1 つのツールから値を抽出することで、仮想アセットなどのツールをパラメータライズし、別のツール (または同じツール内) で使用できます。この操作は以下などのツールで実行可能です: たとえば、レスポンス メッセージの値の 1 つを着信リクエストからの値でパラメータライズしたい場合、そのフィールドを [パラメータライズ] に設定します。 そして、データ ソース ウィザードを使用して、test 1 の id 要素の値を使用することを指定します (この値は、テスト スイートに自動的に追加される XML Data Bank ツールに格納されます)。 以下のセクションでは、テストからテストへの値を受け渡すための 2 種類の方法を説明します。テストからテストへの値の受け渡しに加えて、次の方法で値を渡すことが可能です: Parasoft SOAtest では、次の 2 つの方法でテストを連結できます (つまり、1 つのテストの値を後続の別のテストで使用できるようにします)。 この方法は、1 つのテスト実行結果の値だけを抽出し、後続のテストで再利用するという、単純なケースで使用します。 たとえば、銀行の Web サービス トランザクションをテストするテスト スイートを構成するとします。このテスト スイートの Test 1 が ユーザー ID を使ってサービスにログオンすると、 SOAP レスポンスは Test 1 にセッション ID を返します。Test 2 は Test 1 のセッション ID を使用してトランザクションを実行するように構成できます。テスト スイート中の任意のテストで、 SOAP レスポンス パラメーターを SOAP リクエスト パラメーターとして使用するように構成できます。 このケースでのテスト シナリオは、次のようになります。 この場合、テスト スイートが実行されるたびに異なる ID が使用されますが、シナリオ実行ごとに 1 つの ID しか使用されないものと仮定します。 同じ原則がすべての SOAtest データ バンク ツール (XML、Browser、Header、JSON、Object、Text) に適用されることに注意が必要です。単一の値を任意のデータ バンク ツールに抽出し、後続のテストで値を使用することができます (パラメータライズされた値として、またスクリプトで com.parasoft.api.ScriptingContext.getValue(String, String) を使用して)。抽出された値は String として格納されます。 この機能は、さまざまなカスタマイズのニーズに応えられるよう設計されています。上記の例は、応用のほんの一例です。 この方法は、数があらかじめ決まっていない値のリストを抽出し、抽出された値の数だけテストまたはテスト スイートを繰り返し実行する必要がある場合に便利です。以下のテスト シナリオがあるものとします: この場合、「ユーザー ID を取得」テストは、呼び出されたサービスがユーザー ID のリスト (連続) を返すものと仮定します。ユーザー ID が抽出され、書き込み可能データ ソース列に保存されます。ユーザー ID の正確な数は未定または変数です。「ユーザー ID を取得」テストを実行し、値が書き込み可能データ ソースに取り込まれた後、シナリオはテスト スイートの残りの部分を実行し、後続のテスト (Test 1 および Test 2) を書き込み可能データ ソースでパラメータライズします (たとえば、適切なデータ ソースを選択し、フィールドをデータ ソースの適切な列でパラメータライズします)。これは、データ ソースを繰り返し処理し、「ユーザー ID の取得」テストによってデータ ソースに書き込まれたすべての ID を使用できることを意味しています。言い換えれば、取得された ID ごとにテストが実行されます。 書き込み可能データ ソースが役に立つその他のケースとして、値を生成するテストは 1 回の実行で 1 つずつ値を取得するが、データ ソースのデータを繰り返し処理して値を書き込み可能データ ソースに抽出する場合が挙げられます。この場合、テスト シナリオは次のようになります。 この例では、「ユーザー ID の取得と格納」テストは複数回実行されます。つまり、「ユーザー名」データ ソースに格納されたユーザー名 1 つにつき 1 回、テストが実行されます。実行のたびに、ユーザー ID が「取得されたユーザー ID」データ ソースに書き込まれます。「取得されたユーザー ID」書き込み可能データ ソースに (ユーザー ID の) 値が取り込まれたら、テスト スイートの残りの部分は、それらの ID を使用して Test 1 および Test 2 を実行します。 書き込み可能データ ソースの詳細については「書き込み可能なデータ ソースの構成」を参照してください。 たとえば、レスポンス メッセージの値の 1 つを着信リクエストからの値でパラメータライズしたい場合、そのフィールドを [パラメータライズ] に設定します。 そして、データソース ウィザードを使用して、どの要素の値を使用するかを指定します。または、データバンクまたは書き込み可能データソースに格納される値を手動で設定し、これらの保存したレスポンスに対してレスポンスをパラメータライズします。 ツールからツールへの値の受け渡しに加えて、次の方法で値を渡すことが可能です: 一般的なルールとして、次のようにまとめることができます。テスト間で値を渡す
データ バンクの使用: 1 回の実行のために値をキャプチャする
書き込み可能なデータ ソースでデータ バンクを使用: 複数の実行で反復するために値をキャプチャする
一般的な目安
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