このセクションでは XML Validator ツールについて説明します。XML Validator ツールは、XML が整形式であるかどうかチェックし、スキーマ定義に対して XML を検証します。
このセクションの内容:
XML Validator ツールとは
XML Validator ツールは XML が整形式であるかどうかをチェックし、スキーマ定義に対して XML を検証するように構成できます。このツールは主に SOAP Client ツールまたは Messaging Client ツールのレスポンス出力に接続されます。
整形式の XML 文書は次のガイドラインに準拠します。
- 開始タグと終了タグの両方を必要とするすべての要素が、開始タグと終了タグの両方を持っている。
- 要素が互いに適切にネストしている。
- 属性値は引用符で囲まれていなければならない。
有効な XML 文書は適切な文書型宣言を持ち、その宣言の制約 (正しい要素、ネスト、属性、属性値など) に従います。 XML Validator ツールは、テスト スイート ツールとして機能テストのシナリオの一環に XML をチェックできます。静的解析中に XML をチェックするには、 [XML 検証] カテゴリの [XML 整形式であることを確認する] ルールを使用します。このルールは XML Validator ツールと同じカスタム オプションを持っています。
XML Validator ツールのカスタマイズ
次のオプションを設定できます。
- スキーマで検証: スキーマに対して XML ファイルを検証します。
- 整形式かどうかだけをチェックする: XML ファイルが整形式かをチェックします。
スキーマのロケーション URI として名前空間を使用: ([スキーマで検証] オプションを選択した場合にのみ使用可能) スキーマを使用する XML を検証する場合、このオプションは SOAtest にスキーマの場所を通知します。オフの場合、認識できない名前空間を発見するたびに、 XML Validator ツールはユーザーに場所を問い合わせます。 SOAtest は、 [Parasoft] メニューの [設定] > [XML スキーマ ロケーション] タブに追加されたスキーマのみを認識します。スキーマ ロケーション追加の詳細については、 「XML スキーマ ロケーションの設定」を参照してください。
WSDL またはスキーマで参照されているスキーマで検証: 指定の WSDL またはスキーマ ファイルでインポートされたスキーマを検索し、スキーマに対して XML を検証します。
- スキーマ ロケーションにマッピングされた名前空間: ロケーションに名前空間をマッピングします (名前空間がロケーションと同じでない場合)。
- 無視する名前空間: 無視する名前空間を指定します。