ライセンスの設定このセクションでは、チーム全体の設定を作成または変更し、各チームメンバーの C++test に設定を反映する方法について説明します。必要に応じてこの設定を拡張したり上書きしたりする方 法についても説明します。例えばマシン固有のパスなどです。 また、[ 設定] ウィンドウでは C++test 固有のオプションを指定することができます。

このセクションの内容

ワークフローの概要

Parasoft Development Testing Platform を使用している場合、以下のワークフローを採用することを強く推奨します。 チームのすべての Parasoft マシンで共有する設定の作成および変更が簡単になります。

  1. チーム全体の設定を作成します。
    1. C++test GUI でチーム全体の設定を作成します。
    2. 設定をローカル設定ファイルフォーマットに変換します。
    3. 設定をチームの DTP サーバーに追加します。
  2. 各デスクトップおよびサーバーマシンで C++test の設定を行います。
    1. C++test で DTP に格納された設定を自動検出します。
    2. 必要に応じて設定を拡張または上書きします。
  3. チーム全体の設定を変更する必要がある場合、DTP サーバーで設定を変更します。変 更は、接続された C++test マシンに自動的に反映されます。

チーム全体の設定

チーム全体の設定は、GUI から指定して、ローカル設定にエクスポートし、Parasoft DTPを 介して共有することができます。

チーム全体の設定を作成するには次の操作を行います。

  1. Parasoft GUI を開き、以下を設定します。
  2. 最上位の Parasoft 設定ページで [ 共有] リンクをクリックします。どの設定をエクスポー トするのか、およびエクスポートした設定を保持するローカル設定をどこに格納するのかを指定します。

  3. エクスポートした設定を DTP に追加します ( プロジェクトを編集し、ローカル設定 ファイルから [Parasoft Test 設定] タブに設定を貼り付けます)。 

各マシンの設定

DTP に格納された設定を使用するよう、各デスクトップおよびサーバーマシンを設定するに は、次の操作を行います。

  1. [Parasoft] メニューの [ 設定] をクリックして [ 設定] ウィンドウを表示します。
  2. [Development Testing Platform] ページを開きます。
  3. DTP サーバーの接続を設定します (詳細については「DTP との接続」を参照)。
  4. 例えばローカルパスに関する設定など、必要に応じてマシン固有の設定を変更します。詳細 については「設定の基本」を参照してください。

複数の DTP プロジェクトで作業をしている場合、DTP 設定ページの [ 構成] ボタン をクリックし、選択されたプロジェクトを変更すると、1 つのプロジェクト設定から別のプロ ジェクト設定に簡単に切り替えられます。

C++test の設定を DTPに保存している場合、C++test を起動するたびに設定はリフレッシュされます。

手動で設定をリフレッシュする場合は次の操作を行います。例えば、設定が変わったことを知っ ていて、 C++test を再起動せずにすぐに新しい設定を取得したい場合などです。

  1. [Parasoft] メニューの [ 設定] をクリックします。
  2. [Parasoft] > [Development Testing Platform] を選択します。
  3. [プロジェクト] フィールドの右側の [ 構成] ボタンをクリックします。選択し たプロジェクトの設定と DTP サーバー上の設定が同期化されます。

コマンドライン実行での設定の使用

ローカルに保存された既存のローカル設定ファイルの使用

コマンドライン実行で使う設定を保存したローカル設定ファイルがすでに存在する場合、次の操作を 行います。

詳細については、「ローカル設定の指定」および「コマンドライン インターフェイスからのテスト」を参照してください。

DTP サーバーに保存された設定の使用

保守が容易であるため、DTP サーバーに保存された設定を使用することを推奨します。それには、次のいずれかの操作を行います。

ローカル設定を指定する方法については、「ローカル設定の指定」を参照してくださ い。

複数の設定グループの指定

複数の設定を組み合わせて使用したい場合 ( 例えば、<1> DTP に保存されたキープロジェク ト設定、<2> 特定のマシンで実行するすべてのテストのための設定、および<3> 特定のマシンの 一部の解析セットだけのためにカスタマイズした設定を組み合わせて使用する場合など)、次のよう にファイルの階層を指定することで実現できます。

  1. GUI からローカル設定ファイルへのエクスポート」の手順を実行し、各設定 グループをローカル設定ファイルにエクスポートします。
  2. コマンドラインで -dtp.autoconfig  および -localsettings を指定します。例: -dtp.autoconfig [email protected]:8080 -localsettings machine_override_properties -localsettings project_override_properties 最も一般的な設定を最初に指定し、最も特殊な設定を最後に指定します。設定は指定された 順序で処理されます。別のグループで設定が重複していると、そのたびに設定が上書きされ ます。

チーム全体の設定の変更

この推奨されるプロセスに従っている場合、チーム全体の設定を Parasoft DTPで変更すると、 接続しているすべてのマシンに自動的に変更が適用されます。

ローカルで変更した設定を上書きしたくない場合などに、自動変更を無効にするには、DTPの 設定で上書きしたくない設定ページの [DTPの設定を使用] オプションをオフにします。

設定の基本

設定をカスタマイズするには、次の操作を行います。

  1. [Parasoft] メニューの [ 設定] をクリックします。[ 設定] ウィンドウが表示されます。
  2. 左側のリストから、変更する設定のカテゴリを選択します。カテゴリと設定の詳細については、「設定のカテゴリ」を参照してください。
  3. 必要に応じて設定を変更します。
  4. [ 適用] または [OK] をクリックして設定を適用します。

設定のカテゴリ

Parasoft ( ルートレ ベル)

全般的な設定とオプション ファイルへのエクスポート の設定を行います。

作成者

 自動検出されたチームメン バーのユーザー名を異なる ユーザー名および/ または E-mail アドレスにマップ します。

タスクの割り当てとコード作成者の設定」を参照。

コード レビュー

準備、通知、コードレ ビュープロセスの追跡を自動化するための設定を指定 します。

コード レビューの全般的な設定」を参照。

コンフィギュレーション

[Parasoft] メニューの [ テ スト履歴] に表示するテス トコンフィギュレーションの数を指定します。 ユーザー定義ルールを保存 / 検索するディレクトリを指定します。 ユーザー定義テストコン フィギュレーションとルー ルを保存/ 検索するディレクトリを指定します。

コンソール

コンソール ビューの設定を指定します。

Development Testing Platform

DTP サーバーの設定を指定します。

DTP との接続」を参照。

展開すると、非推奨の DTP Project Center (「 Project Center との接続」を参照) および Team Server (「Team Server との接続」を参照) の設定を指定できます。

E-mail

レポートの通知とテクニカ ルサポートへのアーカイブ送付に使用する電子メール 情報を設定します。

電子メールの設定」を参照。

課題トラッキングタ グ

Bugzilla などの課題/ フィーチャー/ 欠陥トラッキングシステムの課題とテ ストケースを関連付けるた めに使用するカスタムタグを指定します。 

欠陥/課題のカスタム タグの使用」を参照。

JDBC ドライバー

JDBC ドライバー ( テストのパラメータライズに使用 されるデータベースに接続 するために必要なドライバー) を指定できます。

 「JDBC ドライバーの設定」を参照。

ライセンス

ライセンス設定を指定しま す。

ライセンスの設定」を参照。

並行処理

並行処理の設定を指定しま す。

並行処理の設定」を参照。

品質タスク

[品質タスク] ビューでの タスクの表示方法に関連する全般的なオプションを指 定します。

タスクレポートの設定」を参照。

レポート

レポートの内容とフォーマットを指定します。

レポート設定」を参照。

スコープと作成者

コード作成者を決定する方法とチームメンバーにタスクを割り当てる方法を指定します。

タスクの割り当てとコード作成者の設定」を参照。

 ソース管理

 Parasoft Test がソース管 理リポジトリに接続する方法を指定します。

 「ソース管理リポジトリとの接続」を参照。

テクニカル サポート

 サポートアーカイブを準備 して Parasoft サポート チームに送信するためのオ プションを指定します。

 「Preparing a "Support Archive" and Sending it to Technical Support」を参照。

設定での変数の使用

レポート、E-mail、Project Center、Team Server、およびライセンスの設定では以下の変数を使 用することができます。なお、セッションタグの値にコロン (:) を使用することはできません。

変数の入力を補助する機能が用意されています。フィールドに「$」を 入力すると、利用できる変数の一覧が表示されます。例:

 


 


env_var 例: ${env_var:HOME} コロンの後に指定された環境変数の値を出力します。


project_name 例: ${project_name}

テスト対象プロジェクトの名前を出力します。複数のプロジェクトを入力として渡した場合、この変 数は「テスト対象プロジェクト名...」と出力します。general_project 例: ${general_project}


結果がリンクされる DTP の一般的なプロジェクトの名前を出力します。詳細については「Project Center との接続」を参照してください。

workspace_name 例: ${workspace_name}

ワークスペース名または Visual Studio のソリューション名を出力します。例えば、

 report.mail.subject=Code Review Scanner Results for ${workspace_name}

は "Code Review Scanner Results for c:/nightly/folder/.../solution.sln" などのように展開さ れます。

solution_loc (Visual Studio) 例: ${solution_loc}

Visual Studio のソリューションの場所を出力します。例えば、

report.mail.subject=Code Review Scanner Results for ${solution_loc} 

は "Code Review Scanner Results for c:/nightly/folder/.../solution.sln" などのように展開さ れます。

config_name 例: ${config_name}

実行されたテストコンフィギュレーションの名前を出力します。レポート設定と E-mail 設定にだ け適用されます。

analysis_type 例: ${analysis_type}

有効な解析タイプのカンマ区切りリストを出力します (例: Static, Execution)。レポート設定と Email 設定にだけ適用されます。

tool_name $ 例: ${tool_name}

ツール名を出力します (例: C++test, SOAtest).

例:

 






GUI からローカル設定ファイルへのエクスポート

C++test の設定は、GUI からローカル設定ファイルにエクスポートすることができます。こ の機能は、例えば次の場合に役立ちます。

ローカル設定ファイルに設定をエクスポートするには、次の操作を行います。

  1. [Parasoft] メニューの [ 設定] をクリックします。[ 設定] ウィンドウが表示されます。
  2. 左側のリストから [Parasoft] を選択します。
  3. 最上位の [Parasoft] 設定ページで [ 共有] リンクをクリックし、エクスポートする設定を 指定してローカルファイルに設定をエクスポートします。
     

設定をインポートするには、次の操作を行います。

  1. [Parasoft] メニューの [ 設定] をクリックします。[ 設定] ウィンドウが表示されます。
  2. 左側のリストから [Parasoft] を選択します。
  3. [インポート] リンクをクリックし、保存された設定を格納する場所とインポート対象の設 定を指定します。


GUI の外部でのシステムユーザー名の変更

システムユーザー名を使用せずに別の名前を使用したい場合 (たとえば自動プロセスに製品を統合 していて、デフォルトのシステムユーザー名にタスクを割り当てたくない場合)、以下の操作を行います。

この設定は、[設定] ダイアログの先頭で [ユーザー名] の設定を変更するのと同等です。