この演習の目的
静的解析違反を抑制する方法と抑制を管理する方法を学びます。
特定のケースで抑制を使用すると、全体としてはルールに従いつつ、開発者や開発チームに特別に例外を許可することができます。抑制とは基本的に、違反が表示されたりレポートされたりするのをブロックするフィルターです。抑制の設定は、「ソース コード内」、「DTP」、「Team Server」または「ローカル ディレクトリ(ワークスペース内)」に保存されます。
- テストを実行して [品質タスク] ビューを表示します。
- MISRA C 2004 フォルダーをすべて展開します。ルールに違反するこの式は、バグを引き起こすかもしれませんが、この式を慣例と見なす開発者も多く存在します。この式が問題ないと思う場合は、今後のテストで違反メッセージがレポートされないよう、この違反メッセージを「抑制」します。
- 違反メッセージ「ブール値が生成される式の中で代入演算子を用いてはならない」を右クリックしてショートカット メニューの [タスクの抑制] をクリックします。
抑制した違反メッセージは [抑制] ビューに移動されるため、[品質タスク] ビューから消去されます。 - 表示されたダイアログで、この違反を抑制した理由を入力します。この演習では、「
Not relevant to my code
」と入力します。 - 抑制を保存する場所を選択して [OK] をクリックします。ソース コード中で抑制を定義することには、次のような利点があります。
- どのチーム メンバーがコードをテストしても、同じ抑制設定を確実に適用できます。
- コードに抑制の理由を説明するコメントを追加し、コード レビュー時に抑制の理由が明確にわかるようにできます。
- ファイル、クラス、行レベルでルールを細かく制御できます。
- [抑制] ビューを表示して既存の抑制を参照します。[抑制] ビューが表示されていない場合、[Parasoft] メニューの [ビューの表示] > [抑制] をクリックします。
ATM.cxx
ファイルで指定した抑制が表示されるはずです。