このセクションでは、仮想アセットのデプロイ オプションの概要について説明します。セクションの内容:

はじめに

仮想アセットは、テスト対象アプリケーション (AUT) が依存する動作、パフォーマンス、およびデータをシミュレートするように構成されたエンティティの集合です。仮想アセットは、拡張子が.pva のファイルで表されます。Parasoft Virtual Asset のファイルには、1 つ以上のレスポンダー スイートが含まれています。レスポンダー スイートは、1 つ以上のメッセージ レスポンダーおよび/または SQL レスポンダー ツールの集合です。  

仮想アセットをローカルまたはリモートの Virtualize サーバーにデプロイし、テスト対象アプリケーションを構成して、そのレスポンダー スイートで表される仮想化サービスを使用できます。  

推奨するワークフロー

推奨するワークフローは、まず Virtualize デスクトップ GUI を使用して新しく作成した仮想アセットをローカル サーバーにデプロイし、期待通りに動くか検証してその振る舞いを微調整します。新しく作成した仮想アセットをテストするための専用のステージング サーバーと思ってよいです。

仮想アセットが適切に動いていたら、チーム間のアクセスを集中化するために、 Virtualize デスクトップ GUI を使用して「本番」Virtualize サーバーに移動できます。ここを作成した仮想アセットが実際に使用される専用の「本番」サーバーと思ってよいです。この再デプロイメントは、[Virtualize サーバー] ビューで対象の .pva ファイルをリモート「ステージング」サーバーからリモート「本番」サーバー ホストにドラッグするだけです。

ローカルおよびリモートのデプロイ オプション

Virtualize サーバーに仮想アセットをデプロイすると、仮想環境で仮想アセットを使用できるようになります。仮想アセットをリモートまたはローカルのサーバーにデプロイできます。  

リモート サーバー

Virtualize サーバーを専用のマシンで実行し、Virtualize デスクトップまたは Continuous Testing Platform (CTP) からリモートで接続できます。専用のリモート マシンを使用すると、適切なチーム メンバーとプロジェクト関係者に継続的なアクセスを提供できます。リモートの Virtualize サーバーをデプロイするには、いくつかの方法があります。

  • リモート Virtualize サーバーのノード (または仮想アセット ノードか、任意の仮想アセット フォルダー/サブフォルダー ノード) を右クリックし、 [仮想アセットの追加] を選択します。詳細については、「Add Virtual Asset Wizard」 を参照してください。
  • [Virtualize サーバー] ビューで仮想アセットを [ローカル マシン] ノードからリモート Virtualize サーバーのノードにコピー & ペーストする。詳細については、「Drag/Drop or Copy/Paste」 を参照してください。
  • [Virtualize サーバー] ビューで仮想アセットを [ローカル マシン] ノードからリモート Virtualize サーバーのノードにドラッグ & ドロップする詳細については、「Drag/Drop or Copy/Paste」 を参照してください。

ローカル サーバー

ローカル マシンで Virtualize サーバーのインスタンスを実行することもできます。仮想アセットを作成するとき、デスクトップ GUI の [Virtualize サーバー] ビューを使用して、管理と構成を行うことができます。Virtualize サーバーのローカル インスタンスをデプロイするには、いくつかの方法があります。

  • [ローカル マシン] ノード、[仮想アセット] ノード、または任意の仮想アセット フォルダー/サブフォルダー ノードを右クリックし、[仮想アセットの追加] を選択します。詳細については、「Add Virtual Asset Wizard」 を参照してください。
  • VirtualAssets プロジェクト内に仮想アセットを作成します。
  • ローカル ワークスペースの VirtualAssets プロジェクトに .pva ファイルをドラッグ & ドロップ (またはコピー) します。詳細については、「Drag/Drop or Copy/Paste」 を参照してください。
  • [Virtualize サーバー] ビューの [ローカル マシン] ノードに .pva ファイルをドラッグ & ドロップ (またはコピー) します。詳細については、「Drag/Drop or Copy/Paste」 を参照してください。
  • [Virtualize サーバー] ビューで仮想アセットをリモート Virtualize サーバーのノードから [ローカル マシン] ノードにコピー & ペーストします。詳細については、「Drag/Drop or Copy/Paste」 を参照してください。
  • [Virtualize サーバー] ビューで仮想アセットをリモート Virtualize サーバーのノードから [ローカル マシン] ノードにドラッグ & ドロップしま す。詳細については、「Drag/Drop or Copy/Paste」 を参照してください。

VirtualAssets プロジェクト

仮想アセットは、[Virtualize サーバー] ビューの VirtualAssets プロジェクトにデプロイする必要があります。  

仮想アセット (他のプロジェクト) フォルダーには、他のプロジェクトにデプロイされたアセットが含まれます。これらのアセットは、更新を開始するまで現在の場所にデプロイしたままにすることができます。これらのアセットを修正する準備ができたら、仮想アセット (および依存ファイル) を VirtualAssets プロジェクトに移動します。

ドラッグ/ドロップまたはコピー/ペースト

ローカル サーバーまたはリモート サーバーに仮想アセットをデプロイする、または仮想アセットをサーバー間で移動するための最も早い方法は次のとおりです。

  1. [Virtualize サーバー] ビューで、仮想アセットをデプロイしたいローカル サーバーまたはリモート サーバーのノードを見つけます。
  2. そのノードに仮想アセットをドラッグ (またはコピー/ペースト) します。[仮想アセット エクスプローラー] または [ナビゲーター] で、別のサーバーや別の .pva ファイルの仮想アセットをドラッグまたはコピーできます。さらに、[仮想アセット エクスプローラー] または [ナビゲーター] で、関連するアセット (仮想アセットが使用する .csv や .xls/.xlsx データ ソース ) をドラッグまたはコピーできます。

この手順は、次のようなさまざまな目的で使用できます。

  • 新しく作成された仮想アセットの動きを確認および微調整するために、ローカル サーバーにデプロイするため。
  • チーム間で使用するために、適切に機能する仮想アセットをローカル サーバーからリモート サーバーに移動するため。
  • 編集のために仮想アセットをリモート サーバーからローカル サーバーに移動し、修正した仮想アセットをリモート サーバーに再デプロイするため。
  • すでにデプロイされた仮想アセットで使用される .pva ファイルを更新するため。

あるいは、関連する .pva ファイルを VirtualAssets プロジェクトに追加 (ドラッグ & ドロップ、コピー/ペースト、またはソース コントロールの更新によって) することで、仮想アセットをローカル サーバーにデプロイできます。

仮想アセット ウィザードの追加

ウィザードを使用して仮想アセットをデプロイすると、デフォルトのエンドポイントの変更など、デプロイ プロセスをさらに制御できます。

  1. [Virtualize サーバー] ビューで、仮想アセットをデプロイしたいノードを右クリックし、[仮想アセットの追加] を選択します。
  2. レスポンダー ツールを含んでいるレスポンダー スイートへのパスを指定し、[次へ] をクリックします。
  3. 必要に応じてエンドポイントを変更し、[終了] をクリックします。

仮想アセットデプロイメントのカスタマイズ

仮想アセット デプロイメントの詳細オプションのカスタマイズ方法については、「サーバーおよびデプロイメント設定」を参照してください。

変更した仮想アセットの再デプロイ

仮想アセットへの変更を保存すると、仮想アセットは自動的に再デプロイされます。ローカル サーバー上ですでにデプロイされた .pva を開き、変更して、エディターを保存すると、いつでも自動的に再デプロイします。データ ソース ファイル (Excel スプレッドシート や CSV) が変更されると、すべての仮想アセットの自動再デプロイメントが行われます。

すべてのアセットを再デプロイしたい場合は、[Virtualize サーバー] ビューで適切なマシン ノードを右クリックし、[すべての仮想アセットの再デプロイ] を選択します。

仮想アセットとグローバル MQ マネージャーの接続

仮想アセットは、グローバル構成またはローカル構成を使用して MQ マネージャーに接続できます。グローバル構成は Virtualizer Server ごとに定義され、サーバーにデプロイされた仮想アセットまたはプロキシで使用できます([接続]タブ を参照)。ローカル構成は、個々のアセットまたはプロキシに対して定義されます。

MQ マネージャー接続構成がターゲットの Virtualize Server に存在しない場合、グローバル MQ マネージャーに接続されたアセットまたはプロキシをデプロイすることはできません。アセット/プロキシを別の Virtualize Server に移動またはコピーする必要がある場合は、MQ マネージャー接続を手動で定義するか、コピー機能を使用して接続設定をターゲット サーバーに追加できます( MQManager接続のコピー を参照)。  

Virtualize サーバーとのやり取り

リモートおよびローカル サーバーの開始、停止、および連携の詳細については、以下のセクションを参照してください。

デプロイした仮想アセットの整理

デプロイした VirtualAssets プロジェクトの仮想アセットを論理的なグループに整理したい場合、階層構造を指定できます。たとえば、仮想アセットをそれぞれのプロジェクト コンポーネントで整理された 4 つのプロジェクトに編成したい場合、次の構成を作成します。

次の場所から階層構造を指定できます。

  • [Virtualize サーバー] ビュー (後述)
  • [ナビゲーター] ビューの VirtualAssets プロジェクト ([ファイル] > [新規] など、Eclipse の操作機能を使用)
  • ファイルシ ステムのワークスペースの VirtualAssets フォルダー (Windows エクスプローラーが提供するファイル システムの操作機能を使用)

1 箇所で加えられた変更は、別の場所にも自動的に反映されます。

[Virtualize サーバー] ビューから仮想アセットを整理する

[Virtualize サーバー] ビューから仮想アセットを整理する場合は、次のアクションを実行できます。

  • フォルダーおよびサブ フォルダーの追加 (右クリック コマンドで実施)
  • フォルダーおよびサブ フォルダーの名前変更 (右クリック コマンドで実施)
  • 仮想アセット、フォルダー、サブフォルダーのコピー & ペースト (右クリックコマンドで実施)
  • 仮想アセット、フォルダー、サブフォルダーのドラッグ & ドロップ
  • 仮想アセット、フォルダー、サブフォルダーの削除 (右クリック コマンドで実施)

追加情報

  • [Virtualize サーバー] ビューから仮想アセットを削除する場合、関連する .pva をサーバーから削除するかどうか選択できます。
  • デプロイされたアセットがあるフォルダーは、特別なアイコンが表示されます。
  • (9.5 以前のバージョンから移行したユーザー向け) 以前にデプロイされた Virtual Assets プロジェクトではないプロジェクトの仮想アセットがある場合、[Virtualize サーバー] ビューはそれぞれのプロジェクト名のフォルダー配下にそれらを表示します。フォルダー階層は反映されません。
  • No labels