シミュレーター上でのテスト
C++test に提供するテスト コンフィギュレーションは、セミ-ホスト機能を使ったシミュレーター上でのテストに対応できるよう準備されています。
これを有効にするには、リンカー コマンド ラインに IOPORT アドレスを追加します。
例:
"-sc IOPORT=0x00000000"
この追加オプションは、C++test のビルド設定内のリンカー オプションで指定するべきです (プロジェクト ツリーでプロジェクトを右クリックして [プロパティ] をクリックし、[Parasoft] > [C++test] > [ビルド設定] を選択します。次の設定を行います)。
単体テストには、RAM 領域で定義された INIT セクションが必要です。この操作については SOFTUNE のマニュアルを参照してください。
ビルトイン テスト コンフィギュレーションのカスタマイズ
FR Softune プロジェクトの実行時テストを実行するために用意されているテスト コンフィギュレーション ( [ビルトイン] > [Embedded Systems] > [Spansion FR Softune] ) は、環境特有のカスタマイズが必要な場合があります。よくあるカスタマイズは、テスト コンフィギュレーションごとにあるテスト フロー定義プロパティを利用することです ( [実行] > [全般] タブの [実行の詳細] セクション)。
次の表は、[Run Spansion FR Softune Tests - Simulator] という FR Softune 用ビルトイン テスト コンフィギュレーションのテスト フロー プロパティです。
名前 | デフォルト値 | 説明 |
---|---|---|
Exit Point | __exit | アプリケーションの終了ポイント。これは、シミュレーターが実行を終了するポイントです。 |
Directory Path for Test Executable | ${workspace_loc}/ | テスト実行可能ファイルがこの場所で生成されます。通常、これは元のバイナリと同じ場所にするべきです。 |
単体テスト
[Run Spansion FR Softune Tests - Simulator] テスト コンフィギュレーションは、単体テストのプロセスを容易にするために提供されています。
シミュレーター上で単体テストを実行するには、次の操作を行います。
- テスト ケースを手動で作成するか自動生成します。
- [Run Spansion FR Softune Tests - Simulator] テスト コンフィギュレーションを複製します。
- 複製したテスト コンフィギュレーションを必要に応じて変更します。
- 詳細については 「 ビルトイン テスト コンフィギュレーションのカスタマイズ 」 を参照してください。
- 目的のテスト コンテキストを選択します。
- カスタマイズしたテスト コンフィギュレーションを使ってテストを実行します。
テスト ケースのデバッグ
外部組込みデバッグ モードを使用します。詳細については以下を参照してください。
- 「デバッガーの設定」
- 「テスト ケースのデバッグ」