DTP の組込みデータベースを使用していて、現在のデータを保持したまま外部データベースに切り替えたい場合、いくつかの簡単な手順で切り替えが可能です。新しい外部データベースは、DTP の組込みデータベースと互換性がある必要があり (詳細については、「データベースの設定」ページの「データベース要件」を参照)、ベスト プラクティスとして、外部データベースを DTP とは別のマシンにインストールすることを推奨します。
- DTP Console を使用しているすべての DTP サービスを停止します。詳細については「DTP サービスの停止」を参照してください。
- 組込みデータベースをバックアップします。詳細については「組込みデータベースのバックアップ」を参照してください。
- 外部データベースとして使用する MySQL データベースをインストールします。組込みデータベースとの互換性を確保するため、最新バージョンの MySQL 5.7 を使用します。
- 次のステップで必要になる root アカウントを必ず設定してください。
- DTP とは別のマシンにデータベースをインストールすることを推奨します。
新しい外部データベース用に、root アカウントを使用して、DTP データベース、dtp ユーザー、およびスキーマを作成します。
mysql -u root -p < <DTP_HOME>/grs/db/dtp/mysql/create.sql
処理が終了したら、新しいユーザー dtp を使って、ステップ 2 でバックアップした組込みデータベースからデータをインポートします。dtp ユーザーのデフォルトのパスワードは
U%Cew2d6
です。mysql -u dtp -p DTP < <DTP_DATA>/db/backup/dtpDbExport_<TIMESTAMP>.sql
組込みデータベースから外部データベースへのデータの復元の詳細については、「組込みデータベースのバックアップ」ページの「組込みデータベースの外部データベース サーバーへの復元」を参照してください。
外部データベースのバージョンの MySQL 用の MySQL JDBC ドライバーをダウンロードし、
<DTP_DATA>/lib/thirdparty
ディレクトリに保存します。最新バージョンの MySQL Java Connector を使用することを推奨します。<DTP_DATA>/conf/PSTRootConfig.xml
を編集して、次の変更を加えます。embedded-db enabled を
false
に設定します。<embedded-db enabled="false"/>
dtp-db-connection の下の url の値を、MySQL サービスが実行されている URL (ホストとポートの両方を含む) に設定します。
<dtp-db-connection> ... <url>jdbc:mysql://<HOST>:<PORT>/DTP</url> </dtp-db-connection>
- DTP Console で、DTP Server サービスとその他すべての必要なサービス (Data Collector や DTP Enterprise Pack など) を再起動します。Embedded Database サービスは再起動しないでください。
- DTP Server サービスが再び実行されたら、DTP にログインし、DTP が機能していること、およびすべてのデータが保持されていることを確認します。