このセクションでは、他のシナリオ ステップやツールで使用するために、値を抽出して格納する方法について説明します。
このセクションの内容:
Browser Contents Viewer ツールは、ブラウザーから記録された各シナリオ ステップに自動的に追加されます。これらの要素からデータを「抽出」して格納できます。そして抽出した値を追加のツール (フォーム フィールドのデータ投入やデータの検証のためのインスタンスのためのツール) で使用できます。
レンダリングされたページで表現される値を格納するには、Browser Contents Viewer のツール コンフィギュレーション パネル (ツールのノードをダブルクリックして開く) または [アクション後のブラウザー コンテンツ] タブ (抽出のみ) で次の設定を行います。
4. データ ソースに選択したプロパティの値を送信する場合 (そうすることで、その値は後で他のシナリオやツールで使用できる)、次の操作を行います。
5. [終了] をクリックします。
シナリオを実行したときに、値が検証されて格納されます。
検証や抽出をしたい値が見つからない場合 Browser Contents Viewer ツールが、抽出や検証をしたい値を表示しない場合 (関連するシナリオ ステップが失敗した場合や、レンダリングされたページで対象アイテムが不可視の場合 (title など)、手動で Browser Validation ツールや Browser Data Bank ツールを追加できます。 |
動的属性値を取り扱う場合 検証で動的属性値を扱う 1 つの方法は、XPath 文字列を部分的に使用することです。XPath を使用するには、Browser Validation ツールの [要素の指定] セクションで [XPath の使用] を選択し、適切な XPath を指定します。XPath の使用に関する詳細は、「XPath リファレンス」を参照してください。XPath の文字列の一部の使用方法についての詳細は、「動的属性値の操作: XPath を使用した部分文字列の一致」を参照してください。 |
文字列として HTML コンテンツにアクセスする 文字列として HTML コンテンツにアクセスしたい場合、(たとえば、テキスト文書を処理していて、ブラウザーがどの HTML マークアップを追加するかを予測する必要を避けたい場合)、Extension ツールを Browser Playback ツールのブラウザー コンテンツに追加できます。追加するには、 Browser Playback ツールを右クリックし、[出力の追加] > [ブラウザー コンテンツ (描画された HTML)] > [Extension Tool] を選択します。次に、適切なスクリプトを使用するように Extension Tool を設定します。 input.getHTML() を使用すると、ブラウザー ウィンドウやフレームに HTML を表示できます。com.parasoft.api.BrowserContentsInput については Javadoc を参照してください。Javadoc は [Parasoft] メニューの [ヘルプ] > [Extensibility API] から参照できます。 たとえば、以下は RFC のタイトルを検索する JavaScript です。
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Browser Data Bank は Browser Playback Tool に連結されます。このツールは、抽出された値を格納します。抽出された値は、パラメータライズされた値として、後続のシナリオ ステップや他のツールでの入力値に使用できます。格納された値を後から修正する場合は、このツールの設定を変更することによって修正可能です。
抽出のソースとなる要素は、 Browser Contents Viewer と Browser Data Bank の [アクション後のブラウザー コンテンツ] タブで灰色の太線でハイライトされます。
Browser Data Bank にテキストを抽出するには、 次の操作を行います。
抽出したいテキストを選択します。
選択した箇所を右クリックし、[選択されたテキストをデータ バンクに抽出] を選択します。
ダイアログが開くので、目的の抽出設定が表示されていることを確認します。