はじめに

[トラック] オプションを使用して、UTA が実行する解析を拡張できます。このオプションはオブジェクトをモニターし、選択されたメソッドの実行前後でのオブジェクトの状態を比較します。これによって、実行中に特定の値がどのように変更されるかがわかり、適切なアサーションを作成するのに役立ちます。UTA インターフェイスに表示される [[method_name] のトラック ] アクションを実行すると、現在のテスト対象のメソッドまたはエディターで選択されているメソッドの呼び出しをモニターできます。

オブジェクトの変更の追跡

1. UTA で新規テストを作成するか、既存のテスト メソッドを開きます。テスト メソッド名がテスト対象メソッド名に対応している場合、UTA はテスト対象メソッドを検出して、UTA インターフェイスに [[method_name] のトラック] ボタンを表示します。
   
2. テスト メソッド名と異なる名前のメソッドの呼び出しを追跡するには、エディターで特定のメソッド呼び出しを選択します。UTA インターフェイスには、自動的に検出されたテスト対象メソッドをモニターするボタンと、エディターで選択されたメソッドをモニターするボタンの 2 つが同時に表示されることがあります。
   
3. [[method_name] のトラック] ボタンをクリックします。UTA はテストを実行し、実行中に変更され、アサーションが必要な可能性がある値に関する情報を表示します。
4. [推奨] タブおよび [変数] タブでオブジェクトの変更に関する情報を参照します。[推奨] タブには、推奨されるアサーションとともに、実行中に変更された値が表示されます。[ハイライト] リンクをクリックすると、実行フロー内で個々の推奨を参照できます。
    [変数] タブには、実行中に使用された値に関する情報が表示されます。アイコンは、変更された値を示します。
   
5. UTA インターフェイスの情報を分析して、作成するアサーションを決定します。

アサーションの作成

[推奨] タブおよび [変数] タブのどちらからもアサーションを作成できます。

• [推奨] タブで、[アサーションの作成] リンクをクリックします。

•  [変数] タブで、アサーションを行う値を右クリックし、[アサーションの作成] をクリックします。
  
  または、[コピー] オプションを使用して値をコピーし、手動でコードを入力することもできます。

検出された変更がアクセスできないフィールドで行われた場合、UTA はコードを手動で変更する必要があるアサーション テンプレートを生成します。

アクセスできないフィールドに対する推奨の生成を有効または無効にできます。詳細については「設定の構成」を参照してください。