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システムをアップグレードしたり大幅な変更を加える前に、データの損失を防ぐために DTP のデータファイルとデータベースをバックアップする必要があります。
以下のコンポーネントに関連するデータとディレクトリがバックアップされます。
確実にシステム全体をバックアップするために、以下の操作を推奨します。
すべての DTP アプリケーション (DTP Server、Data Collector、および DTP Enterprise Pack) をシャットダウンし、<DTP_DATA_DIR> フォルダーのバックアップを作成します。データを回復するには、<DTP_DATA_DIR> ディレクトリを元の場所 (たとえば Windows の場合は C:\ProgramData\Parasoft for Windows) に変更します。
<DTP_INSTALL>/tomcat/conf ディレクトリで、変更した可能性のある Tomcat 構成ファイルのコピーを作成します。
ハードウェア障害などの問題が発生してデータベースと DTP が非同期になった場合、データベースと本番サーバーが同期していれば、すべてのデータを復元できるはずです。
解析レポート、パブリッシュされたソース、および詳細カバレッジの情報はファイルに格納されます。そのため、データベースは同期しているが、ファイル システムが完全にコピーされなかった場合、以下の状況が考えられます。
障害回復にとって、データベースを確実に同期化することは非常に重要です。例として次の状況を考えてみましょう。
Data Collector が処理できる 5 月 13 日の 午後 10 時までのファイルはあります。解析結果については、データベースは 5 月 13 日の 午後 10 時の本番データベースの状況と同期化されます。本番データベースで 3 月 30 日から 5 月 13 日の間に UI または REST API から実施された他のあらゆる変更 (たとえば優先度付けのアクションなど) は失われます。