このリリースでは、Jtest の単体テスト機能の拡張とセキュリティ コンプライアンス ソリューションの強化に重点が置かれました。 IDE のサポート次の IDE のサポートが追加されました。
単体テストの拡張JUnit 5 のサポートJtest が JUnit 5 をサポートするようになりました。デスクトップとコマンドラインで、JUnit 5 テストを実行してカバレッジ情報を収集できます。さらに、デスクトップ ユーザーは、単体テスト アシスタントを使用して JUnit 5 テストを作成および強化し、Eclipse または IntelliJ IDEA でテスト影響分析を実行できます。 JUnit 4 と JUnit 5 の両方のテストを含むプロジェクトの処理を支援するため、またはフレームワークの以前のバージョンから JUnit 5 へのテストの移行を支援するために、 JUnit 5 Best Practices テストコンフィギュレーションが追加されました。「ビルトイン テスト コンフィギュレーション」を参照してください。 Junit 3 や JUnitParams 10.0.4 などのレガシー フレームワークで作成されたテストに関連する履歴結果は、DTP では使用できなくなる可能性があります。 セキュリティ コンプライアンス パックの拡張Common Weaknesses Enumeration(CWE) の最新バージョンがサポートされました。CWE Top 25 2019 and On the Cusp ガイドラインを含む CWE 3.4 のサポートを有効にするために、新しい静的解析ルールを追加し、既存のルールを拡張しました。以下の「追加または更新されたテスト コンフィギュレーション」セクションを参照してください。
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ルール ID | ヘッダー |
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BD.SECURITY.TDCODE | コードを生成するメソッドで使用する前に、汚染されている可能性があるデータを検証する |
BD.SECURITY.TDSESSION | 信頼されていないデータを HTTP セッションに格納しない |
FORMAT.MCH | すべてのソース ファイルに意味のあるファイル ヘッダー コメントを含める |
JUNIT.AUL | JUnit テストでループを使用しない |
JUNIT.IGNORE | @Ignore を使用する JUnit 5 テスト クラスに @ExtendWith(IgnoreCondition.class) または @EnableJUnit4MigrationSupport アノテーションがあることを確認する |
JUNIT.RPL5 | JUnit 5 にテストを移行する場合は、JUnit 4 のアノテーションを使用しない |
JUNIT.TDIR | JUnit 5 テストで TemporaryFolder ルールを使用しない |
SECURITY.UEHL.DCEMSL | Seam Logging API を使用してメッセージをログに記録する場合、信頼されていない入力を使用しない |
SECURITY.WSC.BUSSB | 外部プロセスが出力またはエラー ストリームをブロックするのを防ぐ |
SECURITY.WSC.PBRTE | 必ず実行コマンドへの絶対パスを指定する |
SERIAL.VOBD | デシリアライズの前にオブジェクトを検証する |
SPRING.DCSRFJAVA | CSRF 防護を無効にしない |
SPRING.DCSRFXML | CSRF 防護を無効にしない |
SPRING.REQMAP | @RequestMapping アノテーションがあるメソッドに呼び出す HTTP メソッドが指定されていることを確認する |
さらに、メソッド内のメソッド呼び出しの数を計測するために NOMCIM メトリクスが追加されました。
解析結果の向上のため、以下の静的解析ルールが更新されました。
以下のルールの重要度レベルが変更されました。
以下のルールの出力メッセージが更新されました。そのため、以前に DTP で関連付けられたこれらのルールの抑制はもう利用できない場合があります。
JUNIT.AEAT
JUNIT.ANAT
JUNIT.ASAT
バグ/FR ID | 説明 |
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JT-70763 | Jtest 10.x で FORMAT.MCH ルールを実装するリクエスト |
JT-70857 | 非推奨ルールを含むドキュメント |
JT-71241 | 既存の終了コード 137 がレポートされていない理由を確認する |
JT-71244 | 仮想フォルダーとしてインポートするときに依存関係が見つからない |
JT-71273 | 「ソース セットごとに個別のモジュールを作成する」 オプションを使用して IntelliJ にインポートされたプロジェクトの空のテストスコープ |
JT-71381 | 事前/事後解析スクリプトの起動に失敗した場合に parasoft コンソールで問題の詳細が欠落 |
JT-71382 | Eclipse ランナーを介して実行された場合に jtestcli.bat が DTP からライセンスを取得できない |
JT-71397 | FORMAT.LL ルールを拡張して、エディターと同じようにタブを処理する |
JT-71592 | project.location パスが存在しない場合のエラー メッセージ |
JT-71830 | ACD.java の GLOBAL.ACD ルールの NumberFormatException |
JT-71831 | ArrayIndexOutOfBoundsException: PB.EB ルールの 0 |
UTA-3956 | 名前の競合によりテスト クラスが作成されない |
UTA-4459 | Spring MVC テストが値ではなく定数名を使用する |
UTA-4511 | getClass または toString の呼び出しをモックしてはいけない |
UTA-4529 | dumb mode による推奨の不安定性 |
UTA-4529 | アノテーション値は、UTA 構文ツリーでは完全にサポートされていない |
UTA-4554 | テスト ケースの作成中にクラスを逆コンパイルする際のパフォーマンスの問題 |
XT-36609 | パスワードに £ 文字があると、Parasoft ツールが DTP に接続できなくなる |
XT-36611 | min オプションを使用した sim-link ソース コードの公開に失敗 |
XT-36843 | cpptestcli を使用する同時ビルドが、ライセンスをプルしようとしたときにタイムアウトを待たない |
XT-36950 | XML Graphics Project の脆弱なライブラリを更新 |
XT-37358 | テストが 100% 成功した場合にレポートに 100% が表示されない |
このリリースについての情報は、https://docs.parasoft.com/display/JTEST1043/Updates+in+10.4.3 を参照してください。 |