MongoDB Query Tool は、MongoDB データベースにクエリーを送り、クエリーからの JSON 形式の結果を返します。JSON Data Bank やJSON Assertor などの JSON ツールを「出力」として MongoDB Query Tool に追加して、クエリーの結果を表示したり検証したりすることができます。
このセクションの内容:
要件
- 以下のバージョンの MongoDB がサポートされています。
- 2.6
- 3.0
- 3.2
- 3.4
- 3.6
- 4.0
- 4.2
- 4.4
- このツールは、SOAtest/Virtualize バージョン 9.5 以降を必要とします。
インストール
このツールは UI またはコマンドラインからインストールすることができます。
UI からのインストール
- [Parasoft] > [設定] を選択します。
- [システムプロパティ] ページで[JAR の追加] をクリックします。
- mongodbquerytool.jar を選択して [Open] をクリックします。
- 変更を適用して SOAtest/Virtualize を再起動します。
コマンドラインからのインストール
設定プロパティ ファイルで、system.properties.classpath プロパティに mongodbquerytool.jar ファイルを追加します。例:
system.properties.classpath=<path to jar>/mongodbquerytool.jar
使用方法
MongoDB Query Tool は、SOAtest の [テストの追加] ツールからスタンドアロンツールとして追加できます。また、Virtualize のセットアップ アクション ツールとして追加することも可能です。MongoDB Query Tool を実行するには、MongoDB の接続設定と、実行するクエリーの設定が必要です。MongoDB Query Tool をテストスイートに追加したら、出力に任意の JSON ツールを追加できます。
設定
以下の設定を行うことができます。
接続の設定
ホスト | 照会する MongoDB サーバーのホストおよびポートをカンマ区切りのリストで指定します。空の場合、デフォルト値が使用されます。デフォルト値は 例:
|
---|---|
SSL を使用 | MongoDB サーバーに接続するときに SSL を使用するかどうかを指定します。指定しない場合、デフォルト値を使用します。デフォルト値は false です。 |
Read Preference | レプリカ セットのどのメンバーに読み取り操作を送信するかを指定します。読み取り設定オプションの詳細については MongoDB のドキュメントを参照してください。デフォルト値は |
認証の設定
Authentication Mechanism | MongoDB サーバーへの接続に使用する認証メカニズムを指定します。次の値を設定できます。
|
---|---|
ユーザー名 | 認証を使用する MongoDB データベースで認証に使用するユーザー名を指定します。 |
パスワード | 認証を使用する MongoDB データベースで認証に使用するパスワードを指定します。 |
認証データベース | 使用する認証データベースを指定します。指定しない場合、デフォルト値を使用します。認証メカニズムに LDAP が指定されている場合、この設定は無視されます。デフォルト値は admin です。 |
クエリーの設定
データベース | 照会するMongoDB の名前を指定します。 |
---|---|
コレクション | 照会する MongoDB コレクションの名前を指定します。 |
クエリー | MongoDB Extended JSON 言語の strict モードでクエリーを指定します (詳細については MongoDB Documentation を参照)。空の場合、デフォルト値が使用されます。デフォルト値は all documents です。 |
プロジェクション | MongoDB Extended JSON 言語の strict モードでプロジェクションを指定し ます (詳細については MongoDB Documentation を参照)。指定しない場合、デフォルト値を使用します。デフォルト値は all fields です。 |
サンプル クエリー 1
以下のクエリーは、products コレクションのすべての項目を返します。
サンプル クエリー 2
以下のクエリーは、products コレクションから product id 101 のすべてのフィールドを返します。
サンプル クエリー 3
以下のクエリーは、products コレクションから product id 101 の sku フィールドだけを返します。
クエリー結果を参照/処理するための出力ツールの使用
JSON を操作するツールであれば、MongoDB Query Tool に出力として追加することができます。たとえば、JSON Data Bank を追加して結果を参照したり、JSON Assertor を追加して結果を検証したりすることができます。出力を追加するには、以下の操作を行います。
- 適切な MongoDB Query Tool ノードを右クリックし、[出力の追加] を選択します。
- [出力の追加] ダイアログで、右側のペインから目的の JSON ツールを選択し、[終了] をクリックします。
MongoDB Query Tool を実行すると、連結したツールに出力を渡します。必要に応じて (たとえば値の抽出やアサーションの設定など) 複数のツールを連結できます。
変更ログ
この拡張プラグインには以下の更新が行われました。
1.2
MongoDB 4.0、4.2、4.4 のサポートが追加されました。
1.1
複数ホストのサポートが追加されました。
ホストおよび/またはポート接続設定を指定したスクリプトは、ツールのアップグレード後は動作しません。
接続設定のホストおよびポートは 1 つのフィールドにマージされました。接続ホストおよび/またはポートを定義するスクリプトを使用していた場合、このバージョンにアップグレードした後は、Hosts フィールドを指定する新しいスクリプトを追加する必要があります。詳細については「接続の設定」を参照してください。
- 結果をトラフィックとして出力するオプションのサポートが追加されました。
- 読み取り設定のサポートが追加されました。
1.0
- 初回リリース
サード パーティのコンテンツ
このプラグインは、以下のサードパーティのコンテンツを含みます。
- mongo-java-driver (Apache License 2.0)
その他のライセンスの詳細については、MongoDB Query Tool の licenses フォルダーを参照してください。