このセクションでは、既存のソース管理システムを使ってプロジェクトおよび関連するテスト資産を共有する方法について説明します。
このセクションの内容:
ソース管理システムによるプロジェクトと資産の共有
主要なプロジェクト成果物は ASCII 形式です。そのため、ソース管理によってプロジェクト成果物を管理したり、並行開発環境で複数のチーム メンバーが変更をマージしたりするのが容易になります。
ソース管理システムを使ってプロジェクトおよびテスト資産を共有するには、次の操作を行います。
- テスト資産 (テスト ケースやユーザー定義スタブなど) がプロジェクト中に格納されていることを確認します。
- ソース管理システムにプロジェクトを追加します。
他のチーム メンバーは、ソース管理システムからチェックアウトすることでプロジェクト ファイルにアクセスできます。
C++test 固有の情報
- プロジェクトを確実に「最初から」再作成できるよう、次のプロジェクト定義ファイルをチェックインします。
- .project、.cdtproject/.cproject [存在する場合 - CDT のバージョンに依存]、 .parasoft [存在する場合]、および .settings/* [存在する場合]。これらのファイルは、プロジェクト ディレクトリの場所に直接作成されます。C++test のプロジェクトの内容と設定を完全に定義します。
- (オプション) 必要に応じて、他のリソースをチェックインします。次のリソースチェックインできます。
- 元のプロジェクトの内容
- テスト
- スタブ
- データ ソース
一時ファイルはチェックインしない
一時的なデータ/ファイルはプロジェクトと共にチェックインしないでください。一時的なデータ/ファイルとは、インストゥルメントされたソース、コンパイルされたオブジェクト、リンクされたテスト用実行モジュール、自動生成ヘッダー ファイルなどです。デフォルトでは、一時ファイルは.sln または .vcproj ファイルと同じレベルにある .cpptest ディレクトリに作成されます。
- 一時ファイルはソース管理に格納するべきではありません。C++test は必要に応じてこれらのファイルを自動的に再生成できます。さらに、一時ファイルは絶対パスなどの共有不可能な情報を含んでいる場合があります。
- 現在、一時データをプロジェクト内に格納している場合、 『C++test ユーザーズ ガイド』の説明にあるように、C++test 一時ファイルの設定を変更してください。
- ビルド データ ファイルのオプションを使用するようにプロジェクトを設定している場合、プロジェクト プロパティのビルド設定の [ビルド データ ファイル] オプションで設定しているように、必ずユーザー全員が一貫した場所に .bdf ファイルを持つようにします。
- たとえば、ファイルがあるプロジェクトの場所を 1 つの .bdf ファイルに対して使用できます。また、プロジェクト名に基づいた ワークスペース/一時エリア を使用することもできます。
- リソースの場所、プロジェクトの場所、または環境変数を使用できます。
- .bdf ファイルを共有する必要はありません。 .bdf ファイルでは絶対パスが使用されるため、すべてのユーザーが自分のマシンで .bdf ファイルを生成するべきです。
適切な xxx.sln /xxx.vcproj ファイルを開くことによって、チェックイン/チェックアウトしたプロジェクトをインポートできます。プロジェクトの構造への変更 (たとえば新しいスタブ ファイルや新しいテスト ケース フォルダーの追加など) は、元のユーザーの xxx.vcproj ファイルに保存されます。