このセクションでは、WildFly に WAR ファイルをデプロイする手順の例を示します。新しいバージョンの SOAtest/Virtualize Server にアップデートする方法については「WildFly にデプロイされた SOAtest/Virtualize Server のアップグレード」を参照してください。
- http://wildfly.org/ からプラットフォームに適した WildFly バージョン 10.1 以降をダウンロードします。
- ダウンロードした WildFly ファイルを任意の場所に展開します (ここでは <WILDFLY_HOME> とします)。<WILDFLY_HOME>/welcome-content ディレクトリを削除します。
- WildFly を起動します(起動オプションについては WildFly のドキュメントを参照してください)。たとえば <WILDFLY_HOME>/bin/standalone.bat スクリプトを実行して、デフォルト設定でスタンドアロン サーバーを起動します。
- http://localhost:9990/ に移動し、操作指示に従って、デプロイメントを管理するために WildFly を設定します。管理者でアクセスできる WildFly ユーザーを追加しなければならない場合があります。
- (任意) SSL を介して WAR ファイルをデプロイするために、ステップ 7 で説明するように HTTPS のポートを設定します。これ以外の設定は必要ありません。
- WAR ファイルのコンテンツを <UNZIPPED_SOAVIRT_WAR> に展開します。
- <UNZIPPED_SOAVIRT_WAR>/WEB-INF/config.properties 構成ファイルを開き、以下を指定します (詳細については「サーバーの設定」を参照)。
- WildFly が使用するポート。たとえば
server.port.http=8080
またはserver.port.https=8443
。config.properties に指定するポートは、WildFly の設定で指定したポートと一致していなければなりません。 - ライセンス
- ワークスペース
- WildFly が使用するポート。たとえば
- <UNZIPPED_SOAVIRT_WAR> の内容を WAR に圧縮し、以下のいずれかの方法でデプロイします。
- Web インターフェイス:
- http://localhost:9990/ に移動し、[Deployments] タブをクリックします。
- [Add] をクリックし、ウィザードを使って WAR ファイルをデプロイします。
- CLI コンソール:
- <WILDFLY_HOME>/bin/jboss-cli.bat を実行して以下のコマンドを実行します。
[standalone@localhost:9990 /] deploy <WAR>
- <WILDFLY_HOME>/bin/jboss-cli.bat を実行して以下のコマンドを実行します。
- Web インターフェイス:
- Http://localhost:8080/ を参照します (必要に応じてポートを変更してください)。次のようなメッセージが表示された場合、アプリケーションは正しくインストールされています。
There are no deployments on this server.Cannot respond to this request: /.
POST サイズの上限を増やす
10 MB より大きいテストがある場合、POST サイズの上限を増やすため、<WILDFLY_HOME>/standalone/configuration/standalone.xml ファイルに max-post-size
属性を 追加する必要があります。次のサンプルは、HTTP および HTTPS の両方にこの属性を追加する方法を表しています。
<server name="default-server"> <http-listener name="default" max-post-size="25485760" socket-binding="http" redirect-socket="https" enable-http2="true"/> <https-listener name="https" max-post-size="25485760" socket-binding="https" security-realm="ApplicationRealm" enable-http2="true"/> <host name="default-host" alias="localhost"> <location name="/" handler="welcome-content"/> <filter-ref name="server-header"/> <filter-ref name="x-powered-by-header"/> </host> </server>