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SMTP Listener は、Parasoft Virtualize 用のカスタム メッセージ リスナー拡張です。SMTP Listener は一時的な SMTP サーバーを立ち上げ、メッセージごとに Virtualize に通知を行い、受信メッセージを受け入れまたはカスタム拒否メッセージとともに拒否したり、必要に応じて検証や後処理を行うことを可能にします。
このツールは UI またはコマンドラインからインストールできます。
設定プロパティ ファイルの system.properties.classpath
プロパティに com.parasoft.virtualize.listener.smtp-<VERSION>.jar ファイルを追加します。例:
system.properties.classpath=<PATH_TO_JAR>/com.parasoft.virtualize.listener.smtp-1.1.0.jar
仮想アセットの設定パネルでリスナーを選択し、設定を行います。
SMTP リスナーは、受信するメールごとに、応答者に対して 3 つのリクエスト メッセージを作成します。
1 つ目: メールの送信者を詳細に記述した XML ドキュメント。これにより、メールの送信者に基づいて応答者を簡単に設定できます。例:
<SMTP> <From>[email protected]</From> </SMTP> |
2 つ目: メールの受信者を詳述する XML ドキュメント。これにより、メールの受信者に基づいて応答者を簡単に設定できます。例:
<SMTP> <Recipients> <Recipient>[email protected]</Recipient> </Recipients> </SMTP> |
3 つ目: 完全なメール。例:
Received: from hostname (localhost [127.0.0.1]) by hostname with SMTP (SubEthaSMTP null) id M4LMIVYQ for [email protected]; Thu, 12 Dec 2024 09:[MASKED]9:22 -0800 (PST) From: [email protected] To: [email protected] Message-ID: <1[MASKED]1973616[MASKED].0.1734026361923.JavaMail.hostname> Content-Transfer-Encoding: 7bit Subject: Testing Subject MIME-Version: 1.0 Content-Type: text/html; charset=us-ascii This is a Text Message. |
レスポンダーはどのステップでも応答を返すことができます。レスポンスはクライアントに返されるエラー メッセージとして扱われ、テキスト メッセージ、エラー コードとテキスト メッセージ、またはエラー コードのみになります。
エラー メッセージの例:
Transaction failed |
コード付きのエラー メッセージ:
450: The requested mail action was not taken because the mailbox is unavailable |
受信メッセージを受け入れるには、SMTP リスナーにペイロードが空の Literal Message Responder を設定する必要があります。
リスナー設定については下記を参照してください。
ホスト名 | SMTP サーバーのホスト名を指定します。空の場合、システムのデフォルトのホスト名が使用されます。 |
---|---|
ポート | SMTP サーバーのポートを指定します。空の場合、リスナーは開始されません。 |
User Properties File | ユーザー名とパスワードの組み合わせを定義するのに使用するプロパティ ファイルへの絶対パスを指定します。パスワードはプレーン テキストで保存されます。プロパティ ファイルは次のフォーマットを使用する必要があります。
このフィールドが空の場合、ユーザー認証は無効になります。 |
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Enable Transport Layer Security | トランスポート層のセキュリティを有効/無効にします。 |
Key Store File | キーストア ファイルへのパスを指定します。キーストア ファイルは標準フォーマット (JKS、PKCS12 など) でなければなりません。TLS が有効化されているが、この値が指定されていない場合、JVM のシステム プロパティ javax.net.ssl.keyStore が使用されます。 このプロパティが効力を持つには、TLS が有効化されている必要があります。 |
Key Store Type | [Key Store File] オプションで設定されたキーストアのタイプを指定します。TLS が有効化されているが、この値が指定されていない場合、JVM のシステム プロパティ javax.net.ssl.keyStoreType が使用されます。 このプロパティが効力を持つには、TLS が有効化されている必要があります。 |
Key Store Password | [Key Store File] オプションで設定されたキーストアのパスワードを指定します。TLS が有効化されているが、この値が指定されていない場合、JVM のシステム プロパティ javax.net.ssl.keyStorePassword が使用されます。 このプロパティが効力を持つには、TLS が有効化されている必要があります。 |
Enable Client Authentication | TLS が有効なとき、クライアント認証を有効/無効にします。 このプロパティが効力を持つには、TLS が有効化されている必要があります。 |
Trust Store File | クライアント証明書が真正であること (「トラスト」)を検証するのに使用されるキーストア ファイルへの絶対パスを指定します。キーストア ファイルは標準フォーマット (JKS、PKCS12 など) でなければなりません。TLS が有効化されているが、この値が指定されていない場合、JVM のシステム プロパティ javax.net.ssl.trustStore が使用されます。 このプロパティが効力を持つには、TLS が有効化されている必要があります。 |
Trust Store Type | [Trust Store File] オプションで設定されたキーストアのタイプを指定します。TLS が有効化されているが、この値が指定されていない場合、JVM のシステム プロパティ javax.net.ssl.trustStoreType が使用されます。 このプロパティが効力を持つには、TLS が有効化されている必要があります。 |
Trust Store Password | [Trust Store File ] オプションで設定されたキーストアのパスワードを指定します。TLS が有効化されているが、この値が指定されていない場合、JVM のシステム プロパティ javax.net.ssl.trustStorePassword が使用されます。 このプロパティが効力を持つには、TLS が有効化されている必要があります。 |
1.2.1
1.0