チームで数百、数千もの手動テストが定義されている場合、最近の変更をテストしたり、リリースに向けて回帰テストを実施したりする際に、どのテストを実行する必要があるかを判断するのは困難です。適切な最適化戦略がなければ、チームは必要以上に多くのテストを実行したり、最近の変更を検証するために必要な重要なテストを実行しなかったりすることになります。手動テスト モジュールは、アプリケーションの変更を十分にテストするために実行する必要がある、最適化された手動テストのサブセットを特定します。これにより、チームは十分なテストが行われたという確信を持ちながら、特定のテストセットのみにテストを集中させることができます。
手動テストモジュールは、特定の環境における特定のアプリケーションの各手動テストの実行ステータス (成功、失敗、未完了、影響あり [再テストが必要]、未実行) をリアルタイムで表示します。このビューは、テストを実行するたびに、またはアプリケーションが変更されるたびに自動的に更新されます。以前に実行した手動テストに関連付けられている基礎コードが変更されると、ビューはテストステータスを自動的に更新し、影響を受けており再テストが必要であることを示します。このサマリーを使用すると、影響を受ける手動テストやまだ実行されていない手動テストに集中して取り組むことができます。テストが「成功」と表示され、影響を受けていない場合は、テスト実行後にビルドが更新されたとしても、テストを再度実行する必要がないことがわかります。
このワークフローを有効にするには、まず CTP 内で手動テスト シナリオをインポートまたは作成します。また、アプリケーション内の各コンポーネントに対して Java または .NET カバレッジ エージェントを構成します。次に、CTP 内でテスト セッションを開始します。各手動テストを実行する際は、CTP で各テストを開始および停止して、実行中のテストをシステムに通知し、関連するコード カバレッジを収集します。CTP は、各手動テストとそのテストで実行される特定のコードとの間にマッピングを作成します。このマッピングは、テストの実行時に継続的に更新されます。新しいビルドが配信されると、システムはソース コードまたはアプリケーション バイナリを自動的に比較して、変更された特定のコードを特定し、それらの変更を検証するために実行する必要がある特定の手動テストを強調表示します。
手動テスト モジュールを使用すると、手動テスト シナリオによって取得されたコード カバレッジを測定し、そのコード カバレッジ データを、自動単体テストや機能テストなどの他のテスト手法によって収集されたコード カバレッジ データと集計することもできます。コード カバレッジ レポートには Parasoft DTP が必要です。
前提条件
手動テスト モジュールを使用する前に、次の点を確認してください。
- テスト対象アプリケーション (AUT) を表すシステムと環境を CTP で設定していること。詳細については「システムおよび環境の定義」を参照してください。
- テスト対象アプリケーション(AUT)がカバレッジエージェント用に設定されていること。詳細については、「テスト対象アプリケーションのカバレッジ設定」を参照してください。
- システム内のコンポーネントがカバレッジエージェントに接続されていること。詳細については「CTP とカバレッジ エージェントの接続」を参照してください。
- (オプション) CTP が DTP に接続されていること。結果とカバレッジの詳細を表示するために手動テスト データを DTP に送信する場合、この接続が必要です。詳細については「DTP への接続」を参照してください。