Jtest の変更ベースのテスト機能は、ローカルでのコードの変更の影響を受けるテスト ケースを自動的に検出することで、テスト作業の効率化を支援します。これにより、変更の影響を受けるテストだけを識別して再実行し、影響を受けない多数のテストが壊れていないかを確かめるために実行する時間を節約することができます。
変更ベースのテストは、IDE と統合されたバージョン管理システムに格納されたプロジェクトで利用できます。
現時点では、変更ベースのテストは JUnit 4 のテストでだけサポートされています。
テストを実行する前に、IDE のカバレッジ ビューに変更対象ソース コードに関連するカバレッジデータが表示されていることを確認します。それには、Jtest を単体テストの実行に組み込んで、カバレッジ データを収集して XML ファイルに保存するか、DTP にレポートし、そのデータを IDE にインポートします。単体テスト スイートを実行するごとにカバレッジ データを収集し、最新のテスト実行のデータをインポートすることで、IDE の情報が最新であることを保証できます。
CI サーバーで Jtest と統合されたビルド ツール (Maven、Ant、または Gradle) を使用して単体テストを実行すると、coverage.xml
ファイルが生成されます。1 回のテスト実行ですべての単体テストが実行される場合、このファイルからカバレッジ データをインポートできます。
Maven、Gradle、Ant を使用してカバレッジ データを収集するよう単体テスト実行ジョブを設定します。ジョブを実行すると、サーバー上のジョブの場所にある coverage.xml
ファイルに実行されたテストのカバレッジが保存されます。 このファイルを容易にダウンロード可能な場所に保存するようジョブを設定します。
複数のテスト実行からカバレッジを収集したい場合、DTP からカバレッジ データをインポートできます。
リソースを解析している間、Jtest は影響を受けるテストの情報を保存し、選択されたテスト メソッドを実行するために、プロジェクトのデフォルト パッケージに 2 つの .java クラスを作成します。これらのファイルをソース管理システムにコミットしないでください。