このセクションではライセンスを設定する方法について説明します。
Parasoft のライセンスについて
C/C++test はローカルまたはネットワーク ライセンスで実行できます。ローカル ライセンスは、マシン固定のライセンスであり、移動できません。ネットワーク ライセンスは、Parasoft License Server から取得されるライセンスです。Parasoft License Server はライセンスを保存し、Parasoft 製品にライセンス トークンを提供します。
デフォルトでは、C/C++test は開発テスト ワークフロー用に設定されたのと同じ DTP からライセンスを取得するよう設定されています (「DTPとの接続」を参照)。次のサーバーからライセンスを取得することもできます。
- スタンドアロンの License Server
- 別の DTP インスタンスにデプロイされた License Server
ライセンスを設定するには、GUI でオプションを指定するか、ローカル設定が保存されたファイルに手動でライセンスの設定を追加します (「ローカル設定によるライセンスの追加」を参照)
GUI でのネットワーク ライセンスの設定
DTP の License Server を使用してチームや組織の Parasoft 製品ライセンスを管理している場合、DTP に接続すると、自動的にネットワーク ライセンスが有効になります。「DTPとの接続」を参照してください。
オプションをカスタマイズしたり、別の License Server からライセンスを取得するには、次の操作を行います。
- [Parasoft] メニューの [設定] をクリックして [設定] ウィンドウを表示します。
- [Parasoft] カテゴリの [ライセンス] を選択します。
- [ネットワーク] ラジオボタンを選択します
- [借用] チェックボックスをオンまたはオフにします。「 ライセンスの借用」を参照してください。
- [エディション] ドロップダウン メニューから使用するライセンス エディションを選択します。Cutome Edition を選択した場合、[選択] をクリックしてライセンス機能をカスタマイズします。
[設定] リンクをクリックしてネットワーク ライセンス設定ダイアログを開きます。
- ネットワーク ライセンス設定ダイアログで License Server への接続を設定します。
以下のオプションがあります。- 主要な DTP (デフォルトで有効) の License Server からライセンスを取得する場合、[既存の DTP 設定を使用] オプションをオンにします。
- DTP に保存されたプロジェクトでライセンス設定を使って直接設定した License Server からライセンスを取得する場合、[Use License Server settings from DTP project] オプションをオンにします。「 ローカル設定によるライセンスの追加」を参照してください。DTP パネルでプロジェクトを指定します。「DTPとの接続」を参照してください。
カスタム License Server からライセンスを取得する場合、[Use the following License Server] オプションを有効にします。以下のいずれかを指定できます。
スタンドアロンの License Server
- スタンドアロンの License Server がデプロイされているホストを指定します。サーバーが HTTPS プロトコルを使用している場合、ホスト名の先頭に
https://
を追加します。 - ポートを指定します。ポート番号は Tomcat の設定に依存します (通常、8080 などの HTTP ポートです)。
- コンテキスト パスの設定をスキップします (スタンドアロンの License Server では、コンテキスト パスの設定はサポートされていません)。
- [HTTP/S] オプションを有効にします。
認証情報は不要です。
別の DTP にデプロイされた License Server
- ホストを指定します。
- ポート番号を指定します (通常、443 または 8443 などの HTTPS ポートです)。
- (任意) 指定したホストの相対的な場所に DTP がデプロイされている場合にコンテキスト パスを指定します。
- [HTTP/S] オプションを有効にします。
- - [認証の使用] オプションを有効にします。
- ユーザー名とパスワードを指定します。
レガシー License Server
- ホストを指定します。
- ポート番号を指定します (通常、2002)
- コンテキスト パスの設定をスキップします (レガシーの License Server では、コンテキスト パスの設定はサポートされていません)。
- [TCP/IP(legacy)] オプションを有効にします。
認証情報は不要です。
- スタンドアロンの License Server がデプロイされているホストを指定します。サーバーが HTTPS プロトコルを使用している場合、ホスト名の先頭に
- [OK] をクリックします。
- [適用] をクリックします。ライセンス設定ページにライセンスされた機能が表示されます。
- [OK] をクリックしてライセンスを保存します。
ライセンスの借用
出張中や DTP をホストしているマシンをアップグレードする間に作業する場合など、DTP にアクセスできない間、ネットワーク ライセンス トークンを借用して C/C++test を使用できます。
ライセンスを借用すると、DTPの利用可能ライセンスの 1 つが、指定の期間 だけ特定のマシンにロックされます。ライセンスは 1 時間から 14 日間まで借用できます。
ライセンスを借用するには、[借用] チェックボックスをオンにし、ライセンスを借用する期間を指定します。
ライセンスの有効化および無効化
ライセンスを一時的に無効にするには、[Parasoft] メニューの [ライセンス] > [無効化] をクリックします。再びライセンスを有効にするには、[Parasoft] メニューの [ライセンス] > [有効化] をクリックします。
アイドル状態が 30 分続いた場合に自動的にライセンスを無効化するには、[起動時にライセンス を無効にし、アイドル時に自動的に解放する] チェックボックスをオンにします。 ライセンスを無効化した場合
- License Server で C/C++test のライセンス トークンが解放され、他のユーザーがトークンを取得できるようになります。
- C/C++test のビューが無効化され、IDE の [品質タスク] ビューから結果が消去されます。
ヒント - コマンド ライン モードでライセンスを待機するには
License Server に利用可能な C/C++test ライセンスがない場合にライセンス トークンが解放されるまで待機するよう C/C++test を設定できます。ローカル設定ファイルで以下のオプションを設定します。cpptest.license.wait.for.tokens.time=[time in minutes]
例えば、次のように設定すると、C/C++test は License Server がライセンス トークンを提供するのを 3 分間待機します。 cpptest.license.wait.for.tokens.time=3
コマンドラインモードとローカル設定オプションの詳細については、「ローカル設定の指定」および「コマンドライン インターフェイスからのテスト」を参照してください。
GUI でのローカル ライセンスの設定
「Parasoft 製品ユーザー登録カード兼ライセンスキー請求カード」に記入し、Parasoft 製品 カスタマーセンター ([email protected]) に送付してパスワード ( ライセン スキー ) を取得します。詳細については『インストールガイド』を参照してください。マシン ID を取得するには、以下のいずれかの操作を行います。
- GUI で [Parasoft] > [設定] > [ライセンス] をクリックし、[ローカル] オプションをオンにします。[マシン ID] フィールドにマシン ID が表示されています。
- コマンドラインで次のコマンドを実行します:
cpptestcli -machineid
出力メッセージにマシン IDが表示されます。
ライセンス キーを入手したら、ライセンスを設定します。
- [Parasoft] メニューの [設定] をクリックして [設定] ウィンドウを表示します。
- [Parasoft] カテゴリの [ライセンス] を選択します。
- [ローカル] オプションを有効にします。
- [パスワード] フィールドに Parasoft から入手したパスワードを入力します。
- [適用] をクリックします。ライセンス設定ページにライセンスされた機能とライセンスの有効期限が表示されます。
- [OK] をクリックしてライセンスを保存します。
ローカル設定によるライセンスの追加
key=value
という書式でライセンス設定を指定できます。以下の場所で設定できます。
- テキスト ファイル。これは、コマンド ライン インターフェイスからテストを実行する場合や、プロジェクトごとに異なる設定を適用したい場合に特に便利です。
- parasofttest.ini ファイル。詳細は「parasofttest.ini ファイルでのライセンスの設定」を参照してください。
- DPT に保存されたプロジェクト。DTP プロジェクトで直接指定された設定を使用して、GUI でネットワーク ライセンスを設定できます (「GUI でのローカル ライセンスの設定」を参照)。
利用可能なライセンス設定の一覧と、ローカル設定を含むテキスト ファイルの作成方法については、「ローカル設定の指定」を参照してください。
OpenID Connect 経由の接続
副次的な DTP サーバーまたはスタンドアロンの License Server で OpenID Connect が有効化されている場合、OpenID Connect サーバーへの接続を設定します。詳細は「コマンド ラインでの OpenID Connect の設定」を参照してください。
parasofttest.ini ファイルでのライセンスの設定
parasofttest.ini ファイルでライセンスを設定すると、GUI で手動でライセンスを設定する時間と手間が省けます。C/C++test を GUI モードで起動したときにファイルが読み込まれ、ファイルに従って GUI の設定が更新されます。
- 次の場所に parasofttest.ini ファイルを作成します。:
[PARSOFT _TEST_INSTALL_DIR]\[VERSION]\parasofttest.ini
ファイル パスはたとえば次のようになります:C:\Program Files\Parasoft\Test\10.4\parasofttest.ini
- ライセンスを設定します。「ライセンス設定」を参照してください。
例
例 1: 主要な DTP からネットワーク ライセンスを取得する
dtp.enabled=true dtp.server=onya.mycompany.com dtp.port=443 dtp.user=user1 dtp.password=mypassword cpptest.license.use_network=true
例 2: スタンドアロンの License Server からネットワークライセンスを取得する
cpptest.license.use_network=true license.network.use.specified.server=true license.network.host= https://aurelia.mycompany.com license.network.port=8080 license.network.connection.type=http
例 3: 副次的な DTP からネットワーク ライセンスを取得する
cpptest.license.use_network=true license.network.use.specified.server=true license.network.host= https://dtp2.mycompany.com license.network.port=443 license.network.connection.type=http license.network.auth.enabled=true license.network.user=userA license.network.user=myStrongPassword!
例 4: レガシー License Server からネットワークライセンスを取得する
cpptest.license.use_network=true license.network.use.specified.server=true license.network.host= https://abc.mycompany.com license.network.port=2002 license.network.connection.type=tcp
例 5: ローカル ライセンス
cpptest.license.use_network=false cpptest.license.local.password=PARASOFT_353E2A4B2FF142B0A262AF62B9DEC3449C124773BAF0B4B508FF21139E867D9772F3702716FCE6D8EA16ACE668DE0EE629D1571359920 3BD85CE1213_7937E7ED374E70FDD62EE841EB465019E64BF3EF3A87DE6B67FB10 BBCAFF70D9420AC574FC5B3E5EB7241B20506DE2C60B0D80462CBEDBD
パスワードは、有効なライセンス機能を指定します。