このセクションでは、IntelliJ IDEA で実行された JUnit テストのカバレッジ情報を収集する方法を説明します。

はじめに

Jtest は IntelliJ IDEA でラン コンフィギュレーションを実行する際に JUnit テストのカバレッジ情報を収集できます。カバレッジの収集を有効にするには、以下のいずれかの操作を行います。

Jtest ラン コンフィギュレーションの実行

  1. [Project] ツール ウィンドウでスコープを選択し、右クリックします。
  2. コンテキスト メニューの [Jtest [...]] をクリックします。

Jtest のラン コンフィギュレーションをカスタマイズするには、JUnit コンフィギュレーションの [Startup/Connection] タブを開いて [Jtest] を選択します。

以下のオプションがあります。

カスタマイズされた IntelliJ ラン コンフィギュレーションの実行

IntelliJ のテンプレートに基づいて作成されたラン コンフィギュレーションでテストを実行する場合、Jtest カバレッジ ランナーでカバレッジを収集するようにラン コンフィギュレーションを構成できます。

  1. IDE のメイン メニューから [Run] > [Edit Configurations...] をクリックし、カスタマイズする JUnit または Gradle のコンフィギュレーションを選択します。
  2. [Code Coverage] タブを開きます。
  3. [Choose coverage runner] ドロップダウン メニューから [Jtest] を選択します。
  4. [Code Coverage] タブで他のオプションを設定します。カバレッジ スコープのカスタマイズ、テストがあるフォルダーのカバレッジ データの収集などに関するオプションがあります。コンフィギュレーションを実行すると、ここで指定したデフォルトの IntelliJ オプションが適用されます。
  5. [Apply] をクリックします。

テスト コンフィギュレーションを実行すると、Jtest カバレッジ ランナーを使用してカバレッジが収集され、Jtest カバレッジ ビューに表示されます (詳細については「カバレッジの参照」を参照)。

ラン コンフィギュレーション テンプレートのカスタマイズ

IntelliJ の JUnit または Gradle ラン コンフィギュレーション テンプレート (一部のバージョンの IntelliJ では「デフォルト」と呼ばれます) をカスタマイズすると、作成するすべての JUnit または Gradle ラン コンフィギュレーションで Jtest カバレッジ ランナーによるカバレッジ収集を構成できます。[Run] > [Configurations...] をクリックして JUnit または Gradle テンプレートを選択し[コード カバレッジ] タブを開いてドロップダウン メニューから Jtest カバレッジ ランナーを選択します。

テスト スイートの実行とカバレッジの収集

デフォルトでは、IntelliJ は選択されたパッケージだけにカバレッジのスコープを狭めます。そのため、テスト スイートを実行する場合、テスト スイートと同じパッケージにあるテストのカバレッジだけが収集されます。テスト スイートのすべてのテストについてカバレッジを収集するには、ラン コンフィギュレーションに IntelliJ が自動で生成した include のリストを消去する必要がある場合があります。

  1. [Run] > [ Edit Configurations...] をクリックし、テスト コンフィギュレーションを選択します。
  2. [Code Coverage] タブを開きます。
  3. インクルードされたリソースをすべて無効にします (IntelliJ のバージョンによって、UI は異なる場合があります)。