このセクションの内容:
Selenium WebDriver は、Webアプリケーションのテスト自動化を容易にするフレームワークです。ブラウザのネイティブドライバを使用して、マシンにインストールされているブラウザを直接呼び出します。主要なブラウザは、それぞれ独自の実装をした WebDriver インターフェース(「WebDriver」とも呼ばれます)を提供します。Seleniumテストを実行するように記述されているブラウザごとに互換性のある WebDriver が必要です。サポートしているブラウザとドライバのリストについては、システム要件 を参照してください。
ご使用のブラウザのバージョンに適した WebDriver をダウンロードしてください。
Microsoft Edge: Microsoft WebDriver for Edge および Microsoft WebDriver for Edge Legacy のダウンロードとインストール手順については、Microsoft 開発者の Web サイトを参照してください: https://developer.microsoft.com/en-us/microsoft-edge/tools/webdriver/
ダウンロードしたファイルから実行可能ファイルをマシンに展開します。
WebDriver を設定すると、IDE で実行コンフィギュレーションを実行できます。
各フィールドで、ブラウザのバージョンに適した WebDriver へのパスを設定します。テストする予定のブラウザ用の WebDrivers のみを提供する必要があります。各オペレーティングシステムは、異なるブラウザをサポートしています。以下のスクリーンショットは、Windows と macOS の WebDriver 設定画面を示しています。
Microsoft Edge と Apple Safari はネイティブOSブラウザーです。OS にはすでに Microsoft WebDriver(Windows と Edge の最新バージョン用)と SafariDriver がそれぞれ含まれています。
コマンドラインを使用して Selenic を実行している場合は、各ブラウザでテストするコマンド毎に WebDriver を呼び出すための引数を含める必要があります。例:
mvn test -DargLine=-javaagent:/path/to/selenic_agent.jar -Dwebdriver.chrome.driver=/path/to/chromedriver |
詳しくは、コマンドライン をご覧ください。
WebDriver の場所を PATH システム変数に追加すると、各コマンドに WebDriver へのパスを含める必要がなくなります。
PATH に WebDriver を追加する最も簡単な方法は、Chocolaty for Windows や brew for MacOS などのパッケージマネージャーを使用することです。例:
choco install chromedriver |
brew cask install chromedriver |
パッケージマネジャーは、WebDriver 実行可能ファイルを PATH 上のディレクトリにコピーします。
パッケージマネジャーがインストールされていない場合は、手動で WebDrivers を PATH に追加できます。
以下の手順では、Windows 10 を使用して実行可能ファイルを PATH に追加する方法について説明します。異なるバージョンの Windows を使用している場合は、そのバージョンのドキュメントを参照してください。
ターミナルを開き、管理者としてエディタで /etc/paths を開きます。例:
sudo vim /etc/paths |