Versions Compared

Key

  • This line was added.
  • This line was removed.
  • Formatting was changed.
Comment: Published by Scroll Versions from space FUNCTDEV and version SVC2023.2

このセクションでは、 Virtualize サーバー上で発生するイベント (受信したリクエスト メッセージ、送信したレスポンス メッセージ、エラー、など) および、 Virtualize サーバー上にデプロイされたメッセージ プロキシを理解するために、 [Parasoft イベント詳細] パースペクティブを使用する方法について説明します。この機能は、ローカルおよびリモート両方の Virtualize サーバーで利用可能です。

どの Virtualize サーバーのイベントをモニターするか指定し、要求に応じて詳細のレポートを開始/終了できます。

セクションの内容:

Table of Contents
maxLevel1

イベント モニターの有効化

デフォルトで、 Parasoft Virtualize は Virtualize サーバーに関連するイベントのログを記録してレポートするように設定されています。イベント モニター設定の確認および変更をするには、次の操作を行います。

  1. GUI モードで Virtualize サーバーを起動します。
  2. GUI で、可視性を求めるサーバーのコンフィギュレーション パネルを開きます ([Virtualize サーバー] ビューで対象ノードをダブルクリックします)。
  3. [サーバー構成] タブで、利用可能なオプションを確認および変更します。
    • イベント レポート サービスの有効化: 対象サーバーのイベント モニターを有効化/無効化します。デフォルトではイベント モニターは有効になっています。
       
    • イベントレポートプロバイダー: イベント モニター サービスが使用するプロバイダーを指定します。デフォルトでは、 ActiveMQ ベースのビルトイン プロバイダーが使用されます。別のプロバイダーを使用するには、一覧から利用可能なオプションを選択し、設定を入力します。
    • ポート: デフォルトのサービスのポート番号は 9617 ですが、このポートがすでに使用中の場合、システムのポートの利用状況に基づいて別のポート番号が自動的に割り当てられます。起動時に JVM 引き数で次のプロパティを指定して手動でポートを設定することもできます。 

      parasoft.event.monitoring.broker.port=<port>

イベント モニターの開始/停止

開始

Virtualize に仮想アセットおよびメッセージ プロキシに関連するイベントのレポートを開始させるには、次のいずれかの操作を行います。

  • [Virtualize サーバー] ビューでアセットまたはプロキシを右クリックし、[モニターの開始] を選択します。
  • プロキシ/アセットの設定パネルで、 [モニターの開始] をクリックします。

関連するアイコンは、モニター中であることを示す表示に変わります。

停止

Virtualize に仮想アセットおよびメッセージ プロキシに関連するイベントのレポートを停止させるには、次のいずれかの操作を行います。

  • [Virtualize サーバー] ビューでアセットまたはプロキシを右クリックし、[モニターの停止] を選択します。
  • プロキシ/アセットの設定パネルで、 [モニターの停止] をクリックします。


Tip
titleヒント
  • イベントのモニターは、仮想アセット レベルまたはメッセージ プロキシ レベルで開始/停止できます。
  • 複数の仮想アセットを選択し、そのすべてに対して右クリック コマンド 1 つでモニターの開始/停止ができます。
Excerpt
Scroll pdf ignore

動画チュートリアルメッセージ プロキシからのトラフィックのモニターおよび記録

この動画では、メッセージ プロキシからのトラフィックをモニターおよび記録する方法を説明します。

Vimeo
URLhttps://player.vimeo.com/video/123588012

イベントの参照および検索

[Parasoft イベント詳細] パースペクティブは Virtualize サーバー上で発生するイベント (受信したリクエスト メッセージ、送信したレスポンス メッセージ、エラーなど) の参照や検索に役立つ設計になっています。

このパースペクティブは次の方法で開くことができます。

  • ワークベンチの右上のショートカット バーの [Parasoft イベント詳細] をクリックします。
  • ショートカット バーで [パースペクティブを開く] をクリックし、[その他] を選択します。[パースペクティブの選択] ダイアログが開くので、 [Parasoft イベント詳細] を選択します。
  • [ウィンドウ] メニュー > [パースペクティブを開く] > [その他] を選択します。[パースペクティブの選択] ダイアログが開くので、 [Parasoft イベント詳細] を選択します。

モニターしたイベントは [イベントログ ] ビューに発生した順番に表示されます。次のようなイベントが表示されます。

  • 受信したリクエスト メッセージ
  • 送信したレスポンス メッセージ
  • データ ソースの使用状況 (どのデータ ソース行がレスポンス メッセージで使用されたか、など)
  • エラー イベント (リクエストがメッセージに対応しなかった、不正なメッセージが送信された、など)
  • セットアップ アクション スイートの実行イベント (アクション スイートについての詳細は、「Defining Provisioning Actions」を参照してください)

次の方法でイベントを検索できます。

目的方法
イベントの詳細を確認する[イベント ログ ] ビューで関連するイベントを選択する
現在の情報をクリアし、新しいセッションを開始する[新規ログの開始] をクリックする
最新の 5 つのログのうち 1 つを参照する[イベント ログ] ビューの [履歴] メニューから適切なログを選択する

Anchor
Reviewing Message Proxy Events
Reviewing Message Proxy Events
メッセージ プロキシ イベントの参照

デプロイされたメッセージ プロキシをメッセージが通過するときに生成されたイベントを参照することは、テスト対象アプリケーションがどんなトラフィックをメッセージ プロキシを通して送信しているかを理解するのに役立ちます。一般的に、メッセージ プロキシを通過するリクエスト/レスポンス メッセージのペアは、次のようなイベントを生成します。

  • 受信リクエスト: メッセージ プロキシによってメッセージが受信されたことを示します。メッセージを受信した HTTP パスまたはキュー名、 Virtualize サーバーのホスト名、およびメッセージの詳細を提供します。
  • プロキシ送信リクエスト: プロキシが意図したターゲット サービスの宛先にメッセージを転送したことを示します。詳細には宛先とメッセージ コンテンツが含まれます。
  • プロキシ受信レスポンス: プロキシがターゲット サービスからレスポンスを受信したことを示します。
  • 送信レスポンス: プロキシがサービスから受信したレスポンスを呼び出し元 (テスト対象アプリケーション) へ転送したことを示します。

プロキシが仮想アセットのエンドポイントにメッセージを転送するように構成されている場合は、同じイベントが生成され、メッセージの宛先の詳細はそれを示すために URL または宛先の詳細が含まれることに注意してください。 しかし、プロキシ メッセージを受信する仮想アセットもモニターされている場合、それ自身のイベントが生成されます (一般的には、「受信リクエスト イベント」および「送信レスポンス イベント」の 2 つの成功したトランザクションです)。

イベントに対するフィルターの実行
Anchor
Filtering Events
Filtering Events
Anchor
Filtering Events1
Filtering Events1

[フィルター] ビューを使用して、フォーカスしたいイベントを絞り込むことができます。次のようにイベント ログにフィルターを実行できます。

目的方法
イベント ログに表示、および保存されるイベント数を制限する。[最大イベント数] の値を変更する。
「詳細」に指定のテキスト (大文字と小文字を識別する) を含むイベントにフォーカスする。[次を含むイベントのみ] に文字列を入力する。
仮想アセットやプロキシの応答条件に一致しないメッセージを隠す。[一致しないメッセージ] を無効にする。詳細については「About Unmatched Messages」を参照してください。
エラー イベントのみ表示する (メッセージの不一致または検証の失敗が原因のエラー)。[エラーのみ] を有効にする。
指定のサーバー、仮想アセット、またはレスポンダーからのイベントを表示/非表示にする。[チェック済みソースの イベント] を有効化/無効化する。

一致しないメッセージについて

「一致しないメッセージ」とは、仮想アセットやプロキシの応答条件に一致しないメッセージです。イベント ログが一致しないメッセージを表示するように設定されている場合、そして少なくとも 1 つの仮想アセットかプロキシがモニターされるように設定されている場合、レポートされるイベントには次のようなケースが含まれます。

  • 仮想アセットまたはプロキシはメッセージを処理できなかった。
  • 1 つ以上の仮想アセットがメッセージを処理したが、一致するレスポンダーを見つけることができなかった。

Virtualize サーバーによって受信されたメッセージが、 a) 仮想アセットやプロキシ パス条件に一致しない場合、または b) 仮想アセットの応答条件に一致するが、 .pva 内のレスポンダー応答条件がこのメッセージに一致しない場合、 2 つのイベントが記録されます。

  • 着信メッセージ「受信リクエスト」イベントおよびメッセージ コンテンツ (認識不能なメッセージ」とラベル付されている)
  • エラー「ログイベント: error」イベントおよび詳細

CTP でのイベント詳細の参照

[イベント詳細] パースペクティブは、特定の時間に発生した着信メッセージ、送信メッセージ、およびエラーの即時スナップショットを提供するよう設計されています。

長時間実行トランザクションおよびサーバー イベントの履歴解析の詳細には、 CTP のイベント参照機能を使用することを推奨します。

カスタム イベントのレポート

Extension Tool (「Extension Tool for Custom Scripting」に記載) を使用すると、com.parasoft.api.ScriptingContext オブジェクトの report(IEvent) メソッドを呼び出すことで、イベント ログにカスタム イベントをレポートできます。

次は Jython の例です。

Code Block
from com.parasoft.api 
import Event def test(input, context):
    context.report(Event("Here I am!"))

詳細については、Extensibility API Javadocs の com.parasoft.api.ScriptingContext と com.parasoft.api.IEvent を参照してください。この Javadocs を参照するには、[Parasoft] メニュー > [ヘルプ] > [拡張 API] をクリックします。

サードパーティ製モニタリング システムと Virtualize イベント モニタリングの統合

Virtualize サーバーのイベント モニタリングは JMS ブローカーを利用しています。サーバーとイベント購読者間でのイベントの伝達を容易にするために、 JMS 準拠のブローカーで設定できます。Parasoft ビルトイン プロバイダーが使用されている場合 (デフォルト設定)、サードパーティ製アプリケーションで JMS 上で Virtualize サーバー イベントを購読するために、次の設定を使用できます。

Code Block
JNDI Connection URL: tcp://VirtualizeHostName:9617
JNDI Initial Context class: org.apache.activemq.jndi.ActiveMQInitialContextFactory JMS Connection Factory: ConnectionFactory
Destination Name: PARASOFT_SERVER_EVENTS
Destination type: Topic

Virtualize ホストのポートは、利用状況に基づいてサーバー起動時に動的に割り当てられるので注意してください。実際のポート番号をチェックするには、 [Virtualize サーバー] ビューからサーバーのコンフィギュレーション パネルを開くか、サーバーの設定ページ ([Parasoft] > [設定] を選択し、[Parasoft] > [サーバー] を選択) を開きます。

Virtualize サーバーのイベント モニタリング サービスによって出版される JMS メッセージは XML 形式です。一定のイベント タイプだけに興味がある場合、条件に合うイベントだけを受信するように JMS セレクター式を使用できます。

プロパティ名メッセージ タイプ
Requesttrue | false仮想アセットによって受信されたリクエスト
proxy_requesttrue | falseプロキシによって受信されたリクエスト
responsetrue | false仮想アセットによって送信されたレスポンス
proxy_responsetrue | falseプロキシによって送信されたレスポンス
Failurestrue | falseレスポンダーの失敗イベント (検証の失敗など) またはプロキシ接続エラー イベント
Errortrue | falseエラー イベント (仮想アセットやプロキシに固有でないエラー)

たとえば、仮想アセットへのリクエストやレスポンス、失敗、およびエラーを購読したいが、プロキシ メッセージのイベントは購読したくない場合、次の式を使用します。

  • request=true or response=true or failures=true or error=true

コンシューマーを作成するときに JMS セレクター式を JMS セッション オブジェクトに渡すことができます。

  • javax.jms.Session.createConsumer(destinationName, selectorExpression, true);

[Parasoft イベント詳細] パースペクティブ - GUI リファレンス

[Parasoft イベント詳細] パースペクティブの GUI は、デフォルトで次のビューを開きます。

[イベント ログ ] ビュー
Anchor
Event Log View
Event Log View

このエリアには、送信したメッセージ、受信したメッセージ、およびエラーなどの仮想化関連のイベントを表示します。ここに表示されたアイテムを選択すると、さらに詳しい情報が [詳細] ビューに表示されます。直近 5 つのログが保存され、参照可能です。

たとえば、次のログは Virtualize サーバーのイベントを表示しています。

次のログは Virtualize サーバー イベントおよび SOAtest テスト イベント (イベント ログを有効にした状態で SOAtest によって実行されたテストのイベント) の両方を表示しています。

[詳細] ビュー
Anchor
Details View
Details View

このビューは [イベント ログ ] ビューで選択されたイベントのより詳しい情報を提供します。

[フィルター ] ビュー
Anchor
Filters View
Filters View

このビューは、イベントにフィルターを実行できます。詳細については、「イベントに対するフィルターの実行」を参照してください。