データベース設定画面では、組み込み HyperSQL サーバーを使って、または外部の MySQL または Oracle データベースに接続して、データベースを作成および設定できます。データベースのバックアップを作成および復元したり、既存のバックアップを別のタイプのデータベースに移行したりすることもできます。たとえば、HyperSQL のデータベースをバックアップし、Oracle または MySQL のデータベースとして再作成できます。あるいは、データベースの現在の状態をキャプチャし、後でロールバックに使用できます。 

データベース設定画面を開くには、管理メニュー (歯車のアイコン) から [データベース設定] を選択します。

このセクションの内容

既存のデータベースへの接続

  1. [タイプ] メニューからデータベースの種類を選択します。
  2. データベースへの接続設定を指定します。「Database Settings」を参照してください。
  3. [接続テスト] をクリックして接続を検証します。設定で問題が発生した場合は、データベース管理者に連絡してください。
  4. [保存] をクリックして設定を終了します。

新規データベースの作成

  1. [データベース接続設定] セクション で [データベースの作成] をクリックします。 
  2. [タイプ] メニューからデータベースの種類を選択します。
  3. データベースへの接続設定を指定します。「Database Settings」を参照してください。または、バックアップ ファイルからデータベースを作成することもできます (「Creating a Database from a Backup」を参照)。
  4. データベースにアクセスできる新規ユーザーを作成するには、[新規ユーザーの作成] をオンにします。
  5. [作成] をクリックします。 

バックアップの作成

  1. [データベース接続設定] セクションで [データベースのバックアップ] をクリックします。
  2. ファイル リンクをクリックしてバックアップ ファイルをダウンロードします。

大きなファイルがあるデータベースのバックアップ (MySQL のみ)

MySQL データベースを使用していて、バックアップが失敗した場合、次の操作を行って、MySQL のサイズ制限値を大きくしてみてください。

  1. MySQL の my.cnf/my.ini ファイルを探します。MySQL 5.7 の場合、http://dev.mysql.com/doc/refman/5.7/en/option-files.html を参照してください。その他のバージョンの場合、http://dev.mysql.com/doc/index.html から適切なマニュアルを参照してください。
  2. ファイルを編集し、次のようにパラメーターを設定します。
  3. MySQL サービスを再開します。 

[mysqld]

[mysql]

[client]

バックアップからのデータベースの作成

  1. [データベース接続設定] セクション で [データベースの作成] をクリックします。
  2. 新規データベースに関する情報を指定します。  
  3. [バックアップ ファイルから作成] セクションでバックアップ ファイルを参照し、[作成] をクリックします。

指定された場所に新しいデータベースが作成され、バックアップ ファイルに保存されたデータが入力されます。新しいデータベースが正常に作成されると、以前のデータベース ( ダイアログの下のメイン ページに接続設定が表示されているデータベース) を削除するかどうか尋ねられます。

複数のデータベースの追加

同じタイプのデータベースを複数追加するには、新規データベースを作成する際に別の場所 (スキーマ、SID、サービス名、パスが異なるなど) を指定します。これによって、既存のデータベースが上書きされるのを防ぎます。 

異なる種類のデータベースにデータベースを移行する場合、ターゲットのデータベース種類を選択し、新しいデータベースの場所を指定します。

このインターフェイスから新しいデータベースアカウントを作成するには、ユーザー名およびパスワードを入力し、[新規ユーザーの作成] をオンにして確認のためにパスワードを再入力します。Oracle の新規アカウントを作成する場合、データテーブルスペースおよび一時テーブルスペースも指定できます。これらのフィールドを空のままにしてデフォルトの設定 (<USER>_DATA> および <USER_TEMP>) を使用することもできます。

現在の設定

このセクションで現在のデータベース設定を参照できます。 

データベース テーブル上限

CTP の基盤になっている Virtualize サーバーが受信したメッセージはデータベースに記録されます。イベント メッセージ、ペイロード、ヒット統計、および時間情報が保存されます。このセクションでは、サーバーのイベント メッセージ数および各ヒットに関するエントリ数を変更できます。

 

データベース接続設定

サポート対象のデータベース バージョンおよび要件については「システム要件」を参照してください。

HyperSQL 設定

CTP には組み込み HyperSQL データベースが付属しています。 

MySQL および MariaDB 設定

Oracle 設定

CTP には、 MySQL または Oracle 用の JDBC ドライバーのライブラリが含まれていません。詳細についてはインストール ガイドの「JDBC Driver に関するメモ」を参照してください。

Oracle データベース ユーザーがデータベース管理者 (DBA) によって CTP の外部で作成された場合、新しい製品バージョンにアップグレードするときに CTP がデータベース スキーマの更新を実行できるように、テーブルを作成する権限が必要です。  DBA は、GRANT CREATE TABLE TO EM; を実行する必要があります。EM は CTP が実行時に使用する Oracle データベースのユーザー アカウントです。 


CTP のインストールと実行」も参照してください。