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Jtest は、.properties ファイルに指定された設定によってカスタマイズできます (「設定リファレンス」を参照)。基本的な設定は、[INSTALL_DIR] にある jtestcli.properties
ファイルに記載されています。 利便性のため、$USER_HOME ディレクトリに共通設定ファイル jtestcli.properties
を格納して、 [INSTALL_DIR] ディレクトリに格納されたプロパティ ファイルの設定を上書きすることもできます。カスタム . properties ファイルを作成し、 -settings スイッチを使用してjtestcli
に渡すこともできます。 カスタム .properties ファイルを指定する場合は、絶対パスを使用します。
-settings スイッチは複数回使用して複数の .properties ファイルを指定できます。同じキーのエントリは上書きされます。
jtestcli -settings path/to/settings.properties -settings path/to/another/settings.properties |
全般的な設定は次の順序で適用されます。
[INSTALL_DIR]/etc/jtestcli.properties
: 基本構成であり、変更してはいけません。
[INSTALL_DIR]/jtestcli.properties
: 共通に使用される設定 (ライセンス、レポートなど) のテンプレートを含むメインの設定ファイルです。
[USER_HOME]/jtestcli.properties
: 利便性のために、設定ファイルをホーム ディレクトリに配置して [INSTALL_DIR] の設定を上書きすることができます (たとえば、設定が再インストールやアップデートの影響を受けないようにするため)。
[WORKING_DIR]/jtestcli.properties
: 利便性のため、作業ディレクトリに設定ファイルを保存できます。
コマンドライン スイッチ -settings path/to/settings.properties
(-settings ../settings.properties
) で渡されたカスタム設定
6. コマンドライン スイッチ
-property [key=value]で渡されたカスタム設定
上記のすべての設定は、コマンドライン スイッチ (例: -report, -config
) から渡されるカスタム設定で上書きすることができます。
Ant または Maven に設定ファイルへのパスを渡すには、次のパターンを使用します。
<settings>path/to/settings.properties</settings> |
Maven を使用している場合、以下によって jtestcli の設定を行うことができます。
-Djtest.[Maven property name]
(例: -Djtest.settings="my.general.properties"
)pom.xml
ファイル-Dproperty.jtest.[property name]
(例: -Dproperty.jtest.license.use_network=true
)-Djtest
と pom.xml
は、どちらも -Dproperty.jtest
で渡された設定を上書きします。
-Djtest
は、pom.xml
の設定がユーザー プロパティとして提供されている場合、pom.xml
の設定を上書きします。しかし、設定の値が直接 pom.xml
で指定されている場合は、この値が最優先され、コマンドラインで上書きすることはできません。たとえば、ユーザー プロパティ <config>${jtest.config}</config>
として指定されたテスト コンフィギュレーションは、-Djtest.config
で上書きできます。しかし、<config>builtin://Demo Configuration</config>
としてハードコーディングされている場合は上書きできません。
パラメーターの全リストについては、「Maven 用 Jtest ゴール リファレンス」ページを参照してください。
カスタム設定、ライセンス、ルール、テスト コンフィギュレーション、コンパイラ コンフィギュレーションなど、ユーザー レベルでカスタマイズしたすべてのものは、再インストールや更新などの影響を受けないよう、Jtest のインストール ディレクトリの外に保存するべきです。
各設定の元の値を含めた現在の設定およびカスタマイズの状況を参照するには、-showsettings スイッチを使用します。
Ant または Maven を使用する場合、次のパターンを使用して現在の設定を参照できます。
<showsettings>true</showsettings> |
DTP で設定を行い、Parasoft ツールが DTP Server に接続したときにその設定を使用するよう指定できます。これによって、複数のマシンや環境で同じ設定を使用することができ、一貫性を保証するのに役立ちます。自動構成を有効にするには、.properties ファイルで次の設定を行います。
dtp.autoconfig=true |
組織全体またはプロジェクト単位で自動構成を設定できます。
.properties
ファイルの設定を入力します。dottestcli.properties
の設定を入力し、[保存] をクリックします。次の表は、Jtest のその他の設定ファイルの説明です。
ファイル | 説明 | ディレクトリ |
---|---|---|
jtestcli.properties | Jtest プロパティのデフォルト設定を指定します。 | [INSTALL_DIR] |
jtestcli.jvm | Java プロセスの開始時に jtestcli.exe (jtestcli ) 実行モジュールが使用する JVM 引数を指定します。 | [INSTALL_DIR]/etc |
framework.properties | 起動された Felix OSGI フレームワークに渡されるプロパティを指定します。通常、このファイルを編集する必要はありません。 | [INSTALL_DIR]/etc |
formatting.properties | デフォルト Jtest プロパティの書式ルールを指定します。 | [INSTALL_DIR]/etc |
logging.xml | ロガー設定ファイルです。jtest.log ファイルでデフォルトおよび警告レベルによるサイレント コンソールを出力します。 | [INSTALL_DIR]/etc |
logging.console.debug.xml | コンソール出力でデバッグ レベルのロガー設定です。 | [INSTALL_DIR]/etc |