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はじめに

Parasoft FIX Message Listener を使用すると、Parasoft Virtualize の仮想アセットは FIX (Financial Information eXchange) 上でメッセージの受信と応答を行うことができます。FIX バージョン 4.0 - 5.0 SP2 および ICE 4.8 がサポートされています。

前提条件

以下のいずれかの FIX Message Format4.0, 4.1, 4.2, 4.4, 5.0, 5.0 SP2, または ICE 4.8Parasoft customer portal からフォーマットをダウンロードできます。

SOAtest のメッセージングクライアントツールで FIX トランスポートをサポートするには、FIX Transport が必要です。

インストール

ツールは UI またはコマンドラインからインストールできます。

UI からのインストール

[Parasoft ] > [設定] を選択し、[システムプロパティ] をクリックします。
[JAR の追加] をクリックし、FIXListener.jar ファイルを選択します。jar ファイルが SOAtest/Virtualize のクラスパスに追加されると、必要なすべての依存ライブラリがロードされます。
この手順を繰り返して、使用する FIX フォーマットをインストールします。
[適用] をクリックします。
SOAtest/Virtualize を再起動します。

コマンドラインからのインストール

設定プロパティファイルの system.properties.classpath プロパティに FIXListener.jar を追加します。例:

system.properties.classpath=<PATH_TO_JAR>/FIXListener.jar

クラスパスを変更すると、必要なすべての依存ライブラリがロードされます。

使用方法

FIX message listener をインストールすると、仮想アセット設定パネルの [トランスポート] > [カスタム] で FIX を利用できるようになります。仮想アセットの Virtualize Server ノードをダブルクリックすると、このパネルが開きます。

複数のカスタムリスナーがある場合、[実装の選択] ボックスで使用するリスナーを選択できます。

設定

以下の設定を行うことができます。

設定オプション

[アクセプタ設定パス ] または [ソケット受け入れポート] が必要です。[ログレベル] はオプションです。

アクセプタ設定パス	Virtualize の FIX エンジンがどのようにクライアントからの接続を受け入れるかを定義する cfg プロパティファイルへの絶対パスを指定します。下の「アクセプタ cfg ファイルのサンプル」を参照してください。プロパティの詳細な定義については、次のマニュアルを参照してください。 https://www.quickfixj.org/usermanual/1.5.3/usage/configuration.html [アクセプタ設定パス ] または [ソケット受け入れポート] が必要です。
ソケット受け入れポート	このオプションを指定した場合、FIX エンジンはこのポートの接続を受け入れ、他のアクセプタプロパティ値はデフォルト値を使用します。とくに、このオプションでは、任意の `SenderCompID` および `TargetCompID` 値のリクエストが受け入れられます。[アクセプタ設定パス ] または [ソケット受け入れポート] が必要です。
Reset persistent message store upon re-deploy	true に設定すると、アセットはリスナーのセッションをリセットし、アセットが再デプロイされるときにクライアントからの予期されるメッセージ番号が 1 に設定されるようにします。これにより、Virtualize サーバー全体を再起動しなくても、リスナーを再デプロイしてリセットすることができます。デフォルトは「いいえ (no)」を表す `n` です。
ログレベル	ログレベルを指定します。`0` (l最も冗長性が低い)、`1` または `2` (最も冗長性が高い) を指定できます。このオプションは任意です。

アクセプタ cfg ファイルのサンプル

以下はアクセプタ cfg ファイルのサンプルです。

[default]
FileStorePath=/tmp/fix/virt/acceptor
FileLogPath=/tmp/fix/logs
ConnectionType=acceptor
StartTime=00:00:00
EndTime=00:00:00
HeartBtInt=30
ReconnectInterval=60
SenderCompID=VIRT
TargetCompID=CLIENT
UseDataDictionary=Y
ValidateIncomingMessage=N
RejectInvalidMessage=N
ResetOnLogon=Y


[session] 
BeginString=FIX.4.4 
SocketAcceptPort=9889 
DataDictionary=FIX44.xml

記録オプション

[記録] オプションを有効にしないと、他のすべてのオプションも適用されません。記録が有効な場合、[プロキシイニシエータ設定パス] および [TargetCompID] が必須です。

記録?	記録を有効/無効にします。記録を有効にするには `y` を、無効にするには `n` を入力します。記録が有効な場合、レスポンダーは使用されず、Virtualize は別の FIX エンジンに接続してレスポンスを取得します。
プロキシイニシエータ設定パス	Virtualize が FIX エンジンへの接続を開始する方法を定義した cfg ファイルへの絶対パスを指定します。イニシエータ cfg ファイルのサンプルは下にあります。プロパティの詳細な定義については、次のマニュアルを参照してください。 https://www.quickfixj.org/usermanual/1.5.3/usage/configuration.html
TargetCompID	FIX クライアントアプリケーションを識別するために使用される target comp ID を指定します。
プロキシレスポンスタイムアウト	Virtualize がリクエストのレスポンスを待機する時間 (単位: ミリ秒) を指定します。デフォルト値は `30000` です。
待機するレスポンスの数	このリクエストによって発生すると期待されるレスポンスの数を指定します。Virtualize はここで指定された数のレスポンスを待機します。デフォルト値は `1` です。
すべてのレスポンスを記録して返しますか?	[待機するレスポンスの数] オプションで指定された値が `1` より大きい場合、このオプションの設定によって、Virtualize がすべてのレスポンスを返すかどうかが決定されます。はいの場合 `y` を入力します。いいえの場合 `n` を入力します。この場合、最後に受信したレスポンスだけが返されます。デフォルト値は `n` です。
トラフィックファイルパス	実際のクライアントと FIX エンジンの間で受け渡されるトラフィックを記録するファイルへの絶対パスを指定します。

イニシエータ cfg ファイルのサンプル

以下はアイニシエータ cfg ファイルのサンプルです。FIX リクエストメッセージでは、SenderCompID と TargetCompID がイニシエータ cfg ファイルの該当する値と一致していなければなりません。

[default]
#FileStorePath=/tmp/fix/virt/initiator
#FileLogPath=/tmp/fix/logs
ConnectionType=initiator
StartTime=00:00:00
EndTime=00:00:00
HeartBtInt=30
ReconnectInterval=60
SenderCompID=CLIENT
TargetCompID=VIRT
UseDataDictionary=Y
#ValidateIncomingMessage=N
#RejectInvalidMessage=N
SocketConnectHost=localhost
ResetOnLogon=Y
[session]
BeginString=FIX.4.4
SocketConnectPort=9889
DataDictionary=FIX44.xml

サードパーティのコンテンツ

Parasoft Burp Suite Extensions は、以下のサードパーティのコンテンツを含みます。

QuickFIX/J (QuickFIX License)
Apache Mina (Apache License)
SLF4J (MIT License)

その他のライセンスの詳細については、プラグインの licenses フォルダーを参照してください。

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