このセクションでは、Jetty に WAR ファイルをデプロイする手順の例を示します。新しいバージョンの SOAtest/Virtualize Server にアップデートする方法については「Jetty にデプロイされた SOAtest/Virtualize Server のアップグレード」を参照してください。
- Web アプリケーションのホーム ディレクトリとするフォルダーを新規作成します。Jetty webapps ディレクトリ以外のディレクトリであれば、どのディレクトリに作成しても構いません。たとえば、Windows では c:/wars/soavirt などを使用できます。
- http://www.eclipse.org/jetty/ からプラットフォームに適した Jetty をダウンロードします。
- ダウンロードした Jetty ファイルを任意の場所に展開します(ここでは <JETTY_HOME> とします)。
- ステップ 1 で作成したディレクトリを Jetty ベース ディレクトリとして初期化します。たとえば以下のコマンドを使用します。
java -jar <JETTY_HOME>/start.jar --add-to-start=http,deploy
- 自動再デプロイメントに関する問題を防ぐため、Jetty の自動再デプロイを無効にします。たとえば、<JETTY_HOME>/start.ini ファイルに次のプロパティを設定します。
jetty.deploy.scanInterval=0
- (任意) HTTPS を介して WAR ファイルをデプロイするよう Jetty で SSL を設定します。
- JDK keytool を使ってキーを生成します。
keytool -keystore keystore -alias jetty -genkey -keyalg RSA
- キーストアのパスワードとして
storepwd
と入力します。 - 質問が表示されたら回答します (名前、組織など)。
- キー パスワードとして
keypwd
を使用します。
- JDK keytool を使ってキーを生成します。
- ステップ 1 で作成したディレクトリの下の webapps/ROOT ディレクトリに WAR ファイルの内容を展開します。これは <SOAVIRT_HOME> ディレクトリになります。
- <SOAVIRT_HOME>/WEB-INF/config.properties の config.properties ファイルで、Jetty が使用するポートを指定します (詳細については「サーバーの設定」を参照)。たとえば、
server.port.http=8080
またはserver.port.https=8443
を使用します。config.properties に指定するポートは、Jetty の構成で指定したポートと一致していなければなりません。 - <SOAVIRT_HOME>/WEB-INF/config.properties の config.properties ファイルで適切なライセンスを指定します (詳細については「サーバーの設定」を参照)。
- ステップ 1 で作成したディレクトリから Jetty を起動します。例:
java -jar <JETTY_HOME>/start.jar
- Http://localhost:8080/ を参照します (必要に応じてポートを変更してください)。次のようなメッセージが表示された場合、アプリケーションは正しくインストールされています。
There are no deployments on this server.Cannot respond to this request: /.
インストールが成功した場合、<SOAVIRT_HOME> にワークスペース ディレクトリが作成されます。