DTP の組込みデータベースを使用していて、現在のデータを保持したまま外部データベースに切り替えたい場合、いくつかの簡単な手順で切り替えが可能です。新しい外部データベースは、DTP の組込みデータベースと互換性がある必要があり (詳細については、「データベースの設定」ページの「データベース要件」を参照)、ベスト プラクティスとして、外部データベースを DTP とは別のマシンにインストールすることを推奨します。

  1. DTP Console を使用しているすべての DTP サービスを停止します。詳細については「DTP サービスの停止」を参照してください。
  2. 組込みデータベースをバックアップします。詳細については「組込みデータベースのバックアップ」を参照してください。
  3. 外部データベースとして使用する MySQL データベースをインストールします。組込みデータベースとの互換性を確保するため、最新バージョンの MySQL 5.7 を使用します。
    • 次のステップで必要になる root アカウントを必ず設定してください。
    • DTP とは別のマシンにデータベースをインストールすることを推奨します。
  4. 新しい外部データベース用に、root アカウントを使用して、DTP データベース、dtp ユーザー、およびスキーマを作成します。

    mysql -u root -p < <DTP_HOME>/grs/db/dtp/mysql/create.sql
  5. 処理が終了したら、新しいユーザー dtp を使って、ステップ 2 でバックアップした組込みデータベースからデータをインポートします。dtp ユーザーのデフォルトのパスワードは U%Cew2d6 です。

    mysql -u dtp -p DTP < <DTP_DATA>/db/backup/dtpDbExport_<TIMESTAMP>.sql

    組込みデータベースから外部データベースへのデータの復元の詳細については、「組込みデータベースのバックアップ」ページの「組込みデータベースの外部データベース サーバーへの復元」を参照してください。

  6. 外部データベースのバージョンの MySQL 用の MySQL JDBC ドライバーをダウンロードし、<DTP_DATA>/lib/thirdparty ディレクトリに保存します。最新バージョンの MySQL Java Connector を使用することを推奨します。

  7. <DTP_DATA>/conf/PSTRootConfig.xml を編集して、次の変更を加えます。
    • embedded-db enabled を false に設定します。

      <embedded-db enabled="false"/>
    • dtp-db-connection の下の url の値を、MySQL サービスが実行されている URL (ホストとポートの両方を含む) に設定します。

      <dtp-db-connection>
      	...
      	<url>jdbc:mysql://<HOST>:<PORT>/DTP</url>
      </dtp-db-connection>
  8. DTP Console で、DTP Server サービスとその他すべての必要なサービス (Data Collector や DTP Enterprise Pack など) を再起動します。Embedded Database サービスは再起動しないでください
  9. DTP Server サービスが再び実行されたら、DTP にログインし、DTP が機能していること、およびすべてのデータが保持されていることを確認します。
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