このセクションでは、C++test のテスト結果を参照し、表示をカスタマイズする方法を説明します。 

このセクションの内容

テスト結果へのアクセス

テスト結果には、GUI のさまざまな場所とコマンドライン レポートからアクセスすることができます。

GUI でのテスト実行の結果

[テスト進捗] ビューには、テストの進行状況とステータスが表示されます。



次の点に注意してください。

  • テストを実行すると、[テスト進捗] ビューの名前がテスト コンフィギュレーション名に変わります。
  • [タスクをレビュー] ボタンをクリックすると、[品質タスク] ビューが表示されます。



  • 各解析カテゴリの結果のサマリーを表示するには、セクションを展開します。
  • [テスト進捗] ビューの右上のツールバー ボタンをクリックしてレポートを生成できます。

[レポート] ダイアログが表示され、レポート オプションを設定できます。


[品質タスク] ビュー

[品質タスク] ビューには、ユーザーに割り当てられた品質タスクが表示されます (品質タスクは、インタラクティブなテストの最中に生成されるか、またはコマンドライン テストから GUI にインポートされます)。表示されていない場合、[Parasoft] メニューの [ビューの表示] > [品質タスク] をクリックして表示できます。さらに詳しい情報を参照するには、[品質タスク] ビューのツリーを展開します。ビューに表示されるアイテムを切り替えるには、ビューのツールバーにある矢印ボタンを使用します。

テスト結果はタスク リストとしてレポートされます。タスク リストは、コードの修正とテスト結果のレビューをどのように進めるかをユーザーが判断するのに役立ちます。タスクは作成者、カテゴリ、重要度によって編成されます。バグが発生する可能性が最も高い重要度レベルは「重要度 1 」であり、可能性が最も低い重要度レベルは「重要度 5」です。

ソース コード マーカー

ソース ファイルに対して実行されたテストの場合、テスト結果はソース コード レベルでもレポートされます。

テスト対象ソース ファイルのエディターを開くと、マーカーは見つかった問題に対応するソース コードの隣に位置づけられます。静的解析違反の場合、マーカーは違反のあるコードの隣に表示されます。単体テスト エラーの場合、マーカーはテスト対象クラスに一致するスタック トレースの先頭に表示されます。単体テストの失敗の場合またはテスト対象クラスが不明なエラーの場合、マーカーは単体テスト クラスの一致するスタック トレースの先頭行に表示されます。特定のマーカーがどのような問題を表すかについては、マーカーにカーソルを置くと、情報がポップアップ ウィンドウに表示されます。また、コード行に関連する違反メッセージを [品質タスク] ビューで参照するには、コードを右クリックして [表示] メニューの [品質タスク] (Eclipse の場合) または [Parasoft] メニューの [タスクの表示] をクリックします。

[コンソール] ビュー

テストの詳細を参照するには、テストの実行中に [コンソール] ビューを開きます。テストの進行中にテストの詳細が [コンソール] ビューにレポートされ、ユーザーが消去するか次のテストが実行されるまで [コンソール] ビューに表示され続けます。

[テスト ケース エクスプローラー] ビュー

[テスト ケース エクスプローラー] ビューには、利用できるすべてのテスト ケースのステータスが表示されます。赤で表示されているのは失敗への完全なパスです。



[テスト ケース エクスプローラー] ビューに表示されているテストに関連するタスクを参照するには、テストのノードを右クリックしてショートカット メニューの [タスクの表示] をクリックします。そのテストに関連するタスクが [品質管理] ビューに表示されます。

ヒント

  • ビューのツリーの多くのノードでは、問題が発生したソース コード行の行番号が表示されます。該当するソース コードを参照するには、そのノードをダブルクリックするか、ノードを右クリックして [ジャンプ] を選択します。エディターが開き、該当するコード行が強調表示されます。

  • [品質タスク] ビューでメッセージを選択し、Ctrl + C でコピーして他のドキュメントに貼り付けることができます。
  • テスト ケース エクスプローラー」 の説明にあるように、テスト ケース エクスプローラーの内容はフィルタリングしたり検索することができます。

コマンドラインからのテスト実行の結果

コマンドラインからのテスト実行の場合、テスト結果は生成されるレポートに記録されます。テスト結果を DTP に送信した場合、「GUI へのテスト結果のインポート」にあるように、テスト結果を GUI にインポートすることができます。インポートしたテスト結果は、GUI でテストを実行したかのように参照することができます。

テスト結果のフィルタリング

デフォルトでは、[品質タスク] ビューにはテスト結果が累積して表示されます。例えば、テスト結果を IDE にインポートした後に GUI から 2 回テストを実行した場合、[品質タスク] ビューにはインポートしたすべてのタスクに加えて 2 回分のテスト結果も表示されます。

累積したテスト結果ではなく、最後のテスト セッションの結果だけを表示するには、テスト結果をフィルタリングします。

次の操作を行います。

  1. [品質タスク] ビューのツールバーの [フィルター] ボタンをクリックします。



  2. 表示されたダイアログで、フィルター オプションを設定します。

レポートされたタスクのテスト コンフィギュレーションの参照

[品質タスク] ビューに表示されているタスクから、そのタスクをレポートしたテスト コンフィギュレーションの画面を開くことができます。この機能は次の場合に特に役立ちます。

  • そのタスクがレポートされる原因となった設定を確認したり変更したい場合。
  • サーバーでの実行からテスト結果をインポートした。あるタスクが生成されたときにどのテスト コンフィギュレーションが実行されたかを知りたい場合。

特定のタスクがレポートされる原因となったテスト コンフィギュレーションを参照するには、次の操作を行います。

  • タスクを右クリックし、ショートカット メニューの [テスト コンフィギュレーションの参照] をクリックします。

そのタスクに関係するテスト コンフィギュレーション設定の画面が直接表示されます。例えば、静的解析タスクを選択した場合、[静的] タブが開き、該当するルールがハイライト表示されます。

テスト結果の表示のカスタマイズ

品質タスクの表示方法は、必要に応じてカスタマイズすることができます。

表示するタスクを指定する

どのタスクを表示するかをカスタマイズするには、次の操作を行います。

  1. ツールバーの [フィルター] ボタンをクリックします。



  2. ダイアログが開いたら、表示する内容を指定します。

表示レイアウトと表示内容を変更する

次の操作を行って、[品質タスク] ビューのレイアウトと表示内容を変更できます。

レイアウト テンプレートを選択する

次のレイアウト テンプレートが用意されています。

  • 詳細: カテゴリ、サブカテゴリ、タスク タイプ、パッケージまたは名前空間を表示できます。タスク タイプごとに表示されます。
  • テスト ケース: テストを表示。テスト名ごとに表示されます。
  • テストされたファイル: 検出された問題の場所を表示。ファイル名ごとに表示されます。
  • テストされたファイルおよびカテゴリ: 検出された問題のカテゴリと場所を表示。ファイル名ごとに表示されます。

現在の目的に合ったレイアウトを選択するには、次の操作を行います。

  1. [品質タスク] ビューの 右上にあるプルダウン ボタンをクリックします。


  2. [表示] メニューから適切なレイアウト オプションを選択します。

レイアウト テンプレートをカスタマイズする

定義済みのレイアウトをカスタマイズするには、次の操作を行います。

  1. [品質タスク] ビューの右上のプルダウン ボタンをクリックします。
  2. [内容の構成] を選択します。
  3. 表示されたダイアログで構成を指定します。[コメント] は、ソース管理システムにコミットするときに入力されたコメントを表示することに注意してください。

新しいレイアウト テンプレートを追加する

新しいレイアウト テンプレートを追加するには、次の操作を行います。

  1. [品質タスク] ビューの右上のプルダウン ボタンをクリックします。
  2. [内容の構成] を選択します。
  3. 表示されたダイアログの左側にある [新規] ボタンをクリックします。
  4. 追加されたテンプレートを選択して名前を変更し、レイアウトの構成を指定します。[コメント] は、ソース管理システムにコミットするときに入力されたコメントを表示することに注意してください。

[品質タスク] ビューからカテゴリを変更する

[品質タスク] ビューから直接カテゴリの再編成、非表示、および削除を行うには、次の操作を行います。

  1. [品質タスク] ビューで項目を右クリックします。
  2. ショートカット メニューの [レイアウト] から適切なオプションを選択します。

違反メッセージの消去

[品質タスク] ビューに表示されている違反メッセージを消去し、最も重要な違反メッセージだけに集中したい場合があります。例えば、エラーを修正するたびにそのエラーに関連する違反メッセージを消去すれば、まだ修正していない違反メッセージだけが [品質タスク] ビューに表示されます。

消去した違反メッセージは一時的に削除されるだけです。今後のテストで同じ違反が発生した場合、違反メッセージはまたレポートされます。

メッセージは、個々に消去することも、[品質タスク] ビューに表示されているカテゴリで消去することも、レポートされたすべてのメッセージを消去することもできます。

選択した違反メッセージを消去する

[品質タスク] ビューで違反メッセージを選択して消去するには、次の操作を行います。

  1. 削除する違反メッセージまたはメッセージ カテゴリを選択します。複数のメッセージを選択するには、 Shift キーまたは Ctrl キーを押しながら違反メッセージをクリックします。
  2. 選択した違反メッセージを右クリックし、ショートカット メニューの [削除] をクリックします。

選択したメッセージが [品質タスク] ビューから消去されます。

すべてのメッセージを消去する

レポートされたすべてのメッセージを消去するには、次の操作を行います。

  • [品質タスク] ビューの [ビューからすべてを削除] ボタンをクリックします。

品質タスク カテゴリ

テスト結果は、[品質タスク] ビューにタスク リストとしてレポートされます。このタスク リストはシステムの品質を保証するためにどのように進むべきかタスクは次のカテゴリに分類されます。

タスクは次のカテゴリに分類されます。

  • 静的解析違反の修正: 修正または抑制するべき静的解析違反。「フロー解析」が検出した問題もこのカテゴリに表示されます。
  • 単体テストの問題の修正: このカテゴリには、「単体テストの問題」がレポートされます。該当する問題は、機能テストの失敗、予想外のキャッチされない実行時例外、およびタイムアウトです。
  • 単体テストの結果の検証: このカテゴリには、テスト ケースの自動生成中に作成されたテスト ケースに対する「未検証の結果」が含まれます。「未検証の結果」がレポートされるのは、まだアサーションに変換されていない事後条件がある自動生成またはユーザー定義のテスト ケースを実行した場合です。 結果は期待どおりの動作かもしれませんし、問題を示しているのかもしれません。さらにレビューと検証が必要です。  ユーザーは、この結果が期待どおりの動作であると判断した場合、結果を「検証済み」にします。不正な動作であると判断した場合、正しい結果を指定します。
  • 実行時エラー検出のタスクの修正: 単体テスト ケースまたはアプリケーションの実行中に検出された実行実行エラー。

エラーの参照と解決

次の種類のテスト結果とエラーを解決する方法については、リンク先の説明を参照してください。

即時修正による自動修正

「即時修正」機能は、単体テストの結果のレビュー/対処中によく実行される操作を自動化します。「即時修正」が可能な問題には黄色の電球のマークが表示されます。 このマークがある問題を自動的に修正するには、ショートカット メニューの「即時修正」オプションから適切なオプションを選択します。

ヒント

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