このセクションでは、Web シナリオのテスト リクエスト/レスポンスをスタブ化する方法について説明します。

このセクションの内容:

Web シナリオのスタブとは

動的データを含むテスト アプリケーションは、たくさんの誤検出の原因となる可能性があります。そのため、どのエラーが本物で "ノイズ" なのかを判断する開発者や QA に、余計なオーバーヘッドがかかります。これを解決するために、SOAtest にはクライアントに送り返すデータを "スタブ" 化する機能があります。クライアント サイドのコード変更が最終的な HTML ページに影響を与えないようにするために、スタブ化が役立ちます。

スタブとは、SOAtest が Web サイトをとおして機能テスト シナリオを記録するときに保存する静的データです。 クライアントに渡されるデータが変化しないので、データを処理する間に発生する新しいエラーはデータを処理するクライアント サイド の JavaScript の変更に起因する可能性があります。

スタブの作成

Web シナリオを記録している間、SOAtest はクライアントによって作られる各リクエストを追跡します。同様にレスポンスも追跡します。

スタブを作成するには、次の操作を行ってください。

  1. 静的データを返したいテストを右クリックし、ショートカット メニューから [出力の追加] を選択します。
  2. [HTTP トラフィック] を選択し、[次へ] をクリックします。
  3. スタブ化するブラウザー リクエストを選択して [次へ] をクリックします。
  4. 左側のパネルで [両方] > [スタブ リクエスト/レスポンス] を選択します。
  5. 右側のパネルの任意のフォルダーの [ブラウザー スタブ ] から選択し、[終了] をクリックします。

Browser Stub ツールの構成

機能テストに追加された Browser Stub ツールを構成するには、次の操作を行います。

  1. テストに追加された [<URL> のスタブのリクエスト/レスポンス] ノードをダブルクリックします。
  2. Browser Stub のテスト コンフィギュレーション パネルで、次のオプションを変更できます。
    • 名前: Browser Stub の名前を指定します。
    • レスポンス ヘッダー ビュー: 返されたリクエスト/レスポンスのヘッダーをカスタマイズします。ドロップダウン メニューから次を選択します。
      • 全般: このオプションをリストから選択すると、戻された HTTP のバージョンおよびレスポンス コードを修正できます。
      • リクエスト/ レスポンス ヘッダー: このパネルは、サーバーに送られるヘッダー、またはクライアントに受け取られるヘッダーのリストを追加/削除/修正できます。新しいヘッダーを追加するには、[追加] ボタンをクリックします。リストに新しいエントリを追加され、[修正] ボタンをクリックすることで修正できます。[修正] ボタンをクリックすると、 2 つのテキスト フィールドを含むダイアログが開きます。上のフィールドはヘッダー名のため、そして下のオプションはヘッダーの値のためです。[OK] をクリックすると変更は恒久的になります。ヘッダーを削除するには、削除対象のヘッダーを選択して [削除] ボタンをクリックします。
      • URL パラメーター: このオプションは、リクエストを構成する場合だけ有効です。ブラウザーがサーバーにリクエストをするときに URL に配置される任意の引数を追加/削除/修正できます。
      • リテラル: このビューは、リクエストから戻された未処理のテキストを修正できます。
      • フォーム: このビューは、次のサブ オプションを提供します。
      • パラメータライズ: このオプションはプロジェクトで作成されたデータ ソースに格納されている値を返すことができます。データ ソースの設定の詳細については、「テストのパラメータライズ (データ ソース、変数、または他のテストの値を使用)」を参照してください。
      • スクリプト: このオプションは、正しい値を返すためにカスタム スクリプトを使用できます。このオプションは、SOAtest の Extension Tool を使用することと同等です。詳細については「Extension Tool (カスタム スクリプト)」を参照してください。
    • レスポンス ボディ ビュー: 返されたリクエスト/レスポンスのボディをカスタマイズします。ドロップダウン メニューから次を選択します。
      • リテラル: このビューは、リクエストから戻された未処理のテキストを修正できます。
      • パラメータライズ: このオプションはプロジェクトで作成されたデータ ソースに格納されている値を返すことができます。データ ソースの設定の詳細については、「テストのパラメータライズ (データ ソース、変数、または他のテストの値を使用)」を参照してください。
      • スクリプト: このオプションは、正しい値を返すためにカスタム スクリプトを使用できます。このオプションは、SOAtest の Extension Tool を使用することと同等です。詳細については「Extension Tool (カスタム スクリプト)」を参照してください。


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