このリリースに関する情報:
リリース日: 2020年10月19日
機械学習用の高度なメタデータ
機械学習機能は、Parasoft ツールによって生成された高度なメタデータを含むレポートを処理できるようになりました。高度なメタデータには、DTP の機械学習機能の予測を向上させる追加のデータが含まれています。テスト コンフィギュレーションで高度なメタデータのレポートを有効化できます。詳細については テスト コンフィギュレーションのドキュメントを参照してください。
Jira 統合での JQL のサポート
DTP と Jira の統合を設定する際に JQL 文字列を含めることができます。
静的解析のホットスポット フロー
Process Intelligence Pack extension for DTP Enterprise Pack に静的解析ホットスポット ウィジェットおよびレポートが追加されました。同一のフロー トレース ソースから発生したコード解析違反を特定し、ソースを「ホットスポット」としてレポートします。デフォルトでは、最低 5 つの違反につながるフロー トレース ソースをホットスポットとみなしますが、スライスに付属するウィジェットでしきい値を設定できます。
C/C++test Professional 用カバレッジ ウィジェット
C/C++test Professional は、ブロック カバレッジ、パス カバレッジ、MC/DC など、幅広いカバレッジをレポートできます。このリリースでは、「C/C++test カバレッジの概要 - パーセント」および「C/C++test カバレッジの概要 - トレンド」ウィジェットが追加されました。これらは、C/C++test がレポートするカバレッジ タイプそれぞれを表示するよう設計されています。
Compliance Pack の更新
MISRA Compliance レポートで、誤検出を逸脱から除外する機能が追加されました。
CWE コンプライアンス アーティファクトが CWE 4.2 for Java および .NET をサポートするようになりました。
トレーサビリティ レポートのアップデート
トレーサビリティ テストの詳細レポートに、特定の作業アイテムに関連するすべてのテストを返すテスト エクスプローラーへのリンクが追加されました。以前は、レポートにはテスト エクスプローラーの個々のテストへのリンクが含まれていました。このアップデートにより、作業アイテムに関連するすべてのテストを 1 つのインターフェイスで参照できるようになります。
アップグレードについての注意事項
Windows で 2020.2 にアップブレードすると、DTP を実行するホストのマシン ID が変わります。結果として、License Server モジュールに保存され、払い出されるライセンスが無効になります。アップグレード後、DTP に無効なライセンスがある場合、Parasoft の担当窓口に連絡し、新しいライセンスを取得してください。
その他の更新点
- Windows 7 はサポートされなくなりました。
- DTP Enterprise Pack からマーケットプレース接続設定が削除されました。
- Data Collector がレポートの保存に使用するデフォルトのディスク スペースが 20GB から 50GB に引き上げられました。
- 「最後の実行」ウィジェットが削除されました。
- Parasoft コード解析ツールから送信された入力ファイル抑制を違反エクスプローラー ビューに表示できるようになりました。
- DTP License Server unlimited in subnet および DTP License Server additional 8 in subnet ライセンス機能が削除されました。
- DTP が Oracle 18c および 19c をサポートするようになりました。
- Amazon AWS、Docker、Microsoft Azure など、クラウドベースの動的環境への DTP のデプロイが検証済みになりました。
- DTP アプリケーションを実行する Tomcat Web サーバーが 9.0.38 にアップグレードされました。
- Enterprise Pack のデータベース サーバーが mongoDB 3.6 にアップグレードされました。
- デフォルトの Tomcat server.xml ファイルから AJP コネクターが削除されました。結果として、DTP はポート 8009 で待機しなくなりました。
- License Server モジュールの
basicAccess
パーミッション (ls:basicAccess:true
) で License Server インターフェイスへの読み取りアクセスが許可されなくなりました。このパーミッションは非推奨になっており、今後のバージョンの DTP で削除される予定です。 - External Applications 統合インターフェイスは External System 統合インターフェイスに変更され、ユーザビリティがアップデートされました。
FR と PR
本リリースでは以下の FR と PR に対応しました。
ID | 説明 |
---|---|
DEP-3301 | MISRA 逸脱レポートは誤検出を逸脱としてレポートするべきではない |
DTP-9770 | アップグレード後に内部データベースのアップグレーダーを実行する REST API |
DTP-11150 | Jenkins ウィジェットが自動的にリフレッシュされ、ログイン試行が複数回失敗する原因になる |
DTP-11975 | 「作成者」および「担当者」ウィジェットの水平軸が読めない |
DTP-12256 | [User Administration] グループのメンバーシップ編集時にユーザーのサブページを切り替える機能を [ユーザー] タブから [全般] タブに移動 |
LS-895 | 特定の文字を含むユーザー名でライセンスを予約すると、ツールがライセンスを取得できない |
日本語版での制限事項
日本語版では組込みデータベースはサポートされていません。