このセクションの内容:

全般的な設定

Internet Explorer で記録と再生のパフォーマンスを最適にするために、以下のオプションの設定を推奨します。設定オプションにアクセスするには、IE のメニューで [設定] アイコン (歯車のアイコン) をクリックし、[インターネットオプション] を選択します。

詳細オプション

  1. [詳細設定] タブをクリックし、[ブラウズ] 設定に移動します。
  2. [サード パーティ製のブラウザー拡張を有効にする] オプションを有効にします。この設定は必須です。
  3. [セキュリティ] 設定の [拡張保護モードを有効にする] オプションを有効にします。この設定は IE 10 以降で必須です。この設定を有効にするには、再起動が必要です。
  4. [OK] をクリックします。

セキュリティ オプション

  1. [セキュリティ] タブをクリックしてゾーンを選択します (インターネット、ローカルイントラネット、信頼済みサイト、制限付きサイト)。
  2. [保護モードを有効にする] オプションを無効にします。この設定は常に無効にするべきです。
  3. 他のすべてのゾーンのオプションを無効にして [OK] をクリックします。

次の設定は、制限付きサイトを除くすべてのゾーンに適用されます。

  1. 任意のゾーン (制限付きサイトを除く) を選択し、[レベルのカスタマイズ] をクリックします。  
  2. [スクリプト] セクションに移動し、[アクティブ スクリプト] オプションを有効にします。この設定は常に有効にするべきです。
  3. 制限付きサイトを除く他のゾーンでこのオプションを有効にして [OK] をクリックします。

次の設定はローカルイントラネットゾーンに適用され、すべての場合に必要なわけではありません

  1. [ローカルイントラネット] を選択し、[サイト] をクリックします。
  2. [イントラネットのネットワークを自動的に検出する] オプションを無効にします。
  3. 以下のオプションを有効にし、[OK] をクリックします。
    1. 他のゾーンに指定されていないローカル (イントラネット) のサイトをすべて含める 
    2. プロキシ サーバーを使用しないすべてのサイトを含める 
    3. すべてのネットワークパス (UNC) を含める 

「Unable to start Internet Explorer framework」 エラーのトラブルシューティング

上記の推奨される設定を使用していても「Unable to start Internet Explorer framework」エラーがまだ表示される場合、以下のトラブル シューティングを試してみてください。

  1. ブラウザーと最初のページが完全に読み込まれるだけ十分な時間を取ります。それには、[Parasoft] メニューの [設定] > [Parasoft] > [ブラウザー] > [ブラウザーのタイムアウトの設定] > [起動時のタイムアウト] で十分なタイムアウト時間を設定します。この設定は特に、最初の読み込みに時間がかかるサイトを遅いマシン上で読み込んでいる場合に役立ちます。



  2. ページが読み込まれなかった場合、SOAtest/Virtualize でプロキシが正しく設定されていることを確認し、 Internet Explorer のインスタンスが残っていないことをチェックしてください。前のブラウザー テスト セッションから残っている Internet Explorer のインスタンスは、新しいインスタンスとやり取りすることがあり、その結果、競合が起こる可能性があります。

セキュリティの設定

SOAtest/Virtualize で作業している最中、Internet Explorer の[拡張保護モード]、 [セキュリティ強化の構成] および [保護モード] を有効にすることはできません。

拡張保護モード 

シナリオの記録および再生時には、Internet Explorer 10 で追加された拡張保護モードはサポートされません。 

拡張保護モードが有効化されている場合、SOAtest/Virtualize でシナリオを記録または再生しようとすると、「'Unknown Publisher' の 'Recorder Registrar Class' が Internet Explorer の拡張セキュリティ機能と互換性がないため無効化された」ことを通知する警告ダイアログが表示されます。拡張保護モードを無効にしない場合、トラフィックの記録、負荷テスト用のシナリオの構成、HTTP リクエストのアサート、NTLM/ダイジェスト/ベーシック認証を使用した自動ログインなどの SOAtest/Virtualize の Web テスト シナリオが無効になります。

Internet Explorer で拡張保護モードを無効にするには、[ツール] > [インターネット オプション] > [詳細設定] をクリックし、[セキュリティ] > [拡張保護モードを有効にする] オプションをオフにします。


セキュリティ強化の構成 

Windows Servers 2003 および 2008 では、 Internet Explorer の [セキュリティ強化の構成] がデフォルトで有効です。[セキュリティ強化の構成] は、SOAtest/Virtualize がそれらのマシン上で Internet Explorer を使ってシナリオを再生することを妨げます。SOAtest/Virtualize が Internet Explorer を起動すると、以下のようなダイアログが表示され、シナリオは完了しません。


これらのマシン上でブラウザーの再生と記録を実行するには、http://www.visualwin.com/IE-enhanced-security/ で説明しているように、[セキュリティ強化の構成] を無効にするべきです。[セキュリティ強化の構成] の詳細については、 Using Internet Explorer Enhanced Security Configuration on Terminal Servers (MSDN Website) を参照してください。  

別の方法として、http://support.microsoft.com/kb/933991 で説明するようにサイトが「信頼済みサイト」になるように、[セキュリティ強化の構成] を設定してこのダイアログを表示しないようにできます。そうすれば、SOAtest/Virtualize はシナリオを再生できます。ただし、推奨する方法は [セキュリティ強化の構成] を完全に無効にすることです。

保護モード

Internet Explorer が保護モードで実行中の場合、インターネット、ローカル イントラネット、制限サイト、および信頼済みサイトの 4 種類すべてのゾーンについて保護モードが自動的に無効化されます。

保護モードを再び有効にするには、次の操作を行います。

  1. Internet Explorer の [インターネット オプション] ダイアログを開きます。
  2. [セキュリティ] タブをクリックします。
  3. Web コンテンツ ゾーンを選択します。
  4. [保護モードを有効にする] チェックボックスをオンにします。

保護モードが再び有効になったことを検証するには、 Internet Explorer のステータスバーの Web コンテンツ ゾーンの隣に「Protected Mode: On」が表示されていることを確認します。

  • No labels