このセクションでは、変更ベースのテストと要求/欠陥のトレーサビリティを設定するために、コードとテストを関連付ける方法について説明します。

関連付けを利用するために、「 DTPとの接続」で説明されているように DTP に接続する必要があります。

このセクションの内容:

実装中のコードの関連付け

チェックイン時の関連付け

関連する要求、欠陥をチェックイン時に関連付けます。リポジトリにファイルをコミットするときに、リビジョン コメントに次のテキストを入力します。

  • 要求:  リポジトリにファイルをコミットするときに、リビジョン コメントに次のテキストを入力します (NNN は要求 ID): @req NNN 
  • 欠陥: リポジトリにファイルをコミットするときに、リビジョン コメントに次のテキストを入力します (NNN は欠陥トラッキング ID): @PR NNN 
  • 改善: リポジトリにファイルをコミットするときに、リビジョン コメントに次のテキストを入力します (NNN はフィーチャー リクエスト ID): @FR NNN  

欠陥をマークするためにカスタム タグを使用する方法については 「欠陥/課題のカスタム タグの使用」を参照してください。

C++test テストとの関連付け

Parasoft DTP は、バグ トラッキング システムや要求管理システムで定義された PR (問題レポート) と FR (フィーチャー リクエスト) に単体テスト ケースを関連付けることができます。そのため、ユーザーは Project Center を使って、各アイテムに関連するテストがあるか、テストが成功しているか失敗しているかを追跡することができます。

Parasoft C++test テストとの関連付け

C++test ではテスト名またはコメントで関連付けを指定することができます。

テスト名の使用

Parasoft Project Center でテスト ケースとタスク、要求、PR、FR を関連付けるには、テスト ケース名の最後に次の文字列を追加します。

  • _PRxxxxx - 問題レポート xxxxx にテスト ケースを関連付けます。  
  • _FRxxxxx - フィーチャー リクエスト xxxxx にテスト ケースを関連付けます。  
  • _TASKxxxxx - タスク xxxxx にテスト ケースを関連付けます。  
  • _REQxxxxx - 要求 xxxxx にテスト ケースを関連付けます。  

たとえば、PR# 12345 が解決されたかどうかを検証するテスト ケースであれば、テスト ケース名を test_case_PR12345 とします。 また、タスク #1 が適切に実装されたかどうかを検証するテスト ケースであれば、テスト ケース名を test_case_TASK1 とします。

コメントの使用

コメントを使ってテストの関連付けを指定するには、次の操作を行います。

  • テスト ケース マーカー CPPTEST_TEST_CASE_BEGIN および CPPTEST_TEST_CASE_END の間に適切なコメントを記述します。  

次のマーカーがサポートされます。

  • @PR  
  • @FR  
  • @TASK  
  • @REQ  

コメントの行に他のコードを含めてはいけません。また、マーカーは 1 行につき 1 種類だけ使用してください。マーカーを区切るにはカンマまたは空白を使用します。

たとえば、次のテストは PR: 123, 456 および タスク 789 に関連付けられます。

/* CPPTEST_TEST_CASE_BEGIN test_foo */
// @PR 123, 456
// @TASK 789
void TestSuite::test_foo()
{
	//test case body
}
/* CPPTEST_TEST_CASE_END test_foo */

 カスタム タグを使って欠陥をマークする方法については、「欠陥/課題のカスタム タグの使用」 を参照してください。

注意

[設定] > [課題トラッキング タグ] で指定されているタグであれば、ユーザーはどのタグでも使用することができます。詳細については 「欠陥/課題のカスタム タグの使用」 を参照してください。

欠陥/課題のカスタム タグの使用

Bugzilla などの課題/フィーチャー/欠陥 トラッキング システムの課題とテスト ケースを関連付けるために使用するタグをカスタマイズすることができます。この機能を利用すると、欠陥を表す言語に合わせてタグを設定できます。たとえば、ある組織は欠陥を表すために "PR" という用語を使用し、別の組織は "欠陥" という用語を使用しているものとします。この場合、用語として "欠陥" を使用する組織は、デフォルトの @pr タグではなく カスタム タグの @defect を使用したいでしょう。

デフォルトの欠陥/課題トラッキング タグ (@pr および @bugzilla) を使用したくない場合、タグの別名、つまりカスタム タグを指定できます。次の操作を行います。

  1. [Parasoft] メニューの [設定] をクリックします。  
  2. [Parasoft] > [課題トラッキング タグ] を選択します。  
  3. タグを追加、変更、削除します。  
    • タグの後には 1 つ以上の値が必要です。カンマまたは空白で区切られた 1 つ以上の文字列を指定してください。  
    • 個別のトークン値は、カンマ区切りの文字列のリストおよび空白区切りの文字列のリストの任意の組み合わせを使用できます。

例 1

課題トラッキング タグ @bugzilla および @defect を使用しているものとします ( @defect は カスタム課題トラッキング タグです)。

次の Javadoc コメントがあるものとします。

/**
* @pr 2453, 462345
* @bugzilla 2342
* @defect 87766
*/
void testFoo1() {}

 次の PR プロパティが (別の項目として) Parasoft DTP に送られます。

2453

462345

2342

742725

87766 

次の FR プロパティが (別の項目として) Parasoft DTPに送られます。

 8766

996686776

例 2

次の Javadoc コメントがあるものとします。


/**
* @pr 2453, 462345 2342
* 8766 996686776 - these numbers are not be counted as a part of @pr tag
* @pr 87766
*/
void testFoo1() {}

次の PR プロパティが別の項目として Parasoft DTP に送られます。

 2453

462345

2342

742725

87766

例 3

課題トラッキング タグ @bugzilla および @defect を使用しているものとします ( @defect はカスタム課題トラッキング タグです)。

以下のテスト ケース コメントがあるものとします。

/* CPPTEST_TEST_CASE_BEGIN test_foo */ // @pr 123, 456
// @bugzilla 789
// @defect 1357
// @req 7799
void TestSuite::test_foo()
{
//test case body
}
/* CPPTEST_TEST_CASE_END test_foo */

 次の PR プロパティが別の項目として Parasoft DTP に送られます。

 123

456

789

1357

次の REQ プロパティが Parasoft DTPに送られます。

7799

関連付けられた成果物へのリンク

関連付けられた成果物にレポートをリンクするには、成果物へのリンクの書式を表す URL テンプレートを指定する必要があります。

  1. [Parasoft] メニューの [設定] をクリックします。  
  2. [Parasoft] > [課題トラッキング タグ] をクリックします。  
  3. 上側の表で個々の成果物タイプについてリンクの書式を指定します。
    例:  

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