このリリースによるアップデートは次のとおりです:
Release date: October 12, 2021
ペネトレーション テストのネイティブ サポート
Parasoft SOAtest は API のペネトレーション テストに対応しました。API のテスト シナリオからセキュリティ テストを効率的に作成し、自動化した CI プロセスにペネトレーション テストを追加できるようになりました。既存の機能テストをセキュリティ テストとして活用し、開発の早期段階からセキュリティ テストの実行が可能になりました。そのため、セキュリティに関する重大な欠陥が埋め込まれた状態でないことを、リリース前に何度も検証することが可能になりました。
詳細については、侵入テスト を参照してください。
SOAtest/Virtualize Server Web アーカイブのカスタム テスト コンフィギュレーション
WAR デプロイメント版 (soavirt.war) で使用するワークスペースで、カスタム テスト コンフィギュレーションを作成し、さまざまなコンフィギュレーションでテストを実行できるようになりました。この変更に伴い、正しいテスト コンフィギュレーションの指定が必須になりました。
コンフィギュレーションが指定されていなかったり、誤ったコンフィギュレーションが指定されている場合、デフォルトのテスト コンフィギュレーションで置き換える処理が実行されなくなりました。
CTP の UI から SOAtest/Virtualize サーバーの登録
CTP 管理者は、CTP の [Virtualize サーバー] 画面から SOAtest/Virtualize サーバーを CTP に接続できるようになりました。
ネイティブ CRUD Tool の読み取り操作
CRUD Tool に読み取り操作が追加され、CRUD (作成、読み取り、更新、削除) ツールが完成しました。読み取り操作は、データセット レコードから値をコピー (または抽出) し、データ リポジトリのレコードを更新することを可能にします。
合理化されたテスト影響分析
テスト コンフィギュレーションで設定を行い、テストを実行するだけで、ベースライン カバレッジ レポートを生成できるようになりました。 詳細については、テスト影響度分析 を参照してください。
CTP ジョブの結果を DTP に公開
テスト結果を DTP に送信するように CTP ジョブを設定できるようになりました。
RESTful サービス定義からパラメータライズされたメッセージの生成
トラフィック ウィザードで、記録済みのトラフィック ファイルではなく、RESTful サービス定義を指定し、パラメータライズされたクライアントとレスポンダーを生成できるようになりました。 これは、記録済みのトラフィック ファイルを用意できない場合に、サービス定義のみに基づいてパラメータライズされたメッセージを生成することを可能にしました。また、サービス定義に新しいリソースが追加されたときは、既存のテンプレートも簡単に更新できるようになりました。
- トラフィック ファイルがない場合でも、トラフィック ウィザードで [空のグループ] を選択し、サービス定義やテンプレート ファイルで定義されたメッセージ グループを作成できるようになりました。
レポート機能のアップデート
デスクトップ インストール版で生成可能な HTML、PDF、および XML レポートの形式が、WAR デプロイメント版で生成可能なものと同じになり、よりモダンなルック アンド フィールを備えました。注:デスクトップ インストール版で生成可能な新しい形式のレポートには、いくつかの制限があります。 詳細については、Legacy Report Format を参照してください。
WAR デプロイメント版には、テスト実行時に使用したアクティブな環境に関する詳細を XML レポートに追加するオプションが追加されました。
WAR デプロイメント版には、JSON Assertor および XML Assertor ツールで実行した各アサーション結果に関する詳細を XML レポートに追加するオプションが追加されました。
その他のアップデート
CTP で、.tst および .pva ファイルへの URL を共有できるようになりました。
- CTP で、テストシナリオおよび仮想アセット ツリーを右クリックのアクション メニューから操作可能になりました。
- CTP で、メッセージ プロキシを作成し、HTTP、JMS、および MQ の接続設定を変更できるようになりました。
- Parasoft 検索で、ツールとテストスイートに設定した変数名を検索できるようになりました。
- テスト実行で使用する SOAtest サーバーの REST API (/testExecutions) で、localsettings プロパティを設定できるようになりました。
- Internet Explorer 11 (IE11) は、このリリース(2021.2)の次バージョンからサポート対象外になります。
- SOAtest/Virtualize 9.10 との CTP 連携は、このリリース(2021.2)の次バージョンからサポート対象外になります。
重大な変更
- Linux または Macで SOAtest/Virtualize のサイレントインストールを非対話型モードで行う場合、コマンドライン引数に
--accept-eula yes
の設定が必須になりました。この引数が設定されていない場合、インストールが失敗します。 - WAR デプロイメント版を使用する場合、Parasoft エンドユーザー使用許諾契約への同意が必須になりました。詳細については、Configuring Virtualize Server を参照してください。
SOA ポリシー構成ファイルの拡張子が .policy から .soapolicy に変更されました。[ポリシーの構成] パネルで既存のポリシーファイルを開くには、拡張子 .soapolicy を使用するように既存のポリシーファイル名を変更する必要があります。詳細については、SOA 品質ガバナンスとポリシーの施行 を参照してください。
- テストと開発成果物の関連付けでは、関連付けごとに URL を指定できなくなりました。生成されたレポートに表示されるアーティファクトへのリンクに対して、各タイプの関連付けで用いる URL テンプレートを設定する必要があります。 SOAtest のアップグレード後、リンクがレポートに引き続き表示されるようにするには、次のいずれかを実行する必要があります :
関連付けで用いる URL テンプレートを指定する。 詳細については、Linking to Correlated Artifacts in Reports を参照してください。
従来のレポート形式を有効にする。 詳細については、Legacy Report Format を参照してください。
解決済みの PR/FR
ID | 説明 |
---|---|
CTP-6061 | CTP ジョブにサブスクライブして、ジョブ完了時に電子メールを受信する |
CTP-7460 | CTP サーバー ページの読み込みが遅い |
CTP-7505 | ジョブがキューでスタックするが、サーバーを停止して開始するとなおる |
CTP-7589 | CTP にアップロード後に Excel データソースファイルが破損する |
SOA-3280 | テスト中に使用されたすべてのアサーションを xml レポートに表示する |
SOA-12197 | MongoDB Query Tool の MongoDB 4.0 サポート |
SOA-13005 | SOAtest デスクトップインストール版における抑制の完全サポート |
SOA-13515 | TeamCity の Parasoft Findings の結果を更新して、WAR デプロイメントからの SOAtest レポートを受け入れる |
SOA-13641 | どの目的でどのプロキシ設定 (Eclipse または SOAtest) を使用するかを文書化 |
SOA-13936 | Windows で SOAtest をヘッドレス使用しているときに、2020.2 から 2021.1 にオフライン更新できない |
SOA-13964 | IBM javaで開始された SOAtest が xlsx Excel ファイルでエラーをスローする |
SOA-14014 | multipart/form-data テーブルがプラットフォームのデフォルト文字セットを使用してテキストパーツを書き込む |
SOA-14057 | DB Tool が特定の SQL クエリでハングしているように見える |
VIRT-2588 | 使用されていないカスタムリスナーについて警告を表示する |
VIRT-3541 | パラメータライズされたトラフィック ウィザードでグループ化とデータリポジトリにサービス定義を使用する |
VIRT-4146 | ルート レコード タイプに名前を付けるペイロード機能からデータリポジトリを作成する |
VIRT-4641 | Data Repository CRUD Tool の読み取り操作 |
VIRT-4759 | ツール名を用いた Parasoft 検索 |
VIRT-4760 | テスト スイート変数名を用いた Parasoft 検索 |
VIRT-4781 | デスクトップ UI からパラメータライズされたトラフィック ウィザードにアクセスするときに NPE が発生する |
VIRT-4876 | MIME Type hal+json がレスポンダーに表示されない |
VIRT-4880 | データベース データソースが障害イベントを報告しない |
VIRT-4892 | ISO8583 Extension でパッケージャー パスの相対パスをサポート |
VIRT-4893 | データ リポジトリの列名で用いた 2 バイトの数字が正しく処理されない |
VIRT-4894 | SOAVirt WAR ファイルの HTTPS に関するドキュメントが不正確 |