Team Server は、テスト コンフィギュレーションなどのテスト設定をチーム全体で共有できるようにするソフトウェアです。テスト コンフィギュレーションのほかに、ルール、ルール マッピング、抑制、スキップするリソース、コード レビュー タスク、およびテスト結果を共有できます。  集中的な管理とテスト プラクティスの適用を可能にするには、各チーム メンバーの Parasoft ツールを Team Server に接続する必要があります。 

このセクションの内容:

前提条件

Team Server を使ってファイルを共有するには、チーム マシンの 1 台に Team Server (別売) をインストールして配置する必要があります。Team Server については、テクマトリックスまでご連絡ください。

Team Server をインストールしてデプロイしたら、チーム内のすべてのマシンを Team Server に接続する必要があります。Team Server に接続していない Parasoft 製品は、Team Server のファイル/コンフィギュレーション/タスクの共有と管理を利用できません。 

Team Server との接続

SOAtest がインストールされている各マシンで次の操作を行います。

  1. [Parasoft] メニューの [設定] をクリックします。
  2. 左側のリストから [Parasoft] > [Team Server] を選択します。
  3. [Team Server を有効にする] オプションを有効にし、以下の設定を入力します。
    1. [ホスト名] フィールドにチームの Team Server ホスト (ホスト名または IP アドレス) を入力します。
    2. [ポート番号] フィールドにチームの Team Server のポート番号を入力します。
    3. Team Server へのログインが必要な場合、[アカウント ログインを有効にする] チェックボックスをオンにし、Team Server にログインするためのユーザー名とパスワードを入力します。Team Server の設定によって、チーム メンバーごとに個別のユーザー名とパスワードを使用する場合と、チーム メンバー全員が同じアカウントを共有する場合があります。
    4. [接続のテスト] ボタンをクリックして Team Server への接続を検証します。
  4. キャッシュされたデータを再利用して Team Server での操作の数を最少にするには、[キャッシュ モードを有効にする] チェックボックスをオンにします。
    • キャッシュ モードを有効にすると、パフォーマンスが向上することがあります。ただし、キャッシュの後にルールやテスト コンフィギュレーションが更新された場合、古いバージョンのものが配布されるというリスクもあります (デフォルトでは、ファイルは 8 時間ごとに更新されます)。キャッシュの後にファイルが更新された場合には、[リフレッシュ] ボタンをクリックして強制的にキャッシュをリフレッシュすることができます。
  5. [適用] ボタンをクリックして設定を適用します。
  6. [OK] をクリックして設定を保存します。

Team Server タイムアウト時間の延長

デフォルトでは、Parasoft Test は Team Server からの応答を 60 秒間待ちます。60 秒以内に応答がない場合、タイムアウトします。 

タイムアウト時間を延長するには、次の設定を行います。

  • スタンドアロンの場合: 次の引数を使ってツールを起動します。
    -J-Dparasoft.tcm.timeout=[timeout_in_seconds]
  • プラグインの場合: 次の引数を使ってツールを起動します。
    -vmargs -Dparasoft.tcm.timeout=[timeout_in_seconds]

チーム データのエクスポート

チーム データはエクスポートできます。次のデータをコピーします:

  • 1 つの Team Server アカウントのすべてのデータを別の Team Server アカウントにコピーする (新しい場所を使用するようパスを変換するかどうかを指定できます)。
  • 同じ Team Server アカウント内で、抑制情報とリソース データを別の場所にコピーする。

チーム データをエクスポートするには、次の操作を行います。

  1. [設定] ダイアログで [Team Server] を選択します。
  2. [チーム データのエクスポート] ボタンをクリックします。
  3. エクスポートするデータ、エクスポート先の場所、およびエクスポート中にパスを変換するかどうかを指定します。

エクスポートの使用例

Team Server のチーム データをエクスポートすることは、特に次の場合に役立ちます。

IDE プロジェクトの名前を変更する

プロジェクト名を変更した後に、リソース データの設定と抑制情報を確実に利用できるよう、[パスの再配置を有効化] チェックボックスをオンにし、データをコピーします。例:

 

新しい Team Server ユーザーに接続する、プロジェクトの新しいバージョンを作成する

ソース管理システム (ブランチ) でプロジェクトの新しいバージョンが作成される場合、新しい Team Server ユーザーも作成することを推奨します。この新しい Team Server ユーザーは、このバージョンのプロジェクトについてテスト コンフィギュレーション、ルール、抑制情報などのデータを管理します。 

当初、Team Server の新規エリアには現行プロジェクトの情報が挿入されます。新しい Team Server ユーザーを作成したら、ウィザードを使って現行ユーザーから新規ユーザーにすべてのデータをコピーできます。この構成によって、Team Server は 2 つのバージョンのために 2 つの個別のエリアをサポートします。 

今後、一方のバージョンでテスト コンフィギュレーション、ルール、抑制を変更しても、もう一方のバージョンには影響しません。

プロジェクト/ソリューションのレイアウトを変更する場合

例えば、個別のフォルダーにチームの成果物を追加するものとします。現在/My Project/src/... にあるすべての成果物を /My Project/... に移動したいものとします。Team Server のデータを失わずにこの操作を行うために、/My Project/src から /My Project にデータをコピーできます。


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