Parasoft Docker イメージは、Parasoft Virtualize Server、Parasoft Continuous Testing Platform、Parasoft Data Repository Server、必要なすべての依存ライブラリ (Apache Tomcat、JRE など)、Parasoft License Server への接続などのデフォルト設定を含むテンプレートです。このセクションの内容
以下のコンポーネントのシステム要件を満たしていること。
「SOAtest/Virtualize Server WAR ファイルのデプロイ」を参照してください。
Docker にデプロイされた Parasoft 製品のライセンスに使用するマシン ID は、Docker コンテナー ID です。Docker コンテナーを複製した場合、複製は別のマシン ID を持つため、フローティング ライセンスを使用している場合を除いて、新しいライセンスが必要です。License Server から払い出されたフローティング ライセンスについては、Docker の外のネットワークにある License Server を使用することを推奨します。ライセンスについて疑問がある場合は、Parasoft 問い合わせ窓口にご連絡ください。
Docker にデプロイするには、設定ファイルでデフォルトの接続を設定し、Docker イメージをビルドして soavirt Docker イメージを実行します。
(任意) soavirt/Dockerfile および ctp/Dockerfile ファイルの環境変数のデフォルト値を編集します。ENV コマンドは新規環境変数を宣言します。環境変数の名前と値は、スペースで区切ります。
変数 | 説明 |
---|---|
ENV VIRTUALIZE_SERVER_NAME Docker | Environment Manager でこのサーバーのラベルとして使用する名前を指定します。 |
ENV CTP_HOST localhost | この Virtualize サーバーの起動時に登録する CTP サーバーのホスト名または IP アドレスです。CTP が Docker コンテナー外の localhost で実行されている場合、localhost ではなく IP アドレス (10.10.255.47) を指定します。 |
ENV CTP_PORT 8080 | CTP への接続に使用するポートです。 |
ENV CTP_USERNAME admin | CTP への接続に使用するユーザー名です (認証が有効化されている場合)。 |
ENV CTP_PASSWORD admin | CTP への接続に使用するパスワードです (認証が有効化されている場合)。 |
ENV CTP_NOTIFY true | true の場合、Virtualize サーバーは、仮想アセットがデプロイされたとき、CTP に通知します。 |
ENV LICENSE_EDITION custom_edition | License Server に要求する Virtualize ライセンスのエディションです。 |
| custom エディション ライセンスを使用する場合に License Server に要求する Virtualize ライセンスの機能です。 |
ENV LICENSE_SERVER_HOST localhost | Virtualize のライセンスを要求する License Server のホスト名または IP アドレスです。 |
ENV LICENSE_SERVER_PORT 2002 | License Server への接続に使用するポートです。 |
Docker イメージに Data Repository を含めたくない場合、soavirt/Dockerfile の 1 行目を |
Docker ターミナルで以下の順序でコマンドを実行し、各サブ フォルダーの Docker イメージをビルドします。
docker build -t server-jre8 server-jre8/ docker build -t tomcat8 tomcat8/ docker build -t datarepository datarepository/ docker build -t soavirt soavirt/ docker build -t ctp ctp/ |
コマンドを実行して、新しく作成された Docker イメージを実行します。次のフォーマットを使用します: docker run -it --rm -p 8080:8080 -p 9080:9080 ctp
このコマンドは、Data Repository server、Virtualize server、および CTP を開始します。
Docker コンテナーの外ですでに CTP が実行されている場合、代わりに soavirt Docker イメージを実行します。
|
これで CTP に Virtualize サーバーがリストされ、CTP の Web インターフェイス (デフォルトでは http://localhost:8080/) を使用して仮想アセットを作成したり、.pva ファイルをアップロードしたりできるようになります。
CTP だけで Data Repository や Virtualize を含まない Docker イメージを作成したい場合、ctp/Dockerfile の 1 行目を |
soavirt および ctp イメージを再ビルドせずにデフォルトの設定を上書きしたい場合 (たとえば別の CTP または License Server を使用するなど)、次の操作を行います。
-e
オプションを使用して環境変数を上書きします。環境変数名/値を等号で区切って指定します。 docker run -it --rm -p 2424:2424 -p 9080:9080 -e CTP_HOST=em.acme.com -e CTP_PORT=8080 -e LICENSE_SERVER_HOST=ls.acme.com soavirt |
docker run -it --rm -p 2424:2424 -p 9080:9080 -e CTP_HOST=10.10.255.47 -e CTP_PORT=8080 -e LICENSE_SERVER_HOST=license.parasoft.com soavirt |
これで CTP に Virtualize サーバーがリストされ、CTP の Web インターフェイス (デフォルトでは http://localhost:8080/) を使用して仮想アセットを作成したり、.pva ファイルをアップロードしたりできるようになります。
Docker イメージ内のデフォルトの設定を変更できます。それには、ctp および soavirt イメージの再ビルドが必要です。
docker images
docker rmi ctp
docker rmi soavirt
docker images
docker build -t soavirt soavirt/
docker build -t ctp ctp/