このセクションの内容:

DTP 2022.2 以降、DTP には組込みデータベースが同梱されなくなり、このページで説明されている機能は非推奨になりました。外部データベースを使用するように移行したい従来のユーザーは、「組込みデータベースの外部データベース サーバーへの移行」を参照してください。

組込みデータベースのバックアップ (Windows)

組込みデータベース サーバーの DTP データベースを MySQL スクリプト ファイルにバックアップするには、以下の操作を行います。

  1. Parasoft DTP Server および Data Collector のサービスを停止します (詳細については「DTP サービスの停止」を参照)。
  2. Parasoft Database Service の Windows サービスを開始します。
  3. backup 引数を指定して、<DTP_INSTALL>/bin/ ディレクトリにある Windows バッチ ファイル db_backup.cmd を実行します。例:

    C:\Program Files\Parasoft\DTP\bin\db_backup.cmd backup

    バッチ ファイルは dtpDbBackup_<TIMESTAMP>.sql という SQL ファイルを生成します。 

組込みデータベースの復元 (Windows)

  1. Parasoft DTP Server および Data Collector のサービスを停止します (詳細については「DTP サービスの停止」を参照)。
  2. Parasoft Database Service の Windows サービスを開始します。
  3. コマンド プロンプトを開き、<DTP_INSTALL>/bin/ ディレクトリにあるバッチ ファイル db_backup.cmd を restore コマンドを -d <SQL FILE> 引数で実行して、バック アップ SQL ファイルから DTP データベースを復元します。例:

    C:\Program Files\Parasoft\DTP\bin\db_backup.cmd restore -d "C:\DTP-Backup.sql"

組込みデータベースのバックアップ (Linux)

以下のいずれかの方法でデータベースをバックアップできます。

方法 1: DTP コンソールの使用

  1. <DTP_INSTALL>/bin/ ディレクトリにある dtpconsole.sh を実行して DTP コンソールを開きます。
  2. Parasoft DTP Server および Data Collector のサービスを停止します。詳細については「DTP サービスの停止」を参照してください。
  3. [Database (Embedded)] を選択します。
  4. [Start] オプションを選択して Database (Embedded) サービスを選択します。
  5. [Backup] オプションを選択して、データベースのバックアップの作成を開始します。

方法 2: バックアップ スクリプトの実行

  1. <DTP_INSTALL>/bin/ ディレクトリにある dtpconsole.sh を実行して DTP コンソールを開きます。
  2. Parasoft DTP Server および Data Collector のサービスを停止します。詳細については「DTP サービスの停止」を参照してください。
  3. コンソールを終了し、backup 引数を指定して <DTP_INSTALL>/bin/ にある db_backup_run.sh を実行します。

どちらの方法でも dtpDbBackup_<TIMESTAMP>.sql が生成されます。

組込みデータベースの復元 (Linux)

以下のいずれかの方法でデータベースを復元できます。

方法 1: DTP コンソールの使用

  1. <DTP_INSTALL>/bin/ ディレクトリにある dtpconsole.sh を実行して DTP コンソールを開きます。
  2. Parasoft DTP Server および Data Collector のサービスを停止します。詳細については「DTP サービスの停止」を参照してください。
  3. [Database (Embedded)] を選択します。
  4. [Start] オプションを選択して Database (Embedded) サービスを選択します。
  5. [Restore DB] オプションを選択します。
  6. 要求に応じて DTP バックアップ ファイルのパスを入力します。エントリを空のままにして Enter キーを押し、この手順をスキップすることもできます。

方法 2: バックアップ スクリプトの実行

  1. <DTP_INSTALL>/bin/ ディレクトリにある dtpconsole.sh を実行して DTP コンソールを開きます。
  2. Parasoft DTP Server および Data Collector のサービスを停止します。詳細については「DTP サービスの停止」を参照してください。
  3. コンソールを終了し、restore コマンドに -d <SQL FILE> 引数を使用して <DTP_HOME>/bin/ にある db_backup_run.sh スクリプト ファイルを実行し、SQL ファイルから DTP データベースを復元します。例:

    /home/tester/dtp/db/bin/db_backup_run.sh restore -d "/home/tester/DTP-Backup.sql"

組込みデータベースの外部データベース サーバーへの移行

DTP の組込みデータベースを使用していて、現在のデータを保持したまま外部データベースに切り替えたい場合、いくつかの簡単な手順で切り替えが可能です。新しい外部データベースは、DTP の組込みデータベースと互換性がある必要があり (サポートされるデータベースについては「要件とサポート」を参照)、ベスト プラクティスとして、外部データベースを DTP とは別のマシンにインストールすることを推奨します。

  1. DTP Console を使用しているすべての DTP サービスを停止します。詳細については「DTP サービスの停止」を参照してください。
  2. 組込みデータベースをバックアップします。詳細については「Backing Up the Embedded Database」を参照してください。
  3. 外部データベースとして使用する MySQL データベースをインストールします。組込みデータベースとの互換性を確保するため、最新バージョンの MySQL 5.7 を使用します。
  4. 新しい外部データベース用に、root アカウントを使用して、DTP データベース、dtp ユーザー、およびスキーマを作成します。

    mysql -u root -p < <DTP_HOME>/grs/db/dtp/mysql/create.sql
  5. 処理が終了したら、新しいユーザー dtp を使って、ステップ 2 でバックアップした組込みデータベースからデータをインポートします。dtp ユーザーのデフォルトのパスワードは U%Cew2d6 です。

    mysql -u dtp -p DTP < <DTP_DATA>/db/backup/dtpDbExport_<TIMESTAMP>.sql
  6. 外部データベースのバージョンの MySQL 用の MySQL JDBC ドライバーをダウンロードし、<DTP_DATA_DIR>/lib/thirdparty ディレクトリに保存します。最新バージョンの MySQL Java Connector を使用することを推奨します。

  7. <DTP_DATA_DIR>/conf/ ディレクトリにある PSTRootConfig.xml ファイルを編集し、次の変更を加えます。
  8. DTP Console で、DTP Server サービスとその他すべての必要なサービス (Data Collector や DTP Enterprise Pack など) を再起動します。Embedded Database サービスは再起動しないでください
  9. DTP Server サービスが再び実行されたら、DTP にログインし、DTP が機能していること、およびすべてのデータが保持されていることを確認します。