Code Composer プロジェクトをテストするためのコンフィギュレーションは、典型的なプロジェクト構成を処理できるように構成されています。しかし、実行時テストを有効にするには、プロジェクト コンフィギュレーションの変更が必要になる場合もあります。通常、以下のような変更を行います。

Code Composer 環境でのテストを容易にするために、簡単な JavaScript プログラムが用意されています。ファイル名は <C++test install directory>/engine/bin/CCS4xConnector.js です。このプログラムは、ターゲットまたはシミュレーターへのテスト バイナリの配布および実行に役立ちます。

[Run TI CCS v4+ Tests] および [Run TI CCS v4+ Application with Memory Monitoring] テスト コンフィギュレーションは、 Code Composer プロジェクトのアクティブなターゲット構成を使って、準備されたテストを実行します。「アクティブな」ターゲット構成がプロジェクトで選択されていない場合、「デフォルトの」ターゲット構成が使用されます ( 「アクティブ」または「デフォルト」としてマークされた構成がない場合、一番目に利用可能なターゲット構成ファイルが選択されます)。この動作を変更する場合、テスト実行フロー プロパティの値として、ターゲット構成ファイルを手動で指定することができます。これにはテスト コンフィギュレーションの [実行] > [全般] タブの [実行の詳細] フィールドからアクセスできます。ターゲット構成ファイルはフル パスで指定するべきです。

CCS ユーティリティは、Code Composer Studio のディストリビューションに付属するサンプル スクリプト loadti に基づいています。4.x の場合、このスクリプトは <Code Composer Install dir>/ccs4/scripting/examples/loadti にあります。5.x の場合、<Code Composer Install dir>/ccsv5/ccs_base/scripting/examples/ にあります。詳細オプションについてはサンプルのドキュメントを参照してください。

実行された CCS4xConnector.js ユーティリティは、Debug Server に接続し、テスト バイナリをロードして実行しようとします。

単体テスト

既存の Code Composer プロジェクトに対して単体テストを実行する前に、「実行時テスト」で説明しているカスタマイズが必要な場合があります。

生成された単体テストを実行するには、次の操作を行います。

  1. 単体テストのための目的のコンテキストを選択します。  
  2. [ビルトイン] > [Embedded Systems] > [Texas Instruments] > [Run TI CCS v4+ Tests] テスト コンフィギュレーションを選択します。  

ビルトイン テスト コンフィギュレーションのカスタマイズが必要な場合、次の操作を行います。

  1. [ビルトイン] > [Embedded Systems] > [Texas Instruments] > [Run TI CCS v4+ Tests] テスト コンフィギュレーションを複製します。  
  2. 複製されたテスト コンフィギュレーションの [実行] > [全般] タブを開きます。  
  3. [実行の詳細] で以下のテスト実行フロー プロパティを変更できます。  

テスト ケースのデバッグ

TI Code Composer v4 の場合、標準の実行モジュール デバッグ手段を使用します。

TI Code Composer v5.x および 6.0 の場合、 Eclipse の内部デバッグ モードを使用します。詳細については以下のセクションを参照してください。

アプリケーション検証

既存の Code Composer プロジェクトに対して単体テストを実行する前に、「Runtime Testing with Texas Instruments Code Composer Studio (Eclipse) Plugin」で説明しているカスタマイズが必要な場合があります。

生成された単体テストを実行するには、次の操作を行います。

  1. 単体テストのための目的のコンテキストを選択します。
  2. [ビルトイン] > [Embedded Systems] > [Texas Instruments] > [Run TI CCS v4+ Application with Memory Monitoring] テスト コンフィギュレーションを選択します。  

ビルトイン テスト コンフィギュレーションのカスタマイズが必要な場合、次の操作を行います。

  1. [ビルトイン] > [Embedded Systems] > [Texas Instruments] > [Run TI CCS v4+ Application with Memory Monitoring] テスト コンフィギュレーションを複製します。  
  2. 複製されたテスト コンフィギュレーションの [実行] > [全般] タブを開きます。  
  3. [実行の詳細] で以下のテスト実行フロー プロパティを変更できます。