このセクションでは、静的解析を実行して違反を修正する方法について説明します。
このセクションの内容 :
GUI からテストした場合、テスト結果は [品質タスク] ビューの「静的解析違反の修正」カテゴリにレポートされます。
コマンドラインからテストした場合、テスト結果はレポートの「静的解析」セクションにレポートされます。Team Server に送信したテスト結果は、Team Server から GUI にインポートできます。このテスト結果は [品質タスク] ビュー の「静的解析違反の修正」セクションに表示されます。インポートの詳細については「GUI へのテスト結果のインポート」を参照してください。
レポートされた静的解析違反について、1 つずつルールの説明とコードを検証して、次のどれに該当するかを決定します。
開発チームは C++test がレポートした静的解析違反をコードのレビュー時に検証します。開発者は、チームの設計者または管理者が選択したルールを使って自分のコードをチェックします。レポートされた静的解析違反の中に無視してもよい違反があったら、コードのレビュー時に報告してチーム内で話し合います。そして、その静的解析違反を抑制するのか、ルール自体を無効にするのか、コードを修正するのかを決定します。
[ 品質タスク] ビューの違反から、その違反を検出したテスト コンフィギュレーションを表示できます。違反を右クリックし、ショートカット メニューの [テスト コンフィギュレーションの参照] をクリックします。
テストのカスタマイズを担当し、不適切なルールをすぐに無効化したいグループ アーキテクトにとって、違反からテスト コンフィギュレーションにすぐにアクセスできるのはとても便利です。また、サーバー ベースの実行からテスト結果をインポートする開発者も、違反を検出したテスト コンフィギュレーションをレビューしなければならない場合があります。
C++test に付属の静的解析ルールには、詳しい説明が用意されています。この説明を参照すると、「どのようにコードがコーディング規約に違反しているのか」「なぜコーディング規約への準拠が重要なのか」「コーディング規約の準拠をチーム メンバーに徹底させるにはどうすればいいのか」を理解するのに役立ちます。
レポートされた静的解析違反のルールの説明を参照するには、 [品質タスク] ビューで静的解析違反を右クリックし、ショートカット メニューの [ルール ドキュメントの参照] をクリックします。
ルールの違反の該当ソース コードを参照するには、そのノードをダブルクリックするか、ノードを右クリックしてショートカット メニューの [移動] をクリックします。エディターが開き、該当するコード行がハイライト表示されます。
エディターでコードを変更してファイルを保存できます。
特定の静的解析違反メッセージを今後レポートしないように設定できます。詳細については、「静的解析違反メッセージの抑制」を参照してください。