前提条件

  • Apache Tomcat 8.5 または 9.0 がインストールされ起動している。
  • CTP のコア機能は Virtualize/SOAtest 9.10.0 以降と後方互換性がありますが、一部のツールや機能を利用するには、最新バージョンの Virtualize/SOAtest が必要です。 

インストール

  1. ダウンロードした CTP をまだ展開していない場合、展開します。
    unzip em_<VERSION>.zip
  2. em.war を <TOMCAT_INSTALLATION>/webapps ディレクトリにコピーします。

しばらくすると、 <TOMCAT_INSTALLATION>/webapps フォルダーの下に em フォルダーが現れます。これが Tomcat によって自動的にデプロイされた CTP です。これが Tomcat によって自動的にデプロイされた CTP です。

個別にインストールした MySQL または Oracle データベースを使用している場合

個別にインストールした MySQL または Oracle データベースを使用している場合は (組み込み HyperSQL データベースではなく)、続行する前にデータベースを設定する必要があります。詳細については「データベースの設定 (MySQL または Oracle)」を参照してください。

CTP の初回起動

ブラウザー タブを開いて CTP がデプロイされたホストとポートに移動します。以下の初期設定を指定するよう求められます。

Parasoft EULA および使用状況データ 

CTP を初めて起動すると、エンド ユーザー ライセンス契約書への同意が求められ、匿名の使用状況データ収集を有効にするか無効にするかを尋ねられます。

データ収集の設定は、後でCTP 管理メニューから [Usage Data] を選択して変更できます。

ライセンスの設定

  1. Web ブラウザーを開き、 http://<HOSTNAME>:8080/em を開きます。 <HOSTNAME> には Tomcat/CTP がインストールされているマシン名か IP アドレスをあてはめます。

    • 後でこのページを表示する必要がある場合は、CTP 設定メニュー (歯車のアイコン) から [ライセンス構成] をクリックします。  

  2. 画面が表示されたら、ライセンスを設定します。

    • ローカル ライセンスを使用する場合:

      1. ライセンス タイプとして [ローカル] を有効にします。

      2. Parasoft 製品カスタマー センターから送信されたパスワードを [パスワード] フィールドにコピー&ペーストします。
    • ネットワーク ライセンスを使用する場合:
      1. ライセンス タイプとして [ネットワーク] を有効にします。
      2. CTP インスタンスのライセンスを持つ License Server または DTP の URL (ホストとポートを含む) とログイン資格情報を指定します。個々のユーザーの個人アカウントではなく、組み込みの admin アカウントを使用して認証することを推奨します。

        Parasoft License Server に適切なライセンスがない場合、License Server に追加するライセンス キーまたはマシン固定のローカル ライセンスを入手するには、マシン ID を記入して Parasoft 製品カスタマーセンターへメールにてお問い合わせください。
  3. [保存] をクリックします。

利用可能なライセンス機能について

ライセンスは、以下のうち 1 つまたはそれ以上の機能を有効にします。

  • API Testing: API Testing モジュールを有効にし、Environment Manager モジュール内でテスト シナリオを使用できるようにします。
  • Environment Management: Environment Manager モジュールを有効にします。
  • Service Virtualization: Service Virtualization モジュールを有効にし、Environment Manager モジュール内で仮想アセット、プロキシ、セットアップアクションを使用できるようにします。
  • Data Management: Test Data Assistant モジュールを有効にし、CTP 全体でリポジトリを利用できるようにします。
  • Data Model: テスト データ仮想化、複雑なテスト データの生成、機密情報のテスト データ マスキングなどの Test Data Model 機能を有効にします。

また、CTP の使用に関する特定の制限も定義します。

  • Coverage tier: 許可されるカバレッジ エージェントの数を決定します。カバレッジ エージェントの詳細については、「CTP とカバレッジ エージェントの接続」を参照してください。利用可能な層では、次の数のカバレッジ エージェントが許可されます。
    • Coverage Tier 1: 5 エージェント
    • Coverage Tier 2: 25 エージェント
    • Coverage Tier 3: 150 エージェント
    • Coverage Tier 4: 500 エージェント
    • Coverage Tier 5: 無制限
  • User limit: CTP で許可されるアクティブなユーザー アカウントの数を決定します。非アクティブなアカウントの無効化については、「構成設定の確認と修正」を参照してください。

License Server に新しいライセンスをインストールする

新しいライセンス キーを追加する必要があり、License Server が CTP と同じホストにある場合、CTP から直接ライセンス キーを追加できます。

  1. CTP 設定メニュー (歯車のアイコン) から [ライセンス構成] を選択します。
  2. [新規ライセンスの追加] エリアに (Parasoft 製品カスタマー センターから送信された) ライセンス キーをコピーして [追加] をクリックします。

キーが処理されると、[インストール済みのライセンス] エリアのリストにライセンスが追加されます。[新規ライセンスの追加] フィールドが表示されていない場合、ネットワーク ライセンスの [ホスト名] フィールドに localhost が設定されているかどうかを確認してください。

データベース接続の設定

新規にインストールした場合、データベース設定を検証するよう求められます。CTP と同じマシン上に MySQL をインストールしている場合は、デフォルト設定はすでに正しく設定されていますが、必要に応じて設定を変更できます。

  1. [接続のテスト] ボタンをクリックして設定を確認します。HyperSQL および JDBC ドライバーの設定については「HyperSQL Notes」および「JDBC Driver Notes」を参照してください。
  2. (任意) 「ユーザーおよびパーミッションの定義」の説明に従ってユーザー設定を構成します。   

これでシステム、コンポーネント、インスタンスを作成したり、Virtualize Server を CTP に接続できるようになりました。 

HyperSQL に関するメモ

個別にインストールされた MySQL や Oracle データベースではなく、組み込み HyperSQL データベースを使用している場合:

  1. [タイプ] を [HyperSQL] に設定します。
  2. Apache Tomcat が稼働するホスト上でデータベース ファイルを保存するパスを入力します。ファイル システムで絶対パスを指定するには、 '/' を先頭に追加します。  
     
  3. データベース ファイルがまだ存在しない場合は、HyperSQL データベースを作成するために [データベースの作成] をクリックします。

JDBC Driver に関するメモ

CTP には、 MySQL または Oracle 用の JDBC ドライバーのライブラリが含まれていません。データベース設定のページには、 JDBC コネクターの Jar ファイルを アプリケーション サーバーのアプリケーション サーバーの WEB-INF/lib/ にコピーする方法についての説明があります。

たとえば、MySQL の場合は、mysql-connector-java-<VERSION>.jarhttp://dev.mysql.com/downloads/connector/j/ からダウンロードし、 C:\Program Files\Apache\Tomcat\<VERSION>\webapps\em\WEB-INF\lib フォルダーにコピーします。

Oracle データベースの場合は、http://www.oracle.com/technetwork/database/features/jdbc/index-091264.html からダウンロードした ojdbc の jar を同じく WEB-INF/lib/ フォルダーにコピーします。

CTP セッション タイムアウトの構成

デフォルトでは、CTP は 120 分後にタイムアウトになります。タイムアウトはニーズに合わせて簡単に変更できます。

CTP のタイムアウト期間を変更するには、次の操作を行います。

  1. tomcat/webapps/em/WEB-INF/ ディレクトリにある web.xml ファイルを開き、<session-timeout> XML 要素を探します。

        <session-config>
            <session-timeout>120</session-timeout>
            <tracking-mode>COOKIE</tracking-mode>
        </session-config>
  2. <session-timeout> XML 要素の現在の値を変更します。タイムアウトは分単位で測定されます。
  3. web.xml ファイルを保存し、Tomcat を再起動します。
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