは、C++test Server だけを Project Center に接続します。その理由は、開発者のデスクトップで実行されたテストからのデータを Project Center のレポートと統計に含めたくないからです。しかし、Professional および/または Architect も、Parasoft Project Center にデータを送信するよう設定できます。
(オプション) このマシンでの夜間テスト結果を Project Center でログに記録したい場合、 [ 夜間ビルドのログ] チェックボックスをオンにします。
- このオプションを有効にした場合、Project Center に送られるテストグループに、 NIGHTLY=true という属性のキーと値が追加されます。この属性は Project Center レポートで見ることはできませんが、DTP プロジェクトを定義するときにテストグループプロパティフィルターで使用することができます。
(オプション) このマシンから簡潔なサマリーだけを Project Center に送信するには、[ サマリーのみを送信] チェックボックスをオンにします。
- このオプションをオンにすると、静的解析とテスト実行の結果サマリーだけが Project Center に送信されます。個々の違反は送信されません。
( オプション) ユーザー定義属性を指定します。詳細については下記の「Parasoft Project Center の属性の設定」を参照してください。属性はテスト結果とともに DTP に送信されます。属性は、DTP でテスト結果を識別したりフィルタリングするために使用できます。
[適用] ボタンをクリックします。
[OK] をクリックして設定を保存します。

Parasoft Project Center の属性の設定

Project Center の属性は、組織の意味がある方法で結果をマークするのに役立ちます。 DTP に送られるテストグループの結果には、次のものが含まれます。

デフォルト属性 ( 例えば、コマンドラインモードでテストを実行するときには EXECUTION MODE=COMMAND-LINE が送られます。GUI モードでテストを実行するときには EXECUTION MODE=GUI が送られます。また、[ 夜間ビルドのログ] オプションが有効な場合、NIGHTLY=true が送られます。
[設定] ウィンドウの [DTP] > [Project Center] の [ レポート属性] エリアで設定したカスタム属性

デフォルト属性もカスタム属性も、DTP でプロジェクトを定義するときに使用できます( これらの属性にはテストグループプロパティフィルターでアクセスできます)。

例えば、 "Parabank 2.0" という "General Project" を選択した場合、属性 "User-Attributes: Project" = "Parabank 2.0" がデフォルトで DTP に送られます。さらに属性を送るようユーザーが設定することもできます。例えば、"milestone" = "beta" を定義したものとします。この場合、DTP のテストグループ属性に "User-Attributes: milestone" = "beta" が送られます。

古いバージョンの C++test には、[ 一般的なプロジェクト ] フィールドがありません。ユーザー属性を使用して結果とプロジェクトが組み合わされます。

現在のバージョンではこの設定は必要ありません。現在のバージョンでは、ユーザー属性は「ナイトリー」または「ベータ」を意味する補助的な情報としてだけ使用するべきです。ユーザー属性を使用して正確な DTP プロジェクトバージョンを表現してはいけません。プロジェクトバージョンは、[ 一般的なプロジェクト] オプションで適切なプロジェクトを選択して設定します。

適切な [ 一般的なプロジェクト] オプションではなく古い方式のユーザー属性を使用すると、テスト結果が適切な DTP プロジェクトに割り当てられない可能性があります。

Project Center のカスタム属性は次の 2 つの方法で指定できます。

GUI から指定する
ローカル設定ファイル ( オプションファイル) を使って指定する

GUI から全般的な属性 ( すべてのテストに適用される属性) を設定するには、次の操作を行います。

次のいずれかの操作を行います。
- この Parasoft Test が実行するすべてのテストに適用される属性を設定するには、 [Parasoft] メニューの [ 設定] をクリックし、[Parasoft] > [DTP] > [Project Center] を選択します。
- 特定のプロジェクトまたはファイルのテストにだけ適用される属性を設定するには、 Project Center 属性を設定する項目を右クリックしてショートカットメニューの [ プロパティ] をクリックし、[Parasoft] > [Project Center 属性] を選択します。
レポート属性セクションで Project Center 属性を追加またはインポートします。各属性は 2 つの部分から構成されます。一般的な属性カテゴリ名と特定の識別値です。

例 1: C++test プロジェクトで使用される名前よりも具体的なプロジェクト名を使って結果をラベル付けしたい場合、例えば属性名PROJECT_NAME および projname1 を使用します。次のプロジェクトでは、属性名 PROJECT_NAME および属性値 projname2 を指定します。
例 2: 部署名で結果をラベル付けしたい場合、自分の部署で実行されるすべてのテストに対して属性名 DIVISION および属性値 division1 を指定します。別の部署は、属性名DIVISION および属性値 division2 を指定します。
例 3: プロジェクトのバージョンで結果をラベル付けしたい場合、属性名 VERSION および属性値 1.1 を使用します。次のプロジェクトでは、属性名 VERSION および属性値 1.2 を指定します。

ローカル設定ファイルから属性を設定する方法については、「ローカル設定の指定」を参照してください。