このセクションの内容:
はじめに
Parasoft HTTP/2 Transport Extension は、Parasoft SOAtestのメッセージクライアントツールに適切な HTTP/2 トランスポートのサービスを追加します。HTTP/2 を介して送られるメッセージを設定、送信、検証するときに、SOAtest の豊かなインターフェイスをフルに活用できます。
前提条件
- SOAtest 2022.1 以降
インストール
ツールは UI またはコマンドラインからインストールできます。
Parasoft Extension のインストール
UI からのインストール
- [Parasoft ] > [設定] を選択し、[システム プロパティ] をクリックします。
- [JAR の追加] をクリックし、com.parasoft.soavirt.transport.http2-1.1.0.jar ファイルを選択します。
- [適用] をクリックします。
- SOAtest/Virtualize を再起動します。
jar ファイルが SOAtest/Virtualize のクラスパスに追加されると、必要なすべての依存ライブラリがロードされます。
コマンドラインからのインストール
設定プロパティ ファイルの system.properties.classpath
プロパティに http2transport.jar を追加します。例:
system.properties.classpath=<PATH_TO_JAR>/com.parasoft.soavirt.transport.http2-1.1.0.jar
クラスパスを変更すると、必要なすべての依存ライブラリがロードされます。
使用方法
HTTP/2 Transport は、主にメッセージング クライアント ツール (SOAP Client、EDI Client、Messaging Client など) で使用されます。トランスポートの設定は Messaging Client' の [トランスポート] タブで行います。Messaging Client で HTTP/2 を使用するには、[トランスポート] メニューから [HTTP/2] を選択し、表示されるオプションを設定します。
設定オプションの詳細は以下で説明されています。
オプション | 説明 |
---|---|
URL | 呼び出す URL を指定します。デフォルトのポートは 443 です。 |
HTTP メソッド | 呼び出す HTTP メソッドです。有効なすべての HTTP メソッドがサポートされています。デフォルトは GET です。 |
Connection Timeout | リプライを待機するタイムアウト時間をミリ秒で指定します。接続タイムアウト値ごとに新規接続プールが作成されます。 |
Log Level | コンソールと[モニターの開始] ビューに表示する情報の量を指定します。デフォルト値は 2 (警告)です。 |
HTTP ヘッダー
表示されるコントロールを使用して、最大 10 個までのヘッダーを設定できます。name: value
という形式でヘッダーを指定します。
HTTP/2 リクエストの最初のいくつかのヘッダーおよび HTTP/2 レスポンスの最初のヘッダーは SOAtest によって通知目的で作成されます。それらのヘッダーはネットワークに送信されません。たとえば、リクエストには以下のようなヘッダーがあります。
authority: parabank.parasoft.com method: GET path: /parabank/index.htm scheme: https
これらはすべてトランスポートによって通知目的で追加されたものです。同様に、レスポンスには以下のようなヘッダーがあります。
HTTP/2 200 :status: 200 content-language: en-US content-length: 5922 content-type: text/html;charset=ISO-8859-1
"HTTP/2 200" ヘッダーは、トランスポートによって通知目的で追加されたものです。
接続の管理
オプション | 説明 |
---|---|
接続をキープ アライブ/ テスト実行後に接続をクローズする | HTTP/2 トランスポートでは、単一の接続プール内の異なるエンドポイントへの複数のアクティブな接続が可能です。 このオプションを [接続をキープ アライブ] に設定すると、同じ TST 内の後続のテストで再利用できるように接続プールが開いたままになります。そうでない場合、接続プールが後で Java ガベージ コレクターにクローズされる可能性があります。 |