Parasoft C++test は、ソフトウェア開発のベスト プラクティスを自動化する統合ソリューション であり、ソフトウェアの品質向上と開発チームの生産性向上を可能にします。C++test を使って コーディング ポリシーの推進、静的解析、徹底したコード レビュー、単体テスト、コンポーネント テスト、および実行時エラー検出を実行することによって、開発者は C/C++ コードが期待どおりに 正しく動作することを確証できます。C++test は、Eclipse や Microsoft Visual Studio のプラグ インとしてデスクトップで使用することも、回帰テストのためにコマンドラインからバッチ プロセ スで使用することも可能です。C++test は Parasoft Development Testing Platform と連携します。 Development Testing Platform のインタラクティブな Web ベース ダッシュボードによって、開発チームは C++test のテ スト結果やプロセス メトリクスに基づいて、プロジェクトの進捗と傾向を追跡できます。
C++test は開発チームに次のメリットをもたらします。
- コードの欠陥を早期発見する 広範囲にわたるベスト プラクティスを適用して、開発サイクルの最も早期に欠陥を特定する。つまり、欠陥の修正が最も容易な段階で欠陥を特定する。
- 既存の開発リソースをさらに活用する 既知のコーディングの問題を自動的に徹底チェックすることによって、単純作業ではなく、人間の思考を必要とするタスクにより多くの開発リソースを割り当てる。
- 信頼性の高いコード ベースを構築する コードの更新が既存機能に影響していないかをチェックする回帰テスト スイートを、効率的に作成し、継続して実行し、保守する。
- コードの品質と状況を直ちに把握する 客観的なコード評価にオン デマンドでアクセスし、コードの品質およびスケジュールの進捗状況を追跡する。
- チームの開発生産性を向上させる テストにかかる時間と労力、そして QA に届く欠陥の数を削減するベスト プラクティスを適用する。
サポートのコストを削減する 広範囲にわたる潜在的なユーザー パスに対するネガティブテストを自動化することによって、これまでは稼動環境で初めて表面化していたような問題を発見する。
C++test の機能
静的解析
法制コンプライアンス (FDA、PCI など) を推進します。セキュリティ、信頼性、パフォーマンス、保守性などに関する統一された期待をコードが満たしているかを確認します。予防的コーディング規約を確立することで、全般的なプログラミング エラーを排除します。詳細については「静的コード解析」を参照してください。
データ フロー解析
テスト ケースやアプリケーションを実行することなく、リソース リーク、例外、SQL インジェクションなどのセキュリティ脆弱性に関する複雑な実行時エラーを検出します。詳細については「フロー解析」を参照してください。
メトリクス解析
エラーが発生しやすく、保守が困難なことがわかっている複雑なコードを識別します。詳細については、「メトリクスの計測」、「静的コード解析」を参照してください。
単体テストの生成と実行 (カバレッジおよび回帰テストを含む)
システムが完成する前に信頼性や機能のテストを開始することを可能にし、デバッグなど下流での作業にかかる期間とコストを削減します。詳細については「テストの作成と実行」を参照してください。
実行時エラー検出
単体テスト実行中に、またはアプリケーションを操作しながら、競合状態、例外、リソース リーク、セキュリティ攻撃に対する脆弱性などの重大なエラーを発見します。詳細については「実行時エラー検出」を参照してください。
ピア コード レビュー
ピア コード レビューの準備、通知、追跡を含めたワークフローの管理を自動化し、デスクトップでリモート コード レビューを可能にすることで作業の負荷を減らします。詳細については「コード レビュー」を参照してください。
変更ベースのテスト
Parasoft の変更ベース てすとは、最近のソース コードの変更に直接関連するテスト ケースだけを検出して実行することで、テスト作業を最適化するのに役立ちます。変更するたびにシステム全体をテストする必要がないため、生産性が大幅に向上します。詳細については「変更ベースのテストとトレーサビリティ」を参照してください。
要求および欠陥のトレーサビリティ
Parasoft DTP は、開発者からレポートされた要求や欠陥のステータスをグラフィカルに表示するほか、要求や欠陥をテスト ケースに関連付けて追跡します。どの要求が期待通りに動作し、どの欠陥が解決され、どの要求や欠陥がまだテストを必要としているかを、一目で客観的に評価できます。このように、要求や欠陥の実際のステータスをリアルタイムで可視化できるため、後の工程で予想外の状況が発生し、スケジュールや予算を修正せざるをえない状況を防ぐのに役立ちます。詳細については「変更ベースのテストとトレーサビリティ」を参照してください。
C++test Embedded マニュアル
組み込みテスト全般については、「クロス プラットフォームと組込みテスト」を参照してください。
環境固有の情報については、「サポート対象環境の詳細」を参照してください。