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64-bit Java Runtime Environment をサポートする Linux ディストリビューションに DTP をインストールすることができます。DTP のインストールと管理のために専用ユーザー をインストールすることができます。
Note |
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Linux での DTP のインストールと管理には専用ユーザー アカウント (root 以外) |
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を推奨します。 |
データベースの要件
DTP は MySQL、PostgreSQL、および Oracle データベースをサポートします。DTP で使用するデータベース サーバーのインストールと設定の詳細については、「Database Settings」を参照してください。
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で使用するデータベースの設定の詳細については、「Configuring the Database Connection」を参照してください。
データベース接続をセットアップするために必要な MySQL、PostgreSQL、および Oracle JDBC ドライバーは DTP に同梱されていません。インストールの完了後に、ドライバーをダウンロードして <DTP_DATA_DIR>/lib/thirdparty
ディレクトリの下に格納してください。
MySQL
以下のバージョンがサポートされています。
- MySQL 8.0
- MySQL 5.7
データがエクスプローラー ビューに継続的にロードされる場合、read_rnd_buffer_size
変数の値を増やしてください。
MySQL でバイナリ ログが有効になっている場合は、ROW または MIXED バイナリ ログ形式を使用する必要があります。STATEMENT 形式は機能しません。
DTP のアップグレード後にデータベースの更新を実行するには、一時ファイルを書き込むための十分なディスク領域が MySQL に必要です。これは大規模なデータベースでは問題になる可能性があります。更新中にテーブルを変更したりインデックスを追加したりすると、MySQL は一時ストレージ (MySQL tmpdir 変数で指定されたディレクトリ、Linux ではデフォルトで /tmp ディレクトリ) に書き込みます。この一時ストレージは、データベース テーブルを格納する場所とは異なるディスク パーティションにある場合があります。MySQL が一時ファイルを保存する場所の設定方法については、https://dev.mysql.com/doc/refman/8.0/en/temporary-files.html を参照してください。
MySQL の文字セットと照合順序の設定
DTP データベース用の MySQL 作成スクリプトは、文字セットに utf8 を使用し、照合順序に utf8_general_ci を使用します。これは、UTF-8 文字 (日本語や中国語など) をデータベースに格納できるようにするためです。DTP は UTF-8 4 バイト文字セット ("utf8mb4") をサポートしません。
データベースに UTF-8 文字を保存するには、MySQL サーバーの文字セットと照合順序も UTF-8 に設定する必要があります。データベースを作成する前に、MySQL サーバーの設定を変更することを強く推奨します。
- my.ini (Windows) または my.cnf (Linux) をエディターで開きます。
- [mysqld] の下のセクションで、以下のプロパティを追加または編集します。
character-set-server = utf8
collation-server = utf8_general_ci
サーバーの文字セットの設定の詳細については、MySQL のドキュメントを参照してください: https://dev.mysql.com/doc/refman/5.6/en/charset-server.html
Oracle
以下のバージョンがサポートされています。
- 19c
- 18c
- 12c (非推奨)
Oracle の文字セットと照合順序の設定
Oracle はターゲットの文字セットを AL32UTF8 に設定することを推奨します。詳細については Oracle Database Migration Assistant for Unicode のドキュメントを参照してください: https://docs.oracle.com/database/121/DUMAG/ch2migrasteps.htm#DUMAG136
PostgreSQL
以下のバージョンがサポートされています。
- 15
- 14
データベースの最小接続数
データベース サーバーは少なくとも 150 の同時接続を DTP に提供するべきです。データベース サーバーが十分な数の接続を提供しない場合、最大接続数に達する前に DTP がデータベースへの新規接続を作成できない可能性があります。
DTP Enterprise Pack データベース
DTP Enterprise Pack(Extension Designer を含む) には、独自の組込みの MongoDB が同梱されています。DTP Enterprise Pack をインストールしていて、組込みの MongoDB を使用する場合、MongoDB のドキュメントと以下の抜粋で説明しているように、Linux で XFS ファイル システムを使用するか、Windows で NTFS ファイル システムを使用することを推奨します。外部の MongoDB を使用する場合は、使用するバージョンの要件を参照してください。
Panel | ||
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ハードウェア
最適なパフォーマンスを得るために、DTP とデータベースを異なるサーバーにインストールすることを強く推奨します。それぞれの最小ハードウェア要件を以下の表に示します。また、以下の点に注意してください。
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デフォルト ポート | 説明 | |
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80 (Windows), 8080 (Linux) | DTP Server | |
8443 (Windows および Linux) | SSL Connector | |
2002 | License Server | |
8005 | Apache Tomcat のポート | 2002|
License Server | 8082 | Parasoft 解析エンジンとサード パーティの統合のための Data Collector。 |
9003 | セッション管理データを担当する HyperSQL データベース サーバーが使用します。 | 18888|
Team Server (非推奨) | 3306 | MySQL のデータを送信または取得するために使用されるデフォルト ポート。 |
5432 | PostgreSQL のデータを送信または取得するために使用されるデフォルト ポート。 | |
1521 | Oracle のデータを送信または取得するために使用されるデフォルト ポート。 | |
61617 | JMS イベント ブローカー。 | |
1883 | MQTT トランスポート コネクタ。 |
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- Microsoft Edge
- Firefox
- Google Chrome
- Safari
その他の要件
ファイル ディスクリプタの制限
Linuxでは、1 プロセスあたりのファイル ディスクリプタの数に制限があります。この制限は、DTP が安全にサポートできる同時接続数に影響します。DTP を使用する同時ユーザーの数が多い場合 (たとえば Report Center ダッシュボードあるいは REST API)、DTP を起動する前にファイル ディスクリプタの制限数を増やしてください。
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サーバーの動作は OS によって異なるため、慎重に判断して環境に適した制限数を決定してください。制限数を増やす方法はディストリビューションによって非常に異なります。制限数を増やすことができるかどうか、およびそのその方法については、OS のドキュメントを参照してください。
ZIP 解凍プログラム
圧縮されたフォルダー/ファイルを解凍できるプログラムをインストール マシンにあらかじめインストールしておく必要があります。
Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ
Windows 上の DTP Enterprise Pack データベースには Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ (2015 以降) が必要です。このパッケージは非常に一般的であり、システムにすでにインストールされている可能性があります。まだインストールされていない場合、DTP インストーラーはパッケージのダウンロードを試みます。