このトピックでは、SOAtest の結果の表示について説明します。このセクションの内容:
結果のフィルタリング
デフォルトでは、[品質タスク] ビューにはテスト結果が累積して表示されます。たとえば、Team Server からテスト結果をインポートした後に GUI から 2 回テストを実行した場合、インポートしたすべてのタスクに加えて 2 回分のテスト結果も表示されます。
最後のテスト セッションの結果だけ、あるいは選択したリソースの結果だけを確認したい場合、結果をフィルタリングできます。
- [品質タスク] ビューのツールバーの [フィルター] ボタンをクリックします。
- 表示されたダイアログで、フィルター オプションを設定します。
タスクとテスト コンフィギュレーションの照合
[品質タスク] ビューは、タスクとなったテスト コンフィギュレーションに直接リンクしています。タスクを右クリックし、[テスト コンフィギュレーションの表示] を選択してテスト コンフィギュレーションを確認できます。タスクに関連するテスト コンフィギュレーション コントロールが直接開きます。たとえば、静的解析タスクを選択した場合、[静的] タブが開き、該当するルールがハイライト表示されます。
これにより、テスト コンフィギュレーションの設定を確認または変更したり、結果がサーバー実行からインポートされた場合に使用されたテスト コンフィギュレーションを確認したりできます。
テスト結果の表示のカスタマイズ
品質タスクやコード レビュー タスクの表示方法は、必要に応じてカスタマイズすることができます。
表示レイアウトと表示内容を変更する
以下の操作を行って、[品質タスク] ビューのレイアウトと表示内容を変更できます。
- レイアウト テンプレートを選択する
- レイアウト テンプレートをカスタマイズする
- 新しいレイアウト テンプレートを追加する
- [品質タスク]ビューからカテゴリを変更する
- 選択したメッセージを消去する
- すべてのメッセージを消去する
レイアウト テンプレートを選択する
次のレイアウト テンプレートが用意されています。
- SOAtest Change Impact Layout: テスト対象アプリケーションへの変更によって影響を受けた可能性のあるテストを確認するため。
- SOAtest Default Layout: 機能テスト用。
- SOAtest Static Analysis Layout: ソース コードに対する静的解析の実行用 (たとえば Parasoft スキャニング パースペクティブからなど)。
- SOAtest Static Analysis for Functional Tests Layout: テスト スイートの実行による静的解析の実行用 (たとえば Browser Testing ツールまたは Scanning ツールがあるテスト スイート)。
- Virtualize Change Impact Layout: このテンプレートは、Virtualize もインストールされている場合に使用できます。テスト対象アプリケーションへの変更によって影響を受けた可能性のあるテストを表示します。
- Virtualize Default Layout: このテンプレートは、Virtualize もインストールされている場合に使用できます。サービスの仮想化用。
現在の目的に合ったレイアウトを選択するには、以下の操作を行います。
[品質タスク] ビューの右上のプルダウン メニューをクリックします。
- [表示] メニューから適切なレイアウト オプションを選択します。
レイアウト テンプレートをカスタマイズする
定義済みのレイアウトをカスタマイズするには、以下の操作を行います。
- [品質タスク] ビューの右上のプルダウン メニューをクリックします。
- [内容の構成] を選択します。
- 表示されたダイアログで構成を指定します。次の点に注意してください。[コメント] は、ソース管理システムにコミットするときに入力されたコメントを表示します。
新しいレイアウト テンプレートを追加する
新しいレイアウト テンプレートを追加するには、次の操作を行います。
- [品質タスク] ビューの右上のプルダウン メニューをクリックします。
- [内容の構成] を選択します。
- 表示されたダイアログの左側にある [新規] ボタンをクリックします。
- 追加されたテンプレートを選択して名前を変更し、レイアウトの構成を指定します。次の点に注意してください。[コメント] は、ソース管理システムにコミットするときに入力されたコメントを表示します。
[品質タスク]ビューからカテゴリを変更する
[品質タスク] ビューから直接カテゴリの再編成、非表示、および削除を行うには、次の操作を行います。
- [品質タスク] ビューで項目を右クリックします。
- ショートカット メニューの [レイアウト] から適切なオプションを選択します。
メッセージの消去
[品質タスク] ビューに表示されているメッセージを消去し、最も重要なメッセージだけに集中したい場合があります。たとえば、レポートされたエラーを修正している場合、修正が完了したエラーのメッセージを消去したいことがあります。そうすれば、修正が必要なエラーのメッセージだけが [品質タスク] ビューに残ります。
消去した違反メッセージは一時的に削除されるだけです。今後のテストで同じ違反が発生した場合、違反メッセージはまたレポートされます。
メッセージは、個々に消去することも、[品質タスク] ビューに表示されているカテゴリで消去することも、レポートされたすべてのメッセージを消去することもできます。
選択したメッセージを消去する
[品質タスク] ビューでメッセージを選択して消去するには、次の操作を行います。
- 削除するメッセージまたはメッセージ カテゴリを選択します。複数のメッセージを選択するには、 Shift キーまたは Ctrl キーを押しながらメッセージをクリックします。
- 選択したメッセージを右クリックし、ショートカット メニューの [削除] をクリックします。
選択したメッセージが [品質タスク] ビューから消去されます。
すべてのメッセージを消去する
レポートされたすべてのメッセージを消去するには、次の操作を行います。
- [品質タスク] ビューの [ビューからすべてを削除] ボタンをクリックします。
レポートの生成
このセクションでは、GUI またはコマンドラインからのテスト結果をレポートとして生成する方法について説明します。 HTML、PDF、またはカスタム XSL のレポートを生成できます。
このセクションの内容:
レポートのカテゴリと内容について
レポートのカテゴリと内容は製品によって異なります。特定の Parasoft 製品で生成されるレポートの詳細については、その製品のドキュメントを参照してください。
Eclipse でのレポート表示問題のトラブルシューティング
古いバージョンの Eclipse の既知のバグにより、レポートの表示時にクラッシュが発生する可能性があります。次の回避策は、この問題を避けるために役立つ場合があります。
- 最新バージョンの Eclipse に更新します。
- 修正された XULRunner プラグインを Eclipse にインストールします。
- EPF (Eclipse Preferences File) を使って、外部のブラウザーを使用するよう Eclipse を設定します。"browser-choice" オプションを変更する必要があります。例:
/instance/org.eclipse.ui.browser/browser-choice=1
- (テスト プロセスの最後でのみ問題が発生している場合) [レポートとパブリッシュ] ダイアログで [ブラウザーで開く] オプションを無効にします。
GUI からの生成
レポートの生成
テストが完了した後に直ちにレポートを生成するには、以下の操作を行います。
- テストが完了した後、[テスト進捗] ビューでツールバーの [レポートを生成] ボタンをクリックします。
- 表示されたレポート ダイアログを完了します。[レポート] ダイアログでは次の設定を指定できます:
設定: レポート設定 ( [設定] ボタンをクリックし、次の説明にあるように設定を指定します: レポート設定)。
オプション ファイル: 使用するレポート設定が指定された任意のローカル設定ファイル (オプション ファイル)。ローカル設定ファイルは、GUI の [設定] ウィンドウでのレポート設定を上書きします。ローカル設定を使ってレポート設定を指定する方法については、「ローカル設定の指定」を参照してください。
- レポートの場所: レポート ファイルの場所。デフォルトは
<USER>\AppData\Local\Temp\parasoft\reports
(Windows) または<USER>\parasoft\reports
(macOS) です。 - ブラウザーで開く: 自動的にレポート ファイルをブラウザーで開くかどうか。
- レポートの削除: 終了時にレポートを削除するかどうか。
- レポートの生成: レポートを作成するかどうか。
- レポートのパブリッシュ: Team Server にレポートをアップロードするかどうか (Server Edition のみ。Team Server が必要)
- コード レビューのパブリッシュ: コード レビューのタスク/結果を Team Server にアップロードするかどうか (任意のエディション。Team Server が必用)
- [OK] をクリックしてレポートを開きます。
Team Server へのレポートのアップロード
Team Server にレポートをアップロードするには、以下の操作を行います (Server Edition のみ)。
- 上記の操作を行った後、[OK] をクリックする前に [パブリッシュ] の [レポート] を有効にします。
複数のテスト実行の結果を累積または分離するには
Team Server は一意なレポートを特定するために次の条件を使用します。
- ホスト名
- ユーザー名
- セッション タグ
- 日付 - 毎日、その日の最後のテスト実行だけがトレンド グラフに使用されます。
チームが 1 日に何度かテストを実行していて、すべてのレポートを Team Server に格納するには、テスト実行のたびに異なるセッション タグを使用する必要があります。この設定は、テスト コンフィギュレーションの [共通] タブの [セッション タグのオーバーライド] で行うことができます。
コマンドラインからの生成
コマンドラインからのテスト結果をレポートとして生成するには、 -report %REPORT_FILE%
オプションを指定してコマンドを実行します。Team Server にレポートをアップロードするには、-publish
オプションも指定します。詳細については「コマンドラインからのテスト実行 (soatestcli)」を参照してください。
詳細レポートの設定
SOAtest での結果の確認
[品質タスク] ビューでは、SOAtest の結果がタスク リストとして提供され、システムの品質を保証するために進行する方法を決定するのに役立ちます。
機能テスト
機能テストの結果はテスト スイート別に分類されています。詳細については、「機能テストの結果の確認」 を参照してください。
静的解析
静的解析の結果は、静的解析のために設計されたレイアウトでレビューされるべきです。静的解析用のレイアウトを有効にして静的解析の結果をレビューする方法については、「静的解析結果の参照」 を参照してください。