このセクションの内容

概要

Parasoft Virtualize は、データベース クエリーと対応する結果のデータとを一緒に記録して、データ接続の仮想化に使用できます。そのため、テストや開発の作業期間に、アプリケーションをデータベースへの依存性から切り離すことを可能にします。このような分断はしばしば、環境に複雑性と不安定性をもたらす、テスト データの管理や、複数のチームが同じデータベース アセット上で競合するという課題を軽減します。さらに、データベース接続の仮想化を可能にすることで、負荷テストが より良い測定をすることも可能にします。追加データベース インスタンスの割り当てやライセンス購入の必要はありません。

データベースの振る舞いの仮想化には、3 つの主なステップがあります。

1. データベースに渡される SQL クエリーおよび返される結果セットをキャプチャします。詳細については、下記の「About Database Recording」を参照してください。
2. キャプチャした振る舞いを仮想化するために SQL レスポンダーを作成します。詳細については、「データベースの記録から SQL レスポンダーを作成」を参照してください。
3. SQL レスポンダーを仮想アセットとしてデプロイします。詳細については、「仮想アセットのデプロイ」を参照してください。

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About Database Recording About Database Recording

データベースの記録とは

データベースの仮想化を有効にするには、Parasoft JDBC ドライバーが実行中のデータベースの振る舞いを記録します。このドライバーの詳細については、「Parasoft JDBC ドライバーの使用」を参照してください。

データベース記録の準備をするには、Parasoft JDBC ドライバーがデプロイされるアプリケーション サーバーに移動し、記録モードに設定します。手順については、「クエリーおよびデータの記録」を参照してください。

トラフィックをキャプチャするための環境が用意できたら、Parasoft JDBC ドライバーはデータベースに渡された SQL クエリー、およびユース ケースまたは実行されているテスト シナリオに返された結果セットをキャプチャします。 

データベースの記録の仮想アセットに変換

キャプチャしたデータは SQL Responder ツールを用いて仮想アセットの生成に使用できます。そのため、チームはデータベースそのものにアクセスする必要なしに、このデータベースの振る舞いにアクセスできるようになります。詳細については、「データベースの記録から SQL レスポンダーを作成」を参照してください。